「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

自分が「楽しむ」ことが、「うれしさ」を生み出す

昨日は、14時過ぎに境港駅のほうへ出掛けて「世界妖怪会議」のブロンズ像の移設を見ていたら、ちょうど「新旧が連結した鬼太郎列車」の写真を撮っている人がいて、旧型があと1か月くらいで見納めになることを伝えたのをきっかけに話が弾み、そのまま17時過ぎまでご案内する流れになりました。


東京から松江に短期間の転勤で来ていると話され、境港は初めてで予備知識なく観光に来られたようでした。なので列車のことも、“妖怪たち”の出現なども知らず、まさに「純粋に」町を楽しんでいただくことができました。
“妖怪たち”は「鬼太郎」「ねずみ男」「砂かけ婆」が出現する日で、「遭遇しやすい時間帯」を狙っていたら、最初に「ねずみ男」と、16時半を過ぎて「砂かけ婆」と“遭遇”。最後、17時前に「鬼太郎」とも会えて、ご満悦でした。一人で来られていると「一緒に撮影」ができない場合があるだけでなく、「会える確率が高い時間帯」は大抵の人が知らないので、ご案内が役立ちました!(^^)!

ご案内する際は、細かい“隠しネタ”的なものに目を向けることが多いのですが、「思ったより徹底していて楽しい」と語っていただき、町の本質的なものを感じて過ごしていただくことができて良かったです。


ちなみにこの“妖怪たち”ですが、16時半〜17時ごろは会える確率が非常に高いです。
これは明確に決まっているわけではなく、また、観光協会のホームページなどでも「出現予定」だけしか記されていないので、「会えるかどうかは運次第」なのですが、毎日のように町の様相を見ていると「出会える時間帯」がある程度は把握できます。
ほぼ確実と言えるのが16時半〜17時で、あと10時半〜11時半くらいも可能性大。日中は入れ替わる感じで「すべてと会える」とは、なかなかいきません。こういったことを伝えたうえで、工夫して楽しんでいただくことが大切だと思っています。


さらに昨夜は、夜間ライトアップの試験点灯があったので見に行くと、岡山から来られた男女4人組と遭遇。説明すると「良い時に来たね」と幸運を喜ばれ、ゆっくり堪能していただくことができました。特に一人の男性は熱心に話を聞いてくださったので、すごく好印象でした。

今は「折り紙目玉おやじ」を割引券代わりに提供して「橋渡し」しているのですが、こういった人たちが「次」に繋がってくださることが、一番の願いです。


自分は、こういった時間を心から「楽しんで」います。そして、日々「楽しい自分をつくっている」ことからこそ、波及して「うれしいこと」が起きます。その繋がりが、毎日を満たします。


うちの宿のテーマは「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」。
宿泊していただいた人だけでなく、こうして偶然お会いした人とも、「楽しい!」を一緒につくって、うれしい気持ちで帰途に着いていただくことが「旅宿」としての使命だと思っています。


お会いする人の中には、有料の観光雑誌などで綿密に下調べしてくる人などは紹介されているものだけ見よう(買おう)としたり、あるいは仲間内で過ごすことだけで説明しても無視に近い人もいて、正直なところ残念に思うこともあります。今後、リニューアルが「ブーム」になる懸念があって、そんな人が増えるかもしれません。楽しみ方の違いだけでなく、「ブーム」が起こると必ず、そもそも楽しもうと思っていない「行ったという記録だけあればいい」人も現れます。
伊勢の遷宮の時、ブームによる団体客が急増しましたが、お参りのマナーが守られていない人や、みんなで「雑誌などで紹介されている同じ物を買うだけ」の人、「伊勢」と書かれていれば何でもいいという土産の選び方をする人――などが多くなり、こういった人の存在により、心から「楽しみたい」人へのサポートに時間が取れないばかりか、傍若無人な振る舞いを見て嫌な印象を抱かれたりすることが多々あり、残念でした。
今の境港においても、中国人や韓国人からの大型客船が入る日などは、団体客によるマナーの悪い行いが多発し、そういう人と一緒になったばかりに「楽しめない」人も出てきたり、印象を悪くしてしまうケースが起きています。経済効果はあるでしょうが、確実に「質」が下がる、それは必ず先々に影響すると、私は心配しています。


だからこそ「本質的な魅力」を伝えていくことに徹し、心から「楽しみに」来られている人に満足していただけるよう努め、「うれしい」と感じていただけるように、もっともっと自分も楽しんでいきます!