「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

少し足を延ばして――。その2「由良」

倉吉から2駅離れた由良は、「名探偵コナン」で知られる漫画家・青山剛昌さんの故郷。
「青山剛昌ふるさと館」は、由良駅から約2キロ弱、徒歩で20分ほど。駅からの道筋は「コナン通り」としてブロンズ像やレリーフなどがありますが、水木しげるロードのように土産店が並ぶわけではなく、途中までは幹線道路、その後は田畑が広がる田舎道を歩くことになります。はっきり言って歩いて散策する人は少なく、車で訪ねる人が多いようです。
途中、駅とふるさと館の中間くらいの位置に、グッズを扱う店やカフェ、レストランなどで構成された「米花商店街」があり、ここで小休止できます(隣に「巨大迷路」も。迷路が流行ったのは20~30年くらい前ですが、ここには現存)。


「青山剛昌ふるさと館」は、4ランクのクイズに挑戦できるのが最大の特徴。「初級」→「中級」→「上級」→「最上級」と、訪れるたびに段階を踏んで挑戦する形式です。今週の時点で「最上級」達成者は3,940人。つまり「最低でも3,940人は4回以上訪れている」と言えます。年5回ほど原画の入れ替えを行っていることもあり、ファンを飽きさせない工夫を凝らしていると感じます。
展示物も原画が多く、クイズや映像など遊びの要素が濃い感じ。「子どもが楽しめる雰囲気」は、はっきり言って「水木しげる記念館」より強いです。このあたり、企画展がなくパネル主体の水木しげる記念館は、見習わなければならないでしょう。


また今回、開館と同時くらいに訪ねたのですが、館長さん自らが駐車場のロープを外し、開館準備を行っていました。前回3年ほど前に訪ねた際もそうでした。前回も今回もいろいろお話を伺わせていただきましたが、施設への愛情、観光客への想いが、はっきり感じられました。受付や販売スタッフも同様で「楽しんで勤めている」感じを受けました。
私は、こういった印象に重点を置いて施設を見ていますが、非常に優れていると感じました。「まちづくり」としては、歩いて散策する人が少ないため機能していない面もあると感じますが(「米花商店街」も活況がなかったので)、割引券も広範囲で配布していますし、「箱モノ」としては「行政」視点ではなく「観光客の心を汲み取れている」と思います。


所要時間の目安としては、ふるさと館とその周辺で1時間、由良駅と往復の道中で1時間、計2時間くらいは必要です。


さらに、天気が良ければ倉吉駅の隣、松崎駅で下車し、東郷温泉の入浴や、東郷池の夕陽を堪能したいところ。また、この東郷温泉や、倉吉駅からバスで行ける三朝温泉、関金温泉で宿泊するのもいいでしょう。


《境港から日帰りの際のタイムテーブル》
※プラン①
境港8:07 → 米子8:57/9:25 → 倉吉10:41
(土日は境港8:22 → 米子9:07)
境港8:57 → 米子9:42/9:50 → 倉吉10:23(特急利用)
(バスで「なしっこ館」→徒歩で「赤瓦・白壁土蔵群」と「円形劇場」へ→バスで倉吉駅へ。もしくはレンタサイクル利用)
倉吉14:53 → 由良15:03
(徒歩で「青山剛昌ふるさと館」へ)
由良17;25 → 米子18:36/18:52 → 境港19:36
(土日は米子19:32 → 境港 20:13)


※プラン②
境港8:07 → 米子8:57/9:25 → 由良10:31
(土日は境港8:22 → 米子9:07)
(徒歩で「青山剛昌ふるさと館」へ)
由良12:25 → 倉吉12:34
由良13:22 → 倉吉13:32
(バスで「なしっこ館」→徒歩で「赤瓦・白壁土蔵群」と「円形劇場」へ→バスで倉吉駅へ。もしくはレンタサイクル利用)
倉吉17;14 → 米子18:36/18:52 → 境港19:36
(土日は米子19:32 → 境港 20:13)
倉吉18;15 → 米子19:43/20:39 → 境港21:24
(土日は米子20:31 → 境港 21:14)
倉吉18;11 → 米子18:44/18:52 → 境港19:36(特急利用)
(土日は米子19:32 → 境港 20:13)


米子駅で乗り継ぎ時間が空く場合は、ここで朝食や夕食など。
なお、「境港―倉吉」の乗車券は「1,320円」、「境港―由良」「由良―倉吉」だと「1,340円」ですが、「境港―米子」「米子―倉吉」と分けて購入すると「計1,290円」、「境港―米子」「米子―由良」「由良―倉吉」だと「1,280円」。「米子駅でいったん改札を出る」と、僅かですが交通費が安くなります。
また、東郷温泉か三朝温泉、関金温泉などに宿泊するなら、境港発を1~2時間遅らせることができます。