「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

間もなく「箱根駅伝」①《上位争い》

お正月の風物詩、ということで、外せない駅伝ネタ。展望記事を書いてみた。
希望的観測や斬新なオーダー案なども記して、1月2日・3日を待とう!


今年の箱根駅伝は、やはり青山学院大学の「三冠」に注目が集まるが、その可能性は「60%」と見ている。
出雲、全日本とも最終区で鮮やかな逆転を決めた青学大だが、逆に言えば、早々にリードを奪う絶対的な力はないとも言える。エース・一色④の2区は決定で、田村和③、下田③、鈴木①あたりが1・3・4区を担うか。総合的な層の厚さは群を抜けているので、ここまでで悪くとも3位以内にはいるだろう。ただ、神野が抜けた5区は未知数。候補に上がっていた1年の吉田がエントリーされなかったので、貞永③か梶谷②あたりだろう。適性があったとしても区間5位前後とみるので、ここで落ちる可能性がありそう。4区と5区の距離変更は、4区は青学大に優位に働くだろうが、それでも5区のウエートは高い。
ただ、往路優勝を逃したとしても、復路が強い。6区は前回58分台の小野田②だけでなく経験者の村井④もいるし、全日本NVPの森田②をはじめ、安藤④、秋山④、池田④、茂木④、吉永③、中村祐③ら、選手層は非常に厚い。敗れるとしたら「往路で3分以上のビハインドがあった場合」。強いメンバーではあるが、6区で1分詰めたとしても7区以降で2分以上の劣勢を跳ね返せるか、と言えば疑問が残る。


打倒・青学大に向けて、5区を制するのが最も期待できるのは駒澤大と見る。前回区間4位の大塚④は、上りの強さは定評があり、区間賞候補の筆頭だ。出雲と全日本を欠場した中谷④が万全の状態なら、工藤③との1・2区で上位に行ける。西山④を1区、中谷を3区でも面白い。さらに4区に下②を配置すれば往路優勝も見えてくるのだが、大八木監督は復路に1枚残すと思うので、西山か下を9区に起用し、3区は紺野③あたりで凌ぐだろう。つなぎ区間はやや劣るが、駅伝は「流れ」が大切。「先行逃げ切り策」を採り「5区を終えて3分引き離す」とかなったら面白い。ただ、総合優勝となると選手層が薄い。


出雲2位、全日本3位の山梨学院大も上位候補。上田監督の息子・健太③の1区、D・ニャイロ②の2区は決まり。3区に佐藤④か永戸②。注目されるニャイロと青学大・一色の力関係だが、おそらく1分はニャイロが差を付けるだろう。順当なら2区で先頭か2番手に上がるだろうが、その後の3~5区をどうしのぐかか鍵。5区は上村④か。6区はスピード型の秦④が期待できるので、7~10区がうまく流れに乗れれば、上位をキープできそう。


全日本2位の早稲田大も対抗に上がる。安定感のある武田④か、けがから復帰して絶好調の鈴木④が1区か。全日本で4区区間賞の永山②と、3区か4区にキャプテンの平④で往路を固め、山は経験者の安井③と佐藤④がいる。絶対的エースがいないため2区はやや耐える区間になりそうだが、ここで遅れなければ期待がつながる。復路は、9区は井戸④だろう。あとは光延③、藤原③、清水③あたり。1年の新迫や太田が距離対応できていれば総合力は高まるが、それでも2~3位までか、とも感じる。


期待の1年生が8人エントリーされた東海大だが、一方で土屋④や廣田④、そして主力の一人である湊谷②が外れた。特に湊谷のエントリー漏れは痛手。出雲のように1区から鬼塚、關と1年生を並べ、宮上が抜けた5区は館澤になりそう。いずれもロードに強く実績があるので、勢いに期待したい。6区は國行③が経験しているが、中島①が抜擢されるとの説も。もう一人、松尾①も4区で起用されそう。ただ1年生以外が不安。主力の川端③や前回2区の春日③が今一つだし、石橋④、林④らも絶対的な信頼感はない。勢いを持続できるか。


出雲9位、全日本6位と力を発揮できていない東洋大は、エース・服部④の脇を固める選手次第。ただ、服部は上り基調の2区向きではないと言われるので、1区か3区に回すか。口町④、野村③、堀③が故障から完全復帰できているかが鍵を握る。山候補と言われてきた成瀬④がエントリー漏れしたので、5区は誰が起用されるのか分からない。上位5チームと比べると総合力で厳しく、ブレーキがあればシード権争いに巻き込まれる可能性もあると見る。


出雲4位、全日本5位と、「6強」と言われた中に割り込んだ中央学院大は、箱根も“台風の目”になりそう。高砂①がエース格に成長し、横川①もスピードがある。この1年生コンビがスターターを務めそう。6区は前回区間3位の樋口②がいる。5区は海老澤剛④が本調子ならだが、村上④に託すか。ほかに前回2区を走った大森③も主要区間を担えるし、双子の海老澤太④も控える。前回は山で苦しみながらも、全体にまとめてシードを確保。今回も「6強崩し」、5位以内も狙えそうだ。


(敬称略、②につづく)
≪写真は今年の出雲駅伝、スタートの様子≫