「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

間もなく「箱根駅伝」②《シード権争い&下剋上》

箱根駅伝は各区間の距離が長く、どこかでブレーキがあれば番狂わせも起こり得るが、ここまでに挙げた7校は優勝争いからシード権確保は固い。
では、シード権争いに絡んでくるのはどこか。前回シードの順天堂大と日体大、帝京大。予選会1位の大東文化大と2位の明治大。それに留学生を擁する拓殖大あたりか。
ただし、残る創価大、法政大、神奈川大、上武大、國學院大、国士館大、日本大の7校も、全くチャンスがないわけではない。どうせ予想するなら、と、大胆に切り込んでいきたい。


まずは前回シードの3校。


順天堂大はエース・塩尻②の信頼が厚い。1万メートル28分台を持つ花澤③をはじめ、前回1区の西澤④、前回9区と10区の聞谷④と作田④、さらに栃木③などが脇を固める。今回は「復路の順大・健在」となりそうだ。全日本予選はブレーキもあって振るわなかったが、立て直してくるだろう。


日体大はエースの小松④と前回6区区間新の秋山④が両輪。5区は伊賀白鳳時代に高校駅伝3位の立役者となった辻野③が担いそうだ。2区と6区が鉄板だけに、1区で出遅れなければ、シード権争いだけでなく上位を脅かすかもしれない。


例年はたたき上げの選手が多い帝京大は、珍しく1・2年生が5人ずつ。竹下②が絶対的エースに成長した。20校の中で唯一、5千メートル13分台、1万メートル28分台がいないのだが、例年、持ちタイム以上に「駅伝力」を発揮する。今回はどうか。


続いて大東文化大。ですが――、
ここはちょっとマニアックな情報も入れようと思うので、後回し(③で紹介します)。


予選会2位の明治大も、底力はある。今回も5区は籔下④か。前回は区間最下位と大ブレーキを起こしたが、リベンジなるか。病気で離脱していた坂口②が万全なら、主要区間を担いそう。2区は誰を起用しても絶対的な信頼はないので、1区が鍵を握る。経験者の江頭④や吉田④を往路につぎ込み、粘りたいところ。1年の阿部、中島、三輪あたりも起用されるかもしれない。


拓殖大は留学生のW・デレゼ②と宇田④が中心。2・3区でつなぐのがよさそう。馬場②が1区か。拓大も持ちタイム以上に「駅伝力」があるので、うまく流れに乗れば面白い。「鬼門」の6区は再び大中④か。前回は区間19位と苦しんだのが最後まで響いた。選手層を考えると復路に不安が残るので、6区の重要度が高くなりそうだ。


残る創価大、法政大、神奈川大、上武大、國學院大、国士館大、日本大の7校は、どこかでサプライズ的な“爆発”があれば、と期待。


この中で最も力があるのは神奈川大だと思うが、毎回どこかでミスがあり「駅伝力」が弱い。2枚看板の鈴木健③と山藤②に加え、鈴木祐③も1万メートル28分台を持つし、中神④や東④、大野③らも主要区間を担えるだろう。2区は鈴木健で決まりだろうが、山藤をどこに置くか。そして、5・6区をどうしのぐか次第。


“意外性”の「オレンジエキスプレス」法政大は、坂東②と足羽④でスタートダッシュを決めたい。5区は細川③に期待がかかる。坂田④が3区か4区だと思うが、復路に残せるようなら面白い。


創価大の予選会3位は、大きなサプライズだった。セルナルド④、大山③、蟹澤③らが経験を積んで成長。1区に大山、セルナルドが2区か5区。留学生のM・ムイル①は4区あたりか。「駅伝」となると厳しいかもしれないが、今回は見せ場をつくってほしい。


国士舘大は石井④と住吉②が軸。たたき上げの選手が多く、今シーズンは多くの選手が持ちタイムを向上させ、前回わずか10秒差で予選落ちの悔しさを晴らした。高いレベルは求めにくいが、大きな穴もないチーム。「最後まで襷をつなげれば」と謙虚な目標も聞こえてくるが、勢いはある。山に“秘密兵器”がいれば、勢いに乗って躍進もありそう。


國學院大は1万メートル29分台がずらり。ただ、絶対的なエースがいない。期待の向②がエントリー漏れし、4年6人、3年7人と上級生中心となった。唯一28分台を持つ蜂須賀④が2区だろうが、往路は苦戦しそう。一方で、層の厚さで復路は見せ場をつくれるかもしれない。


予選会ギリギリ通過と苦しんだ日本大は、1区の石川④、2区のP・ワンブィ②は決まり。ここまでは先頭を走る可能性も高い。問題は、ほかの区間。山崎一③と川口③が主要区間を走りそうだが、岡野④と加藤②がエントリー漏れし、駒が足りない。特に復路は、6区は町井④がいるものの、前回と同様に順位を下げていく一方となりそうだ。


スピードのある井上④が外れた上武大は、さすがに今回もシードは厳しいか。前回5区区間9位の森田④は計算できそうだが、ほかは不安要素が大きい。東④、坂本③あたりが往路の主要区間で、6区は再び馬本④だろう。「繰り上げ回避」が目標となってしまうかもしれない。


(敬称略、③につづく)
≪写真は今年の出雲駅伝、スタートの様子≫