「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「水木しげる生誕祭」を終えて

9日に行われた「水木しげる生誕祭」は、大盛況となりました。
前日の8日が、故・水木しげる先生の生誕日。この日から来られているファンもおり、8日の宿泊の二人は昼過ぎにご到着して散策し、水木しげる記念館の無料開放などに行かれました。両日とも晴天に恵まれたことで一般の観光客も多くなり、「ゲゲゲ食堂」なども堪能していただけました。


祭典が米子開催になったため行くことはできず、夜も宿泊者などで食事会を行ったため、準備もあって見に行けなかったのですが、ご宿泊いただいた旅人さんをはじめ、毎年お会いするご家族、新たに繋がりができた人などが、たくさんの写真を載せているのを拝見し、楽しませていただきました。


また、9日夜は、初めて「宿が主催する食事会」を行いました。
宿泊者同士で行ったり、旅人さんと自分が一緒に食材を買いに行って作ったことは何度かありますが「会費制」で行ったのは初めてです(実施は宿泊者の目的が同じになる場合のみと考えています)。
パレード終了後に飲食店へ向かっても近隣の店は混雑しそうだったのと、宿泊者全員が「生誕祭の参加者」だったので事前に連絡したところ、全員が参加。宿泊者以外で繋がりがある人も来られたので、総勢10人(前半4人、後半6~7人と分かれました)で楽しんでいただきました。


生誕祭は仮装で参加された人が昨年以上に多く、クオリティも高くなりましたが、参加者から聞かれたこととしては、8日の「水木しげる記念館の無料開放」や9日の「缶バッジプレゼント」の告知が遅かったこと、そして「パレードは日中のほうが良かった」という声が挙がっていました。
うちもそうでしたが、参加者は1月末には行程を決めて休暇を決めるなどされており(宿泊の確保も同様)、「生誕祭の参加申し込み締め切りまでに告知されていれば、8日から来たのに」という声は結構ありましたし、缶バッジのプレゼントも「10日朝なら行けたのに」「生誕日に行うほうがいい」という意見も聞かれました。昼は米子、夜は境港と会場が分かれたので、このあたりは影響が出たようです。
また、仮装してパレードに参加された人は皆「寒さ」に堪えて戻って来られました。日中との温度差があるので、大変だったようです。


一般の観光客は大半が知らずに来られていたうえ、生誕祭参加者でも多くが記念館の無料開放を認識していなかったのは、せっかく全国各地から多くの人が集っただけにもったいなかったですし、パレードも、もっと一般の人に見てもらえる時間帯なら、と思います(あと、パレードは撮影禁止だったようで、食事会の時この議論が勃発していました)。
余談ですが、うちで食事会をしている際に出た話としては「仮装者はゼッケンを付けての撮影会にし、一般に人に投票してもらう写真コンテストを行えば面白い」といった話が上がりました。


あとは個人的なことですが、自分自身は声優さんやアニメ関連よりも、やはり「水木先生の生きざま」に関心があるので、今回で言えば活弁士の坂本頼光さんによる語りのような「深みのある話が聞けるほうが好み」です。「生誕祭」の主旨としても、また、まちづくりの「原点」を守り伝えるためにも、水木先生の生きざまなどについて語り合うような催しも望んでいます。


参加者組も多くは本日中に帰途に着かれ、昨日(11日)の夜は歩いている人も非常に少なかったです。春休みに入るまで暫くは観光客も少なくなりそうです。
現在とは違い、10年くらい前までは大規模な催しはなかったですが、細かいイベントは多くありました。今回もそれぞれ志向の違うファン層が来られましたが「年に1回、盛大にファンが集う」だけでなく、日常的に「町のファン」に繋げていく催しや取り組みで「町そのもの」を楽しむ人を増やしていければと思います。