「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

《公共交通機関を使った2泊3日の旅で境港に1泊》【プラン①】

※このデータは2018年までのもので、2019年3月より「境港-松江」間のバスは本数が減り、時刻も変更されておりますが、基本プランとしてそのまま掲載しております。公共交通機関のダイヤ変更などには、ご注意ください。


【プラン① 米子~大山~境港~松江~出雲】


昨日、載せたとおり《公共交通機関を使った2泊3日の旅で境港に1泊》のプランニングをしてみた。3つの案を順次、公開するので、旅好きな皆さんが参考にしていただけたらと思う。また、山陰旅に興味がある人へ、ぜひお薦めしてほしい。
2泊3日で山陰を旅する人で最も多いと思われるのが、この【プラン①】のコース。今回は、「夜行バスor寝台特急or朝イチの飛行機で米子入り」「出雲から夜行バスor寝台特急or最終便の飛行機で帰路へ」としてプランを組んでみた。


まず、朝に米子駅へ到着。最初の目的地は「大山エリア」としたい。
4月~11月ごろの休日であれば概ね、1日乗り放題1000円の「大山るーぷバス」が利用できる。
さほど本数は多くないが巡回方向は左右あるので、効率よく組み合わせれば「大山寺」「みるくの里」「桝水高原」「植田正治写真美術館」などの主要観光地を巡れる。夕陽がきれいな時期なら、最後に桝水高原がベスト。所要時間は6~8時間見ておきたい。


ただし、平日は大山寺への路線バスしかなく本数も少ないので、観光目的では不便。そのため、大山エリアの代わりに「とっとり花回廊」という選択肢もある。米子駅から無料シャトルバスが出ており、交通費は要らない。あるいは隣の安来駅から「足立美術館」へ行くのもいい。こちらも無料シャトルバスがある。こういった無料の交通機関を利用しない手はないだろう。ともに、米子駅からの移動時間を含めて所要3~4時間あれば十分。


その後、JR境線の「鬼太郎列車」に乗って、夜までに境港へ移動し宿泊。夜は海鮮を食し、ライトアップされた水木しげるロードを散策していただきたい。
「大山エリア」だと夕方まで散策、「とっとり花回廊」「足立美術館」なら昼過ぎまで散策になる感じで、それによって境港の散策が夕方になるか朝からになるかが変わってくるが、日中の水木しげるロード周辺の散策は朝でも夕方でも大差ないが、最低2時間は取ってほしい。なお、時間に余裕があれば、コミュニティバスで「美保関」へ行くか、はまるーぷバスか自転車を使って「夢みなとタワー」や「正福寺」へ足を延ばすのもいい。


翌日は、朝もしくは昼前に松江へ。
松江市内へは直行バスで40~50分。朝は9:30が始発とやや遅めで、概ね1時間おき。時間に余裕があれば、牡丹の名所「由志園」で途中下車も可能。境港と由志園がある大根島の間で、テレビコマーシャルで有名になった「べた踏み坂」と呼ばれる江島大橋を車窓から眺めることができる。


松江の見どころは、「松江城」「武家屋敷」「堀川遊覧」など。女性には「八重垣神社」も人気スポット。「縁結びパーフェクトチケット」に付いている松江の観光循環バス「レイクライン」の1日乗車券を有効に使おう。なお、1日しか使わないとしても「3日分の1日乗車券」を引き換えておけば、残りは有効期間内に再訪して使うことも可能だ。
出雲泊でもいいが、最後に美しい宍道湖の夕景を眺めたいので、松江泊のほうがベスト。出雲泊にするなら早めに移動して「稲佐の浜」で夕陽を眺めよう。


最終日は一畑電車で出雲へ。進行方向の左側に座れば、しばらく朝日を浴びた宍道湖沿いを走る。
川跡駅で乗り換えた後も、「粟津稲生神社」の鳥居が見える左側がベスト(アテンダントが乗っていれば解説あり)。
出雲では、「出雲大社」の参拝と「日御碕」は外せない。日御碕へは出雲大社からバスで30分ほど。1時間に1本で折り返しなので、「日御碕神社」の参拝と、歩いて登れる灯台では日本一高い「日御碕灯台」の散策で2時間くらい。
時間があれば「旧大社駅」「古代出雲歴史博物館」「吉兆館」「島根ワイナリー」あたり。「旧大社駅」は廃線になったJR大社線の終着駅で、国重要文化財に指定され近代産業遺産にも認定されている、歴史ある木造駅舎だ。


2日目の境港発からは、一畑グループの「縁結びパーフェクトチケット」が利用できる。3日間乗り放題で3000円。JRは利用できないが、境港―松江のバスと、松江~出雲エリアの一畑電車とバスを幅広く網羅。空港連絡バスも使えるので、特に飛行機の利用者には、お得感が増す。
このルートで使用すると、「境港―松江」のバス1000円、「松江レイクライン」のバス500円(もらっておけば3枚で1500円分)、「松江しんじ湖温泉―出雲大社前」の一畑電車810円、「出雲大社連絡所―日御碕」のバス往復1000円(正門前からだと1040円)で、合計3320円となり「縁結びパーフェクトチケット」で元が取れる。
さらに「松江駅―八重垣神社」のバス往復500円や、出雲空港から飛行機で帰るなら「出雲大社―出雲空港」のバス880円(「JR出雲市駅―出雲空港」なら720円)でも使えるので、かなりお得になる。
これが、例えば1日目を「米子泊」にすると、「縁結びパーフェクトチケット」以外の費用がかかるか、それぞれ乗車券を買う形になり、割高になってしまう。「フリー切符の有効性」で、「境港泊」が生きてくるのだ。


なお、全くの逆ルートでも特に支障はない。ポイントを絞って「米子→松江&出雲(泊)→境港(泊)→大山→米子」と、米子発着も可能だ。
実際、このプランで米子に泊まっている人も多いはず。ぜひ旅人さんに広めていただきたい!
《写真は松江、出雲の見どころ》