「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「境港駅前」に思うこと①――リニューアル完成から50日――

1年以上かけて大掛かりな改修を行った水木しげるロード。
7月14日の完成式から、間もなく50日がたちます。
完成直後に、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で境港を舞台にした話が放映され、すぐ夏休みに突入したのもあって、完成以降は夜も散策する人がたくさん見られました。8月20日ごろから少しずつ減り始め、また「休日集中」の様相に戻りつつありますが、以前と比べれば「夜のにぎわい」は増していると感じます(今は近隣の人が見に来られるのも多いですが)。


宿泊者も、7~8月は昨年より延べ60人増加。うち子ども連れのご家族が18組多く、中学生以下の子どもが34人も増えました。未就学児が23人も増加したので、一人あたりの金額は過去最少を大幅に更新(約2700円弱)と厳しい現実もありますが、良い雰囲気の日が続きましたので、満足度は高いです。


ただ、そんなリニューアル後の喧騒について、一つすごく気になっていることがあり、本音を記します。


水木しげるロードは、大きく4つのエリアに分かれます。
《1》「境港駅前〜河童の泉前交差点」
《2》「河童の泉前交差点〜大正川交差点」
《3》「大正川交差点〜本町アーケード前交差点」
《4》「本町アーケード前交差点〜水木しげる記念館前(本町アーケード内)」


この各エリアごとに見た時、《3》《4》のエリアを散策する人を「100」とすると、そのうち《2》に足を運ぶ人は「80」ほどで、《1》になると「50」くらいまで減る、と感じます。


これは、ファミリーの増加で「車で訪れる人が大半で、JR境線で来る人の割合が下がっていること」に加え、以下のような傾向があるためだと思います。


「民間の駐車場が増えて分散していること」
「水木しげる記念館を目印に来るため、記念館周辺に車を止める人が多くなっていること」
「マップを入手せず全体像を把握しないまま散策する人がいること」
「スタンプラリーをしない人は、土産店が少ない境港駅方面に向かわない傾向があること」
「境港駅の側近に駐車場がないこと」


夏休み期間中、ロード全体で見ると、おそらく昨年の1・5~2倍くらいの集客はあったでしょう。
しかし、《1》のエリアに限っては、鬼太郎列車が到着する時間帯だけで、ほかは静かなものでした。「世界妖怪会議」としてブロンズ像が集められていた時のほうが、はるかににぎわっていました。
6月末に設置された「新・鬼太郎」の像も、気付かずに通り過ぎる人もいます。夜は街灯もなく、夜間ライトアップの仕掛けから“取り残された”感さえあります(ついでに、駅前に大きな「ぬりかべ」「一反木綿」の影絵が映りますが、見に来ている人は、ほかのエリアに比べて明らかに少ないです)。


リニューアル工事が始まった時、境港市の担当課による説明の中に「境港駅前を『起点』、水木しげる記念館を『終点』と見立てた導線をつくる」とあり、私自身はすごく期待していたのですが、今「リニューアル前より、差が顕著になった」というのが、正直な感想です。
(②につづく)