「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

昼食にカニ

先日(13日)、朝から水産物直売センターへカニを買いに行かれたご宿泊の旅人さんが「昼ご飯に宿内でカニを食べたい」と言われたので、日中から「カニ三昧」となりました。
ちょうど、ちょっとした縁で名古屋から一人旅で来られた女性も立ち寄ってくださり、ご宿泊のお二人が「一緒に昼ご飯いかがですか」と薦められたので、思いがけず盛り上がりました。


一般的な宿だと「チェックアウト終了時刻からチェックイン開始時刻まで」は、荷物の預かりなど飲みの対応で宿内には立ち入りできないことも多いですが、うちは特に制約を設けていません。
さすがに「日中にカニを食べた人」は初めてですが「宿内に戻って昼食」は時々あります。「チェックアウトが16時!」という人もいますし(観光のために荷物を預かったとかではなく、昼まで寝ていたあと、ゆっくりと食事を取って寛いでいました)、チェックアウト時刻(~9:30)より遅くまで寝ていた人も結構います(「昼まで寝ていたい」と申告されて、実際に正午まで寝ていたのも2人)。
また、夜行バスなどで早朝に到着された人などを朝から迎え入れたり、日中に到着して荷物を預けに来られる人にも、コミュニティスペースへ上がっていただいて観光案内や情報提供を行っています。


「予約ルール」が守られていれば、その時点で信頼関係は成り立っていますので、このあたり、自由度をほかの宿よりも、かなり高くしました。
すべて自分だけで管理しているのですから“気持ち”として自分の裁量でできることなので、ビジネスライクには考えていません。「旅宿」としての「特性」として捉えていただければ幸いです(と言っても基本的には「連絡をいただいた時間に合わせて対応」なので、「寝坊」以外は無条件ではありません。「“縛り”を設けず、要望に応えていく」というスタンスです)


開業当初は「旅・観光ではない人」のご宿泊が今よりも多く、その中で「連泊の人が連絡なしで何度も宿に戻って来られる」ことがあり「9:30~17:00は宿内での滞在不可」というルールは明確に定めていました。「『旅・観光』の要素が薄い人」に宿内でダラダラ過ごされるのは主旨の違いを感じたので、「旅宿」の要素を高めるとともに「予約ルール」を強化。これによって、実は「当日予約」や「寝るだけの人」の割合は減っているのですが「旅・観光を楽しむ目的地意識が高い人」が増えました。
そこで「旅の目的」を明確に把握して個々のプランに沿った対応を重視することで、信頼関係が事前に築けるようになったので、「時間」のルールを緩める対応が可能になりました。


水木しげるロードのリニューアル後は、夜間ライトアップがありますし、「妖怪ショップゲゲゲ」の手づくり体験も「22時以降に行かれて翌朝に仕上げ」の人が多いので、「『旅・観光』として夜間も楽しむ割合が高くなった」こともあり、「日中は外出」や「外食」に拘らなくても良いと感じています(とは言え、大半が1泊で「半日観光」なので、せいぜい荷物の預かりや整理のために戻る程度か、「ちょっと朝寝坊の人」くらい。「まったり型」は大半が連泊です)。


なお、インスタグラムなどで「宿内で食事を取られる人の様子」を投稿していますが、うちの特徴としては「個人の食事」で、宿が主催して食事会を行っているわけではありません。なので、こういった緩~いケースは「宿泊者が1~2人(1~2組)だけ」の日が大半です。
基本的には「個々の楽しみ方を重視」しているので「人数が多いからみんなで」ではなく、むしろ宿泊者が多い日ほどバラバラな感じ。コミュニティスペースも、ずっと同じ人が集まっているのではなく「入れ代わり立ち代わり」になりがちです(繁忙期はほぼ必ずファミリーが入るため男性客を入れられないので、基本的に「ファミリー+女子旅」という構図になり「特定の人が“主”にならない」雰囲気になります)。
このあたりも「予約ルール」を強化しておけば「細かいルールを定めなくても、安心して放任できる」ので「ほかの宿泊者の迷惑にさえならなければ、何してもいい」くらいの対応ができます。
宿として「旅人同士の対等な関係性」を重視しつつ「個々が自由でいられること」。それが現状の“空気感”になったと言えると思っています。


ちなみに今回ご宿泊されたお二人は、夕食も「カニ三昧」。かなり買い込んでいて、さらに残ったカニを袋に下げて持ち帰りました。
そのため、まだコミュニティスペースから「カニのにおい」が抜けません(笑)(女性ドミのセキュリティを上げるためにコミュニティスペースから直接、廊下に出られないよう壁をつくったため、換気が悪くなりました)