「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

水木先生の命日企画は「クイズ」を実施、宿も《特別割引》を設定!

11月30日は「水木しげる先生の命日」です。


既に一度、告知しておりますが「大正町まちづくりの会」では「『水木先生および世界妖怪会議』に関するクイズ」を実施します。
問題は10問。ある程度の知識があれば簡単に分かるものから、実際に世界妖怪会議の“会場”に行かなければならないものまで難易度に差を付けました。といっても、「世界妖怪会議」へ足を運べば、すべての答えは導き出せます。


水木先生の恩恵を受けて誕生した「水木しげるロード」として、来てくださる観光客のために何もしないわけにはいきません。
「水木先生の命日を忘れないこと」はもちろん、「リニューアル工事による『世界妖怪会議』の整備を知らずに来られている人が多いこと」、そして「境港市としては何もしない、振興会や記念館も対外的な取り組みがないこと」から、「まちづくりの会」として昨年に続いてのイベント開催となります。


実施日は、命日当日の11月30日(木)と、週末の12月2日と3日。
午前10時ごろから午後4時ごろまでの予定で、「鬼太郎はうす」横にテントを立て、問題用紙を配布。回答をいただき、全問正解者に「リニューアル後の2018年4月~11月末に使える500円のサービス券」を進呈いたします。
サービス券は先着100名まで(家族は基本的に1枚のみ)。


東京都調布市では「ゲゲゲ忌」として、調布駅前や布多天神社、深大寺周辺などで、本日(23日)からトークショーや横丁、スタンプラリーなどのイベントが行われております。


また、福岡県立美術館でも現在「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」が行われており、命日の30日はポスターのプレゼントがあり、本日~30日の間に展示を鑑賞され応募に参加した人には抽選で限定グッズが当たります。



こういう話を知ると「ぜひ境港も!」と思うのですが、市としても振興会などの地域としても、具体的な話は何も上がっておりません。
それもあって自分たちでできることを実施するわけですが、本来は境港市こそ、この日に大々的に「感謝の念」を示すべきです。「生誕祭を境港で行うから、命日は調布」などという「無用な縦割り」は要りません。
気持ちを表さなければいけない大切な日だということを忘れず、来てくださった観光客に楽しんでいただけるよう取り組んでいきます!


当宿も11月29日と30日は《特別割引》を実施します。


ぜひご利用いただけることを願っています!

「ゆっくり寝られる環境」と「旅」に特化した空間づくり

日照時間が短くなり、寒い日が多くなって、「寝過ごされる人」が多くなってきました。
出発時間を伺っておき、40分前を目安に起きて来なかったら部屋をノックするのですが、これが結構います(#^.^#)


うちの宿は、特に1階の「女性専用ドミトリー」は奥まった場所にあるうえ、窓は南と西側にあるものの隣家の裏庭と塀に面しており、日中でもかなり静かで暗いです。”貸し切り状態”になると皆「ぐっすりでした」「寝すぎました」となります(#^.^#)


個室は道路に面してはいますが、裏通りで交通量は少なく、窓も北側。
「ゆっくり寝られる環境」は、かなり整っていると思います。


実際、200回以上旅に出ていろんな宿に泊まってきましたが、幹線道路に面していて交通量が多かったり、東側に窓があって日差しが差し込んだりと、「寝る環境」としてベストではないところも多々ありました。


「宿」である以上、「ゆっくり寝られる」は最も大事。
「初ゲストハウス」の人に気兼ねなく寛いでいただきたいので、寝る環境と、「旅」のプランニングと豊富な資料に特化したコミュニティスペースの特性には、拘っています。というか、それだけの宿です。


テレビやゲーム類などの娯楽品はありません。
正直言ってシャワー設備は使い勝手が良くないですし、個室は2階ですが水回りはすべて1階と、不便な点も多々あります。最低限の清潔感は意識していますが、華やかなおしゃれさはなく、「家っぽさ」そのままです(そこまで費用が注ぎ込めないのもありますが)。


それを補うのが「ゆっくり寝られる環境」と、シンプルに「旅そのものを楽しむ」に徹したコミュニティスペースの空間づくり。


「境港の町を楽しんで」、「ゆっくり休んで」、「次の旅へ繋げていく」――。
そんな感じでご利用いただけると、うれしいです!

「折り紙目玉おやじ」の真意

宿の象徴として、現在はすべてのSNSのプロフィール写真にも使っている「折り紙目玉おやじ」。
純然たるボランティアで、ご宿泊いただいた人と「町を楽しんでいる“想い”が伝わってくる人とお会いした際」に提供しています。

境港はアクセス的にどの地からも訪ねやすい場所ではないですが、「心から町を楽しみたい」と思ったひとなら、一度は来てくださるものです。
しかし、それを「定期的」にするのは、多難です。でもそれが、「町」としての意義であり、うちの宿の主幹ですので、非常に効率は悪いけれど、確実にコンセプトを伝えることはできる「繋ぎ役」として、丹精込めてつくっています。


自分で言うのもですが「手間」はかけています。
基本的に拘り派の「芸術肌」なので、細かいところまで几帳面に仕上げているつもりです。


5年ほど前、「自分にできることを」と考え、手先の器用さを活かして試作。「つくり方を教えます」という感じで始め、その後は伊勢から訪ねるたびに100体前後を準備し、被り物をお借りした際に楽しんでいただいた人にプレゼントしてきました。宿の開業後は、5月連休とお盆期間を除いて「毎週32体」を目安に制作(16体で1セット)し、週末を中心に提供。一年以上たつと「昨年もらいました」「ホームページで見ました」と話してくださる人もいて、だいぶ広まってきた感じです。


宿泊状況によって変わるものの週に16~48体は作り、1か月平均すると130~140体に上るので、開業後だけでも1500体以上、通算では4千~5千体くらいになるはずです。
コスト的には「1体5円かからない程度」ですが、「塵も積もれば・・・」で、それなりに費やしています(折り紙と糊の代金で月400~500円)。
1体あたりにかかる時間は約20分。パーツごとに分けて、数日かけて少しずつ作っています。


「折る」作業は、片手間でもできます。面倒なのは「切り分け」と「仕上げの貼り合わせ」。
パーツごとにサイズが異なるので、例えば「お茶碗」は15㎝×15㎝の折り紙をそのまま使いますが、「目玉の黒い部分」は「64分の1」まで切らなければなりません。この切り分けが雑だと折りにくくなり、特に「胴体」は4分の1サイズに切る際の歪みを最小限にとどめなければなりません。貼り合わせも手間がかかります。
その手間は割とご理解いただけているので、うれしいです。


現在は、ご提供した人が「もらいました」と申告して現物か写真を見せてくだされば、宿泊料金を「300円割引」(大人料金のみ・1回目のみ)。来年以降に向けてのつもりで最近始めたのですが、それで100人に1人でも来てくだされば、地道な“想い”を込めた甲斐があるというものです(僅かですが、この提供をきっかけに再会した人、ご宿泊いただいた人もいます)。
そして、宿としての結果を求めたくて行っているわけではありません。旅人さんや子どもたちに喜んでいただければ満足です。「町を楽しんでいただいたお礼」と「工事でご不便をかけている中での、想い出の一つ」です。自分自身も、旅人さんとの会話を楽しませていただいているわけですから。


現状では「自分にできることを、独自でやる」しかありません。
町全体で、一体感をもって楽しんでいけるのが理想ですが、いろいろ難しい面があります。自分としては、余計なことに踏み入らず、あくまでも「観光客の立場と気持ち」で、“気持ち”を交わしていきます。

26日(日)は「Maker Fes境港」

26日(日)、「夢みなとタワー」で「Maker Fes境港」というイベントが行われます。


「夢みなと工房」によるハンドクラフトワークショップ出展や「ファブラボとっとりWest」による体験など、地域の子供たちにものづくりの楽しさを伝えるイベントを企画。


「妖怪ロボットコンテスト」を公募、来場者の人気投票で優勝チームを決定するそうです。


主催者は「本気で面白い、楽しいと思えることに取り組む大人の姿を子どもたちに見せる。そして、コンテストで真剣に高校生がプレゼンする。それを小中学生がみて、物事に前向きに取り組む素晴らしさを知る。そんなプラスの連鎖を仕掛けていきます」と述べております。


「一緒に楽しむ姿勢」で、できれば地域の子どもたちだけでなく、たまたまこの日に観光に来られた人にも足を運んでいただけることを願います。


私も「全国高校駅伝中国大会」の中継所を観戦した後、駆け付ける予定!
もしかしたら「折り紙目玉おやじ」の提供もあるかも、です(@^^)/~~~

19日は一畑電車が乗り放題!

11月19日(日)、松江しんじ湖温泉―出雲大社前を走る一畑電車が「終日無料運転」を行います。

2012年春に初めて実施、昨年に次いで3回目の終日無料。
通常「1日フリー乗車券」は1,500円ですが「0円」で利用できるのです!


また、チラシにもあるように、おもてなし協議会による商品券の配布をはじめ、神門通りの店が割引を行うなどサービスも豊富。「楽しんでいただくこと」への“想い”が見受けられます。
一畑電車の無料運行は行政支援を受けているわけでもなく、あくまでもサービスの一環。損得勘定を抜きにした、地域への愛情と感謝を示す“気持ち”が感じられるうえ、地域の店も一体となって協力しており、観光地として非常に大切な“一体感”がうかがえ、好感が持てます。


一畑電車はフリー切符なども良心的で、地域インフラとしては三陸鉄道などと並んで、心意気が伝わってきくる企業です。
経営は決して楽なものではないでしょう。それでも「いろんなことに試行錯誤して挑む」、大切な姿勢を忘れていないと感じます。


全国各地に広がっている「公共交通機関の無料開放」の先駆けで、無料イベントの日は乗車率が通常の日曜日の3~4倍に上るとのこと。地域活性化にも一役買っているようです。
とは言え、車社会の強い地方において、この取り組みが日常の乗客の増加につながるとまでいかないのが現実ですが、イベントとしての経済効果は高いようです。


あとは対外的な情報発信。うちもこの日を含むに宿泊者が入れば、事前に告知し、活用していただければと願っています。


境港は現在、こういった“一体感を感じるイベント”が全くありません(そもそもイベント自体がない)。小規模な催しはあっても、対外的な告知不足と、協力して良いものにしていこう、という空気感に欠けるのは、課題だと感じています。
“内輪だけ”“形だけ”にならず、「この日に来てくださった観光客に楽しんでいただく」、その想いを持つ人同士で意見をぶつけ合い、最大限に良いものにしていきたい、そう願っているのですが・・・。


今、自分としては「個人」でできることで楽しんでいただくしかありません。
こういった取り組みの“想い”の部分を参考に、仲間意識や柵にとらわれず、「観光客の目線で“良い”と思うこと」に挑んでいきます。