「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「水木しげる生誕祭」参加者限定割引

3月9日(土)に行われる「水木しげる生誕祭」の参加募集が始まりました。
今回も参加者に限定した割引を実施いたします。とりあえず下記の通り実施し、予約状況を見て2月以降に再検討いたします。


対象日:3月8日(金)・9日(土)
対象者:「水木しげる生誕祭」への参加者


駐車場のご利用に制約があることから「女性専用ドミトリー」「女性専用個室」および「公共交通機関で来られる子ども連れのご家族」を優先いたします。「男女混合グループ」については「同室(1室)」の場合は受け付けできる場合もあります(公共交通機関で来られる50歳以下の人に限ります)。
「車で来られるご家族」「男性グループでのご利用」につきましては、予約状況を見て、2月以降に再検討いたします。 繁忙日のため「男性1名」でのご利用はできません。


※予約時に「水木しげる生誕祭に参加のため」と必ずご記入ください。
※仮装して参加される場合、着替え場所を提供いたします。
※暖房費「1人300円」は追加徴収いたします。
※ほかの《割引特典》との併用は可能です。


境港では会場が手狭ということで、今回は米子開催になりました。
前回、事前申し込みは1月中旬で打ち切られ、当日券を求めた人が120人以上(自分が会場入りした時点で、当日希望者が117番までいました)。うち会場内に入れたのは50~60人のようです。断念した人も多かったと思います。
今回は申し込みが抽選になりました。1回で5名まで申し込み可能。ご家族やグループで申し込んだ場合は「全員が当選するか外れるか」になるそうです。
なお、同一人物が何回も申し込むことは、基本的にできません。ファンの心理からすれば、何としても手に入れるために「身内の名前を使ったり、友人知人に頼む」といったケースが発生する可能性もあるでしょう(そのため、結果的に招待券がだぶつく可能性もないとは言えません)。現在の水木しげるロードの主流客層よりも、コアなファン層に向けた要素が強いと思うので、「先着順」のほうが諸問題は発生しないかもしれません。


今回も豪華メンバー(声優さん目当ての人が多いでしょうが、個人的には活弁士の坂本頼光さんんの参加がうれしいです。米子映画事変ではよく語られていますが、もっと境港に来てほしい!)なので、それなりの集客にはなるでしょう。
会場の都合上、米子開催は致し方ないところですが、仮装パレードが18時半からと遅いのは気になります。
この時間だと「一般の観光客は帰途に着いている人が多い」ので「観客」は少なくなります。個人的な見解としては「内輪で楽しむだけ」に終わってしまうのはもったいなく「周りを巻き込んで楽しんでこそ」と思うのですが・・・、どうなるでしょうか!?


あと、昨年は「鬼太郎列車」のお披露目もあって露店が出ましたが、今年は「水木しげるロード」としては、パレード以外では特に協賛することもなさそうです。
個人的に「境港駅前がたくさんの人でにぎわう光景」は、非常に喜ばしく感じました。「観光」として、境港駅前がにぎわってほしいという“想い”があるので、何らかの催しがあれば、と願います(普段、記念館前で行っているような催しも、ぜひ境港駅前に移行してほしいです!)。


また、米子開催だと前日8日(金)に境港で泊まるという選択はないだろう、と思います。

「水木しげる生誕祭」先行情報

2019年の「水木しげる生誕祭」の日程と会場が決定しました。
来年は3月9日(土)、米子市公会堂で行われます。

出演者などは広報のとおり。昨年の生誕祭とリニューアルイベントを合算した感じになりました。


前回までとの違いは、申し込みが「先着順」ではなく「抽選」となること。受付開始は17日(月)のため、詳細はまだ発表されていませんが、ご家族やグループで応募した場合「一部だけ落選」ということも起こり得るのでしょうか?
米子開催ということで会場のキャパは拡大されますが、その分「水木しげるロードとの繋がりという点」が薄れてしまう懸念もあります。日中は米子、終了後のパレードは境港となると「パレードに参加しない人」も多くなるのでは、と気になります。


米子開催だと自分自身が参加するのは難しくなるかもしれません。当日の宿泊プランを、どのように販売していくかも悩みどころです。


現時点では詳細が分かりかねる部分も多いので、あらためて情報が入り次第、公示いたします。

宿の名称を正式に変更

この度、宿の正式名称を「ゲストハウス”縁”in鳥取境港」から「『旅の宿家』鳥取境港”縁”」に変更いたしました。
宿泊予約サイトなども12月中をめどに、すべて統一いたします。


自分の「旅」の「原点」は「旅行者が囲炉裏を囲んで夕食を取り語り合う雰囲気の、飛騨の山間の民宿」で、この宿の雰囲気や取り組んでいたこと(メッセージカードや観光案内の在り方、サービス面など)を、大幅に参考にしています。
そのため、コミュニティスペースは「ユースホステルや民宿のような雰囲気」をつくり上げています。


実際うちは女性客の平均年齢がやや高めで、30代~50代の「ユースホステルや民宿は愛好しているが、ゲストハウスは利用しない」という客層が結構多く「一人で泊まりやすい民宿」みたいな捉え方をしてくださる感じです。
また、今年度は「子ども連れのご家族」の入り込み率が約35%で、7月以降に限れば40%近くになります。年代別で「12歳以下」が約29%を占め最大となっていて、家族向けの要素が強まっています。ファミリー層の増加はブームの影響もあるので一概には言えませんが、「子ども連れのご家族同士が交流できる」というのは大きな特徴の一つでもあり、強化したいと考えています。


そこで、よりコンセプトに近い名称への変更を行いました。
公式ホームページからは1年半ほど前から「鳥取境港”縁”」という表記に改めていましたが、宿泊予約サイトは「ゲストハウス」という宿泊形態や設備面を理解していただくうえでも、そのままにしていました。「安い旅館」などと同様に捉えられる予約が増えてしまう懸念があるのですが、詳細案内で対応していきます。
なお、宿泊形態や設備面はゲストハウスの様式のため、公式ホームページなどは(コミュニティ重視型ゲストハウス様式の宿)という補足を表記いたします。

「旅を学ぶ」ご宿泊

日曜日と月曜日の2日間、偶然にも「奈良県在住の25歳」が続きました(^_-)-☆


1人目は大阪出身の社会人。
学生時代は京都のよさこいチームで踊っていて「札幌YOSAKOIソーラン祭り」へも参加していたとのこと。現在も関西のチームに所属しているそうで「よさこい割引」が適用されました!(^^)!
ご到着が遅めだったので、ゆっくり話す時間はありませんでしたが、どこかの祭りで会うことがあるかもしれません。


2人目は沖縄出身の大学院生。「初ゲストハウス」でした。
地域文化を学んでおり、妖怪にも関心が深いということで、卒論の研究で来られました。
水木しげるロードのまちづくりと、同じ「妖怪」をテーマにしたまちづくりをしている京都の一条通などとの比較検証、あるいはまちづくりと観光との関係性など、かなり深く掘り下げたテーマで取り組んでおられました。これまでも何人か卒論のためのご利用がありますが、取り組み方が秀逸でした。
夜は初期の水木しげるロードのまちづくりに詳しい「妖怪ショップゲゲゲ」に話を伺いに行かれ、うちにある古い資料(1999年発行の活性化基本計画など)も活用していただきました。今日はリニューアル課などへ話を伺いに行かれています。


自分自身が、水木しげるロードの「先例のない“まちづくり”の原点」「“まちづくり”から観光地へ発展した、唯一と言ってもいい成功例」に関心があったから今があるので、「学ぶ」を主題としたご利用は大歓迎です。まちづくりや観光振興に関心を持つ人に、さまざまな形で協力していきたいと思っています。


余談ですが、25歳前後の宿泊者は少なく、20代は23歳以下か27歳以上が主。全体でも30代、40代のほうが多いので、25歳が続いたのは珍しいです。
また「奈良県在住」は、都道府県別の入り込み数で第11位。「大阪」がダントツ、「東京」「兵庫」が僅差で2位と3位、少し差があって広島が単独4番目。5~9位は福岡、岡山、愛知、京都、神奈川の順ですが、この5府県は僅差。10番目は島根で殆どが隠岐在住。次いで奈良で、12番目で埼玉、千葉、三重が並び、以下ほかの県と少し差が出ます。
関西は滋賀と和歌山は少なめですが、なぜか奈良は多いです。あと人口規模や立地条件などの割に宮崎、長崎、高知、石川、山形あたりは多め。一方で徳島、長野、静岡、宮城あたりが意外と少ないです(宮城は繋がりが濃いので、もっと入ってほしいですが・・・)。
まだ宿泊者ゼロの県は福島と熊本。東北は全体に少なめですが、九州は宮崎や鹿児島、沖縄も複数入っているのに、なぜか熊本だけ入りません。最後まで残るのは、どちらの県でしょうか・・・?

「神迎祭」と重なった1週間

17日~24日、出雲の「神迎祭」が行われました。
例年、この期間中は松江・出雲で宿が取りにくくなるのですが、今年は3連休と重なったことで、より混雑したようです。
水木しげるロードもファミリーの増加で「休日集中型」になっており、特に23日はゴールデンウィークやお盆並みに、1か月以上前から個室は満室。女性ドミも11月上旬の時点で「1人旅×4人」で埋まっていました。お盆は女性ドミ満室になったのは1日だけありましたが「2・1・1」の形(しかも個室がゼロでした)でしたので、「1人旅×4人」は5月4日以来でした。
24日は直前まで空室がありましたが、結果的に23日と同じ状態で満室。完全満室が2日続いたのは、実は初めてです(5月3日は女性ドミが1ベッド空き)。
ドミトリーは4人部屋ですが、宿泊予約サイトでは「2ベッド」しか販売していないのもあって、すべて埋まることは滅多にありません(なるとしても「2人組×2」か「2・1・1」です)。


「神迎祭」の期間中は毎年「女性1~2名での個室希望の問い合わせ」が多く、「空いていないので女性ドミで仮予約」→「ほかで取れたらキャンセル」が多発します。今年も23日のドミトリーは半分入れ替わりました。
昨年は悩まされた「プランに該当しない誤予約」(家族プランや女性ドミに、ご夫婦のみや男性1名で予約――など)も、今年も数件ありました。
11月だけは昨年も一昨年も「成立した予約よりも取り消した人数のほうが多い(電話での問い合わせは除く)」という現象が起きていました(昨年は「ポケモンGO」による影響も)。今年はそこまで酷くはありませんでしたが、年間で見ると圧倒的に「予約ルール違反」「不成立」が多い月で「“読まない”率」も、ほかの時期より高めです。


結局、17日~24日の8日間で、子どもも含めて50人と、思いのほか盛況になりました。前週、前々週の平日はほとんど利用者がなかったのに対し、木曜日が計9人になるなど平日もにぎわいました。既に11月・12月分は、2か月単位で定めている目標人数に届きました(子どもが多いので、あくまでも人数上ですが)。
しかも、女性2人組が3組、4人組が1組、学生の男女5人組も入るなどグループも多め。うちの宿はグループ利用が非常に少ないので珍しい現象でした(それだけ松江・出雲で取りにくかったということです)。
女性ドミは30~50代が多め。うちはもともと平均年齢が高めですが、繁忙期は特にこの傾向が出ます。また、外国人も計5人。これも非常に珍しく、しかも韓国・香港・台湾・ポーランド・アメリカと、すべて違うお国の出身。3人は日本在住、ポーランド出身で隠岐に住む女性は2度目のご宿泊です。昨年春「韓国人の不泊が3件続いたため」、予約に際して「日本国内で連絡が取れる手段がない場合は不可」と定めているのですが、香港と韓国の2人はlineやメールできちんと事前連絡が取れたので受理しました。
境港観光ではない人も入ったので「寝るだけ」も数人いましたが、半数の人はコミュニティスペースで子どもたちの遊び相手をしてくださったり、子どもが寝た後で談笑を楽しまれるなど、全体的な雰囲気は悪くなかったと思います。


また、20日~22日に3連泊してくださった旅人さんは、うちが最も推し進めている「公共交通機関での旅で、境港を拠点に、フリー切符を駆使して松江や出雲も楽しむ」というスタイルを、まさに完璧に実践してくれました。
「目的地意識」が非常に高く、「拠点」(今回は智頭と境港)を据えて「そこから行動できる範囲を効率良く廻る」姿が、自分自身の旅のスタイルと非常に似ていたのもあって、旅話が弾みました。


当初は2泊の予定でしたが3泊に変更し、初日昼過ぎから境港を観光。2日目は出雲へ向かい、フリー切符の“裏技”を生かして半日堪能。3日目は松江と玉造温泉へ行かれました。


来られた時は「出雲へは行こうかな」という程度の“ざっくり”とした計画でしたが、フリー切符のエリアから取捨選択し、うちで観光パンフレットなどを見て玉造温泉などへ行くと決め、目的と効率を考えて楽しまれていました。
3日間3,000円のフリー切符をフル活用し、換算すれば6千円分以上は乗車した感じ。ちなみに、うちに来られる前は岡山から鳥取市方面へ入って智頭に2泊しており、旅の話を伺った感じから都市型の宿は好まないようでした。


女性客はゲストハウスの利用頻度が高い人でも「ゲストハウスありき」にはならず「目的地優先」の意識が強めで、やはり「合う、合わない」を意識し「旅の宿」として利用される人が多いようです(うちに泊まるタイプはそんな感じ)。


余談ですが「一人旅の女性は95%以上が公共交通機関で来られる」ので、交通アクセスが決して良くない境港へ泊まるということは「目的地意識」の高さが証明されます。実際、「水木しげるロードを楽しみたい」「美保神社や隠岐へ行く」だけではなく「〇〇の海鮮丼が食べたい」「〇〇の店へ行きたい」など「目的が具体的」な人が多いです。
うちは予約ルールが厳しめなことと、一般的な主流のゲストハウスの雰囲気ではなく「観光地の民宿やユースホステルの雰囲気」をつくっていることで「目的地意識」が高めな人が多くなっているとは思います。個人的な想いとして「旅」という視点で見た時、すごく大切にしたいことです。


実際のところ、ファミリーは水木しげるロード観光が大半なので「近隣から週末1泊2日」が殆ど、女性客は「2~3泊の旅で、うちに1泊、鳥取か倉吉周辺、あるいは出雲か松江にも泊まる」という人が多め。
境港を拠点に連泊する場合、移動時間のロスもありますが、荷物を置いたままにできるメリットもあるので、帰途の拠点が米子空港や米子駅だと、金銭面でも移動型より有効になる場合もあります。連泊が少ないのは大きな課題(現時点で昨年より総宿泊人数は100人以上増えているのですが、連泊は10人以上減)なので、今回のようなスタイルの旅人が増えてくれれば、と願います。


さて、先週とは打って変わって、しばらく予約が激減。
12月の予約は昨年より少なく、ファミリー主体と「ブーム型」になっている影響を受けそうです。実際、宿泊人数が増えている割に稼働日数は微増程度で、ファミリー以外は微増か微減。7月以降、土曜日・繁忙期に集中する傾向が強くなっています。特にファミリーはそうなりますし、女性ドミも昨年と比べると土曜日の宿泊者が多めで、総人数こそ100人以上増えているにもかかわらず、月曜日と金曜日は昨年以下。特に月曜日が苦戦しています。
一応、定めている目標人数に対して、7月以降は各月95%~110%くらい入っていますが、3部屋しかないため繁忙期の取り込みは限界があるので、結局は平日の集客を伸ばすしかありません。「上記のような『拠点に据える旅人さん』の増加」を願うばかりです。