「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「鬼太郎列車」も来年リニューアル

米子と境港を結ぶJR境線。20キロ足らずの距離だが駅は全部で16もあり「動いたと思ったら、すぐ止まる」ので約45~50分ほどかかる。まさに「田舎のローカル線」だが、山陰では最も古い歴史を持つという側面もある。「生活路線」として、平日の朝や夕方は通勤・通学の利用も多い。


そんなJR境線には「ゲゲゲの鬼太郎」の主要キャラクターが描かれたラッピング車両の「鬼太郎列車」が走っている。
現在のデザインは「4代目」で2010年から運行を開始。「鬼太郎」「ねずみ男」「ねこ娘」「目玉おやじ」「子泣き爺」「砂かけ婆」の6種類がある(=写真=)。

休日は1時間に1本のほぼ規則的なダイヤ編成で、朝の1本を除いて、基本的にすべて「鬼太郎列車」が走る。日中は2両編成、朝と夜は1両のことが多い。ゴールデンウィークなどの繁忙期は「4両編成」で走ることもあった。
平日は朝や夕方などに少し本数が増え、休日と違ってダイヤはやや不規則になる。朝と夕方が2両で日中は1両の場合が多く、3本に1本くらいの割合でラッピングなしの車両が入り、最近は、山陰本線をメーンに運行されている「コナン列車」が使われているのも目に付く。
編成は特に決まっていないようだが、以前は「子泣き爺」と「砂かけ婆」が連結され、ほかの4種類がランダムに組み合わされるか1両で使われることが多かったように思う。


そんな「鬼太郎列車」だが、今回の「水木しげるロード大リニューアル計画」と並行して改修され、新たに「5代目・鬼太郎列車」が誕生することとなる。来年1月、3月、7月にそれぞれ2種類ずつ変更される予定で、3月3日(土)の「生誕96年 水木しげる生誕祭」の日に、協賛イベントとして“お披露目”も行われる。


そのためかどうか分からないが、ここ数日、「鬼太郎列車」と「ラッピングなしの車両」が連結されていることがある。また、「子泣き爺と鬼太郎の連結」など「今までに見たことがない編成」の日もあって、どんな列車が来るのか見ていると楽しい(インスタグラムで載せているので、探してください(@^^)/~~~)。


なお、「3代目」から「4代目」のデザイン並行される際、新旧それぞれの車両が連結された時期があった。中には「4両編成で、新旧2両ずつ」というケースもあった(2010年のゴールデンウィーク。祈念乗車証も配布された)。
今回も、そんな変わった編成が見られる可能性もあるだろうし、「4代目」の見納めと「5代目」のお披露目として、新旧が入り混じる来年1月~夏前にかけて「公共交通機関」で訪ねるのを、ぜひお薦めしたい。


境港・水木しげるロードは、JR境線の米子駅から「始まる」と言っても過言ではない(下記の紹介本にも「鬼太郎列車で行きたい」と記されている)。

ぜひ「鬼太郎列車」に乗って、境港への旅を楽しんでいただきたいと願っている――。

夜のにぎわいを演出

大正町の大木に続いて、西本町エリア、「世界妖怪会議」の会場にもライトアップが施されました。
大正町が豪華で「クリスマスツリーっぽい感じ」なのに対し、西本町は彩りが豊富で鮮やか。かわいらしい雰囲気を演出しています。樹木だけでなくアーケードの屋根にも飾り付けし、さらに建物の壁や地面へも投影するなど、かなり凝っています。
「世界妖怪会議」の会場は、ほか2か所と比べると派手さはないですが、大木は駅からもはっきり見えるため、地元の高校生らも帰り道に写真を撮っていました。


11月以降、週末が天候に恵まれなかったり雨や雪の日が多いのもあり、観光客は明らかに昨年より減っているので、これを機に「今だけの水木しげるロード」を楽しみに来ていただけることを願っています(ライトアップは1月末ごろまでの予定です)。

≪写真は、最初の4枚が大正町の大木。続く12枚が西本町エリア、ラスト4枚が「世界妖怪会議」≫


リニューアル工事後の町は、言ってみれば「不変のもの」。大きな変化は、しばらくありません。むしろ工事中の今のほうが、日ごとに光景が変わり、新鮮さと斬新さが入り混じっています。この様相こそ、「本質的に町を楽しんでくださる旅人」に見てほしいと願っています(ぜひ泊まりでお越しください(@^^)/~~~)。

リニューアル工事の現状

水木しげるロードのリニューアル工事が始まって、半年がたちました。
12月に入って松が枝町の北側エリアも工事が始まり、ブロンズ像は、JR境港駅周辺や大正町の北側歩道、西本町は再配置が進んでおり、半分くらいは新しい場所へと移設されました。未撤去は松が枝町の南側と旧・本町アーケード内、脇道にある分などを残すのみとなり、「世界妖怪会議」に“集う”妖怪さんたちも毎週、増えたり減ったりを繰り返しています。

≪写真は、既に歩道が敷き直されている境港駅周辺、新たに移設されたブロンズ像、道幅が狭まったのが分かる大正町付近、井戸が設置された妖怪神社前、「水木しげる夫妻」の像などが移設された大正川の畔――など≫


11月から撤去が進められていた本町アーケードも、昨日、最後に残っていた横組みが外されました。屋根があったときは観光客が「車両は通行できない」と思い込んでしまうのか、休日などは「勝手に歩行者天国状態」が起き、町を歩く“妖怪たち”との記念撮影が「車道部分」で行われているなど“無法地帯”と化していたので、特別感がなくなったのは、個人的には非常にいいことだと思っています。
イベントなどを考えると屋根のない不便さはありますが、何も水木しげる記念館の周辺でばかりイベントを行う必要もないし、記念館の前庭に庇を付ける計画があるので、その完成を待ちましょう。

≪写真は、屋根がなくなった本町商店街≫


天候不良やさまざまなトラブルなどにより、工事の進捗も遅れが生じているようですが、関係者の皆さまは完成に向けて尽力してくださっています。その苦労に応えるために、自分ができることは「町を愛する旅人さんに楽しんでいただくこと」。心を込めて、水木しげるロードの本質や原点を守り伝えながら、「今」と「未来」を見据えたコミュニティを大切にしていきます。

来年3月3日(土)は「生誕祭」!

3月8日は故・水木しげる先生が生まれた日。
来年も3月3日(土)に「生誕96年・水木しげる生誕祭」が行われることになりました。



今年のゲストは声優の野沢雅子さん。昨年同様、クイズ大会もあるようですが、リニューアル工事の影響で仮装パレードは行われないかもしれません。JR境港駅前で、「新・鬼太郎列車」のお披露目などの協賛イベントがあります。


≪写真は昨年の様子です≫

ということで、うちの宿も3月2日(金)と3日(土)は、「生誕祭の参加者割引」を実施。
祭典への事前申し込みをされた人は「大人料金を300円割引」いたします。

また、生誕日の8日は木曜日ですので、前日7日と併せて「水木の日」割引を適用いたします。


さて、「仮装」どうしようかな・・・。
「ニセ鬼太郎」やるか(@^^)/~~~

珍しいケースでのご利用

昨夜は韓国・ソウルから20代女性の一人旅。
「日本は初めて」「ゲストハウスも初めて」ということでした。


日本語はあいさつ程度しか話せませんでしたが、予約メールは翻訳した日本語で丁寧に連絡してくださり、こちらも助かりました。
夕方、到着されて水木しげるロードを散策。ライトアップやお寿司も堪能していただきました。
宿では翌日の松江・出雲などの計画の相談に乗るとともに、韓国で人気の日本人俳優・女優さんや日本のマンガ・アニメなどの話ができました。
今日は由志園~松江~出雲を楽しまれるとのこと。松江の「旅館」にもう1泊されるそうです。

「初めての日本一人旅」が山陰で(ソウルからの航空便があるので選択肢に上るのは分かりますが…)、しかも「初ゲストハウス」(というか、日本で初めて泊まる宿!)として、うちを選んでくださったのは、かなり珍しいケースですが、これは、やはり「境港」をキーワードに宿を探していただいた結果だと思います。
「境港観光」への“想い”が感じられることで、日本語は殆ど話せなくてもコミュニケーションはちゃんと成り立ちましたし、マナーも良く、寒い中で夜も楽しんでいただいたので、感謝しています。
ということで、初の「ハングル文字のメッセージ」をいただきました!(^^)!

うちは外国語案内を一切出さず、「楽天」は国内版のみ(それもかなり制約している)、「ブッキングドットコム」など外国人向けの予約サイトも使っていないので、利用者の90%以上が日本人旅行者。外国人は10%弱ですが、そのうち7割は日本語が堪能な人(留学や仕事で日本に住んでいるか、何度も日本を旅している人。片親が日本人の家族も3件あり)なので、日本語でのコミュニケーションがほぼ不可能だった人は、通算で10数人しか入っていません。
ご予約は、ホームページの予約フォーム、宿泊予約サイト、ほかの宿からの紹介、日本語が話せる人が代表で電話、英語でのメール予約が、それぞれ数件。「予約ルール」を明確に定めていることもあって、いわゆる「海外からのバックパッカー系」は男女合わせても10人弱です(直接来られた男性が3件ありましたが、これは宿のコンセプトを伝えることもできないため受け入れていません)


今年3月~5月にかけて、韓国人からの予約で3件(計5人)の不泊があり、うち2件は連休中日の繁忙期だったので、非常に迷惑を被りました。2件はメールで連絡できる人でしたが、その後も音沙汰なし。当然、キャンセル料も取れません。この時点で「韓国人は9割来ない状態」でしたので、正直なところ良い印象を抱いていませんでした。
10月に20代後半の一人旅女性が入り、この人も日本語は殆ど話せませんでしたが、予約のやり取りは丁寧で、ようやく韓国人を見直すことができました。その人に続いて好感度の高い人が来てくださったので、このまま良い感じでいければと思います。


今年は「寒い冬」で雨や雪の日が多く、工事の影響もあって雑誌などが「来年夏以降」に向けた案内をしていることもあり、11~12月の観光客の入り込みは、明らかに前年より大幅減だと感じます。実際、宿泊も想定以上に伸び悩んでいます。
特に境港の場合、男性はバイクや車で来られる人が圧倒的に多いため、11月ごろから激減します(もともと女子旅・子ども連れのご家族・ご夫婦やカップルが多い観光地ではありますが、顕著になります。うちの利用者を見ても、女性は「一人旅の95%、グループの80%が公共交通機関」。一方で男性は「80%以上がバイクか車」と真逆の傾向が出ていますので、冬場は女子率が高まります)。
「今年も“入り込み数”200万人を突破」などと、まもなく騒ぐことになりそうですが・・・。この話は、また今度!(^^)!