「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

箱根駅伝オーダー発表①

箱根駅伝のオーダーが発表されました。
当日変更を予想しつつ、検証してみます。まずはシード校から。



≪青学大≫
梶谷②-一色④-秋山④-森田②-貞永③
小野田②-林②-吉永③-池田④-中村祐③
(安藤④、村井④、茂木④、下田③、田村和③、鈴木①)


◎変更予想
1区→田村和、7区→鈴木、8区→下田、9区→安藤


1区候補は田村和、下田、鈴木といるが、他校のメンバーを見ると田村和か。池田を外すのはもったいない気もするので、10区・安藤もありそう。森田の往路は意外。ちょっと疑問もあるが、まあ盤石でしょう。



≪東洋大≫
服部④-相澤①-口町④-櫻岡④-橋本④
堀③-小笹②-中尾①-山本采④-小早川③
(牧浦④、竹下③、野村③、山口②、山本修②、中村①)


◎変更予想
2区or5区→山本修、8区→野村


服部を1区に置いて勝負に出た。これで他校も主力が集まり、ハイペースになりそうだ。2区に相澤は驚き。耐える区間として3・4区で勝負をかけるのか? 6区・堀も未知数だが、面白そうだ。



≪駒澤大≫
山口②-工藤③-下②-高本③-大塚④
物江②-伊勢②-山下①-片西②-堀合②
(中谷、西山、廣瀬、紺野、中西、中村聖)


◎変更予想
1区→中谷、4区→西山、6区→中西、8区→紺野


1区に中谷としてみたが、もしかすると万全ではないのかもしれない。状態が悪ければ7区に入れ、西山が1区だろうか? 往路は注目だが、復路の層が薄い。



≪早稲田大≫
武田④-永山②-平④-鈴木④-安井④
石田③-今井④-箱田④-大木①-清水②
(井戸④、佐藤④、藤原③、光延③、太田①、新迫①)


◎変更予想
7区→藤原、8区→光延、9区→井戸


往路は盤石。一方で復路は4枚替えもありそう。6区に経験者の佐藤を入れるか、1年生の2人を起用するか、いろいろな選択肢がありそうだ。



≪東海大≫
鬼塚①-關①-國行③-阪口①-館澤①
中島①-湯澤②-春日③-川端③-宮本④
(石橋④、瑞慶覧④、林④、郡司①、高田①、松尾①)


◎変更予想
4区→松尾、7区→石橋、10区→林


1年生5人は決まりだろう。このオーダー、ワクワク感は強い。國行を3区に回したのも良さそう。



≪順天堂大≫
西澤④-塩尻②-野田①-吉岡②-山田攻②
橋本①-難波①-金原②-聞谷④-中村③
(甲斐智④、作田④、森④、栃木③、花澤③、馬場②)


◎変更予想
4区→栃木、6区→森、7区→馬場、10区→作田


5区・6区が読めない。栃木の5区もありそうで、その場合は作田が4区か。8区も甲斐智が走りそうだし、2パターン考えられそう。



≪日体大≫
小松④-小町③-吉田③-冨安③-辻野③
秋山④-住田③-宮崎②-山本②-小野木④
(大手④、城越③、林田②、三原②、室伏②、中川①)


◎変更予想
7区→城越、8区→室伏


予想とは1・2区が逆だった。往路、復路ともスタートダッシュを決めたい。5区の辻野にも期待!



≪山梨学院大≫
伊藤④-ニャイロ②-永戸②-藤田②-上田③
池田②-市谷③-小山④-古賀③-熊代④
(上村④、佐藤④、秦④、河村③、片山②、久保②)


◎変更予想
1区→佐藤、4区→河村、6区→秦、9区→上村


まさかの上田5区! 2区にニャイロがいる以上、1区で無理をする必要はないかもしれないが・・・。ただ、このオーダーのほうが上位に行きそうな気がする。



≪中央学院大≫
大森③-高砂①-横川①-藤花④-細谷③
坂元③-海老澤太④-廣②-藤田①-久保田④
(村上④、海老澤剛④、新井③、樋口②、福岡②、市川②)


◎変更予想
4区→村上、6区→樋口、8区→新井、9区→海老澤剛


1区は横川ではなく大森だった。こうなるとむしろ、3区・横川の単独走に不安が残る。故障明けの細谷だが、このオーダーならそのまま走るだろう。あとは海老澤剛の状態次第か。



≪帝京大≫
島貫①-内田④-瀬戸口④-畔上②-佐藤③
横井②-田村①-宇佐美④-平田①-加藤④
(島口④、竹下②、新関②、濱川②、岩佐①、吉野①)


◎変更予想
1区→竹下、7区→岩佐、9区→島口


もしスローペースになると読んだなら、竹下を4区に起用するつもりだったのだろうか? 1年生がよく分からないが、起用するなら岩佐かな、と。



(敬称略、②に続く)
≪写真は今年の出雲駅伝のスタート≫

間もなく「箱根駅伝」④《大胆すぎる順位予想!》

最後に、願望も込めた順位予想を!
「波乱」があったほうが見ている分には面白いので、極端に予想してみました(@^^)/~~~


【往路】
優勝=駒澤、②山梨学院、③青山学院、④早稲田、⑤東海
⑥中央学院、⑦拓大、⑧東洋、⑨日体、⑩法政
⑪国士舘、⑫大東文化、⑬日大、⑭明治、⑮帝京
⑯順天堂、⑰神奈川、⑱創価、⑲上武、⑳國學院


【復路】
優勝=青山学院、②早稲田、③中央学院、④駒澤、⑤日体
⑥東洋、⑦大東文化、⑧順天堂、⑨東海、⑩明治
⑪山梨学院、⑫國學院、⑬帝京、⑭法政、⑮神奈川
⑯拓大、⑰創価、⑱国士舘、⑲上武、⑳日大


【総合】
優勝=青山学院、②駒澤、③早稲田、④中央学院、⑤東海
⑥山梨学院、⑦日体、⑧東洋、⑨大東文化、⑩明治
⑪順天堂、⑫拓大、⑬法政、⑭帝京、⑮國學院
⑯国士舘、⑰神奈川、⑱創価、⑲日大、⑳上武
学連選抜は往路13位相当、復路16位相当、総合15位相当くらい。


往路優勝は駒澤。スタートダッシュを決めて好位置につけ、大塚が激走しそう。4区と5区の距離が再変更されたことで、1区はさほど差がつかず、2区の力量差と3・4区の選手層で展開が決まるのではないだろうか。そこで、山梨学院が貯金を生かして粘り、青山学院は平均的に走って3位。早稲田は2区で順位を落としても3区以降で盛り返しそう。東海は3区までの貯金を生かし、中央学院、拓大、日体大も3区までである程度の貯金をつくるだろう。法政が山で浮上して10位に入ると見た。「穴狙い」として国士舘の5区に“秘密兵器”がいると期待。東洋は服部以外が苦戦しそうで、日大は3~5区で貯金を吐き出す。明治と帝京は全体に低調、神奈川と順大は5区で苦戦すると予想。創価は流れをつくれず、國學院は1・2区で出遅れそう。学連選抜は専修大の丸山④が意地を見せてくれそうだ。


復路はさすがに青山学院が巻き返すだろう。6区で1分詰め、7~8区で逆転し、最後は3分くらい差を付けると読む。駒澤が粘って2位を守り、3位は安定の早稲田。東海と山梨学院に復路でブレーキが起こると予想し、樋口と海老澤兄弟を復路に残した中央学院が浮上しそう。日体大も秋山が流れをつくり、大東文化大は厚い選手層を生かして終盤に浮上。東洋はシード争いの少し上で安定か。9区と10区で順大が巻き返し、明治、拓大とのシード争いと予想。国士舘は脱落、國學院が復路で盛り返しそうな気がする。日大は7区以降でずるずると沈むか。


さぁ、どれだけ当たるか楽しみだ!


(敬称略、終わり)
≪写真は今年の出雲駅伝、スタートの様子≫

間もなく「箱根駅伝」③《大東文化大の展望》

さて、最後に紹介するのは大東文化大。区間配置も予想してみた。


今年度は下尾主将④の下、自己ベストを記録する選手が続出!
全日本予選こそ、北村④と奈良①の転倒があって8位通過と苦しんだが、箱根予選会は堂々の1位通過。早いペースで入って粘る、という理想的なレース運びをした。しかし全日本では、エースの原がまさかの18位と出遅れ。焦りからか4区・川澄①と5区・新井②も撃沈し、区間4位と好走した7区・鈴木④で15位に上がるのがやっとだった。
とは言え、その後も記録会は好調。故障に苦しんでいた前田③と1年時から主力の北村が1万メートルで28分台。さらに林③がハーフマラソンで62分台を出すなど選手層が厚くなり、エントリーされた16人の誰が走ってもおかしくない状態となっている。
奈良監督の息子・凌介①は、仙台育英高時代から注目の選手。全日本予選では最終組、全日本では主要区間の2区を任された。監督が溺愛しているようなので、おそらく4区か5区での起用となるだろう。夏の黒姫駅伝では上り基調の1区で区間賞を取るなど、現役時代に山登りで活躍した父と同じく、上りの適性はありそう。
絶対的エースはいないが、やはり中心は原。上りは得意ではないというが、スターターとしては2年続けて全日本で失敗しているので2区で起用されそう。ただ個人的には、適性も考えて3区か9区で使いたいと思う。1区候補に上がっているスピード型の前田、新井は長い距離に不安があり、北村はロードに弱い。出遅れは避けたいので、ここは悩みどころだ。


【区間配置予想】(奈良監督なら…)
≪往路≫前田③―原③―下尾④―谷川②―奈良①
≪復路≫鴇澤④―北村④―林③―鈴木④―山本③
(控え:石橋④、牧田③、新井②、中神②、斎藤②、川澄①)


【区間配置予想】(私の希望)
≪往路≫新井②―谷川②―原③―前田③―林③
≪復路≫鴇澤④―下尾④―中神②―鈴木④―山本③
(控え:石橋④、北村④、牧田③、斎藤②、川澄①、奈良①)


奈良監督なら、1区は新井か前田の「調子がいいほう」にし、ご子息は5区に挑戦させるだろう。北村はロードで信頼がないとはいえ、7区で起用すると予想。ハーフでチーム最高記録を持つ林を、どこに使うか。某雑誌で斎藤が「6区3位以内」と抱負を述べているので、安定感のある鴇澤を平地に下ろすかもしれない。8区にたたき上げの4年生を起用して好成績を残すことが多いので、ここに上尾ハーフで63分台の石橋を起用する可能性もある。16人の中では牧田だけがやや力が劣るが、ほかは誰が走ってもおかしくないので、予想は難しい。


個人的には、ロード型ではない北村は外し、上尾ハーフで63分台、チーム2番手の記録を出した中神は使ってほしい。北村には最後の意地を見せてほしい気もするが・・・、不安のほうが大きい。
1区は願望も込めて新井に賭けたい。ハイペースとなった前回は対応力がなく19位に沈んだが、よく食らいついたと思う。襷を渡した後の号泣は感動的だった。今も長い距離には不安が残るし、やや調子を落としているようだが、ハイペースにならなければ粘れる力はあるので、リベンジしてほしい。
前田も距離に不安があるが、スピードと粘り強さは捨てがたい。往路で使いたいので4区に入れてみたが、鴇澤と逆にして6区でも面白そうだし、3区でもいいだろう。
林は再び5区で起用したい。前回は予定していた大久保②の故障で急遽の起用だったうえに、襷をもらった位置も悪く慎重になりすぎた感じなので、リベンジは期待できる。
前回6区候補だった鈴木は、下り基調の9区か、好調なら3区。谷川と山本は距離対応ができるほうなので、大崩れしない谷川を2区にして何とか粘ってもらい、上りは得意ではないと話している原は3・4・9区のいずれかに回したい。山本は前回走る予定だった10区が適任だろう。
1年は、奈良より川澄のほうが距離に不安がない気がする。奈良を使うなら8区、川澄なら7区。斎藤も起用したいところで、今回は「誰を外すか」で悩む。


前回は、序盤に出遅れた往路は流れを引き戻せないままだったが、仕切り直しの復路6~9区は全員が区間10位以内と安定していた(最後に北村がぶち壊したが)。今回も復路に残せる戦力は上位校に引けを取らない。鍵を握るのは、やはり1・2区になりそうだ。


(敬称略、④につづく)
≪写真は今年の出雲駅伝、スタートの様子≫

間もなく「箱根駅伝」②《シード権争い&下剋上》

箱根駅伝は各区間の距離が長く、どこかでブレーキがあれば番狂わせも起こり得るが、ここまでに挙げた7校は優勝争いからシード権確保は固い。
では、シード権争いに絡んでくるのはどこか。前回シードの順天堂大と日体大、帝京大。予選会1位の大東文化大と2位の明治大。それに留学生を擁する拓殖大あたりか。
ただし、残る創価大、法政大、神奈川大、上武大、國學院大、国士館大、日本大の7校も、全くチャンスがないわけではない。どうせ予想するなら、と、大胆に切り込んでいきたい。


まずは前回シードの3校。


順天堂大はエース・塩尻②の信頼が厚い。1万メートル28分台を持つ花澤③をはじめ、前回1区の西澤④、前回9区と10区の聞谷④と作田④、さらに栃木③などが脇を固める。今回は「復路の順大・健在」となりそうだ。全日本予選はブレーキもあって振るわなかったが、立て直してくるだろう。


日体大はエースの小松④と前回6区区間新の秋山④が両輪。5区は伊賀白鳳時代に高校駅伝3位の立役者となった辻野③が担いそうだ。2区と6区が鉄板だけに、1区で出遅れなければ、シード権争いだけでなく上位を脅かすかもしれない。


例年はたたき上げの選手が多い帝京大は、珍しく1・2年生が5人ずつ。竹下②が絶対的エースに成長した。20校の中で唯一、5千メートル13分台、1万メートル28分台がいないのだが、例年、持ちタイム以上に「駅伝力」を発揮する。今回はどうか。


続いて大東文化大。ですが――、
ここはちょっとマニアックな情報も入れようと思うので、後回し(③で紹介します)。


予選会2位の明治大も、底力はある。今回も5区は籔下④か。前回は区間最下位と大ブレーキを起こしたが、リベンジなるか。病気で離脱していた坂口②が万全なら、主要区間を担いそう。2区は誰を起用しても絶対的な信頼はないので、1区が鍵を握る。経験者の江頭④や吉田④を往路につぎ込み、粘りたいところ。1年の阿部、中島、三輪あたりも起用されるかもしれない。


拓殖大は留学生のW・デレゼ②と宇田④が中心。2・3区でつなぐのがよさそう。馬場②が1区か。拓大も持ちタイム以上に「駅伝力」があるので、うまく流れに乗れば面白い。「鬼門」の6区は再び大中④か。前回は区間19位と苦しんだのが最後まで響いた。選手層を考えると復路に不安が残るので、6区の重要度が高くなりそうだ。


残る創価大、法政大、神奈川大、上武大、國學院大、国士館大、日本大の7校は、どこかでサプライズ的な“爆発”があれば、と期待。


この中で最も力があるのは神奈川大だと思うが、毎回どこかでミスがあり「駅伝力」が弱い。2枚看板の鈴木健③と山藤②に加え、鈴木祐③も1万メートル28分台を持つし、中神④や東④、大野③らも主要区間を担えるだろう。2区は鈴木健で決まりだろうが、山藤をどこに置くか。そして、5・6区をどうしのぐか次第。


“意外性”の「オレンジエキスプレス」法政大は、坂東②と足羽④でスタートダッシュを決めたい。5区は細川③に期待がかかる。坂田④が3区か4区だと思うが、復路に残せるようなら面白い。


創価大の予選会3位は、大きなサプライズだった。セルナルド④、大山③、蟹澤③らが経験を積んで成長。1区に大山、セルナルドが2区か5区。留学生のM・ムイル①は4区あたりか。「駅伝」となると厳しいかもしれないが、今回は見せ場をつくってほしい。


国士舘大は石井④と住吉②が軸。たたき上げの選手が多く、今シーズンは多くの選手が持ちタイムを向上させ、前回わずか10秒差で予選落ちの悔しさを晴らした。高いレベルは求めにくいが、大きな穴もないチーム。「最後まで襷をつなげれば」と謙虚な目標も聞こえてくるが、勢いはある。山に“秘密兵器”がいれば、勢いに乗って躍進もありそう。


國學院大は1万メートル29分台がずらり。ただ、絶対的なエースがいない。期待の向②がエントリー漏れし、4年6人、3年7人と上級生中心となった。唯一28分台を持つ蜂須賀④が2区だろうが、往路は苦戦しそう。一方で、層の厚さで復路は見せ場をつくれるかもしれない。


予選会ギリギリ通過と苦しんだ日本大は、1区の石川④、2区のP・ワンブィ②は決まり。ここまでは先頭を走る可能性も高い。問題は、ほかの区間。山崎一③と川口③が主要区間を走りそうだが、岡野④と加藤②がエントリー漏れし、駒が足りない。特に復路は、6区は町井④がいるものの、前回と同様に順位を下げていく一方となりそうだ。


スピードのある井上④が外れた上武大は、さすがに今回もシードは厳しいか。前回5区区間9位の森田④は計算できそうだが、ほかは不安要素が大きい。東④、坂本③あたりが往路の主要区間で、6区は再び馬本④だろう。「繰り上げ回避」が目標となってしまうかもしれない。


(敬称略、③につづく)
≪写真は今年の出雲駅伝、スタートの様子≫

間もなく「箱根駅伝」①《上位争い》

お正月の風物詩、ということで、外せない駅伝ネタ。展望記事を書いてみた。
希望的観測や斬新なオーダー案なども記して、1月2日・3日を待とう!


今年の箱根駅伝は、やはり青山学院大学の「三冠」に注目が集まるが、その可能性は「60%」と見ている。
出雲、全日本とも最終区で鮮やかな逆転を決めた青学大だが、逆に言えば、早々にリードを奪う絶対的な力はないとも言える。エース・一色④の2区は決定で、田村和③、下田③、鈴木①あたりが1・3・4区を担うか。総合的な層の厚さは群を抜けているので、ここまでで悪くとも3位以内にはいるだろう。ただ、神野が抜けた5区は未知数。候補に上がっていた1年の吉田がエントリーされなかったので、貞永③か梶谷②あたりだろう。適性があったとしても区間5位前後とみるので、ここで落ちる可能性がありそう。4区と5区の距離変更は、4区は青学大に優位に働くだろうが、それでも5区のウエートは高い。
ただ、往路優勝を逃したとしても、復路が強い。6区は前回58分台の小野田②だけでなく経験者の村井④もいるし、全日本NVPの森田②をはじめ、安藤④、秋山④、池田④、茂木④、吉永③、中村祐③ら、選手層は非常に厚い。敗れるとしたら「往路で3分以上のビハインドがあった場合」。強いメンバーではあるが、6区で1分詰めたとしても7区以降で2分以上の劣勢を跳ね返せるか、と言えば疑問が残る。


打倒・青学大に向けて、5区を制するのが最も期待できるのは駒澤大と見る。前回区間4位の大塚④は、上りの強さは定評があり、区間賞候補の筆頭だ。出雲と全日本を欠場した中谷④が万全の状態なら、工藤③との1・2区で上位に行ける。西山④を1区、中谷を3区でも面白い。さらに4区に下②を配置すれば往路優勝も見えてくるのだが、大八木監督は復路に1枚残すと思うので、西山か下を9区に起用し、3区は紺野③あたりで凌ぐだろう。つなぎ区間はやや劣るが、駅伝は「流れ」が大切。「先行逃げ切り策」を採り「5区を終えて3分引き離す」とかなったら面白い。ただ、総合優勝となると選手層が薄い。


出雲2位、全日本3位の山梨学院大も上位候補。上田監督の息子・健太③の1区、D・ニャイロ②の2区は決まり。3区に佐藤④か永戸②。注目されるニャイロと青学大・一色の力関係だが、おそらく1分はニャイロが差を付けるだろう。順当なら2区で先頭か2番手に上がるだろうが、その後の3~5区をどうしのぐかか鍵。5区は上村④か。6区はスピード型の秦④が期待できるので、7~10区がうまく流れに乗れれば、上位をキープできそう。


全日本2位の早稲田大も対抗に上がる。安定感のある武田④か、けがから復帰して絶好調の鈴木④が1区か。全日本で4区区間賞の永山②と、3区か4区にキャプテンの平④で往路を固め、山は経験者の安井③と佐藤④がいる。絶対的エースがいないため2区はやや耐える区間になりそうだが、ここで遅れなければ期待がつながる。復路は、9区は井戸④だろう。あとは光延③、藤原③、清水③あたり。1年の新迫や太田が距離対応できていれば総合力は高まるが、それでも2~3位までか、とも感じる。


期待の1年生が8人エントリーされた東海大だが、一方で土屋④や廣田④、そして主力の一人である湊谷②が外れた。特に湊谷のエントリー漏れは痛手。出雲のように1区から鬼塚、關と1年生を並べ、宮上が抜けた5区は館澤になりそう。いずれもロードに強く実績があるので、勢いに期待したい。6区は國行③が経験しているが、中島①が抜擢されるとの説も。もう一人、松尾①も4区で起用されそう。ただ1年生以外が不安。主力の川端③や前回2区の春日③が今一つだし、石橋④、林④らも絶対的な信頼感はない。勢いを持続できるか。


出雲9位、全日本6位と力を発揮できていない東洋大は、エース・服部④の脇を固める選手次第。ただ、服部は上り基調の2区向きではないと言われるので、1区か3区に回すか。口町④、野村③、堀③が故障から完全復帰できているかが鍵を握る。山候補と言われてきた成瀬④がエントリー漏れしたので、5区は誰が起用されるのか分からない。上位5チームと比べると総合力で厳しく、ブレーキがあればシード権争いに巻き込まれる可能性もあると見る。


出雲4位、全日本5位と、「6強」と言われた中に割り込んだ中央学院大は、箱根も“台風の目”になりそう。高砂①がエース格に成長し、横川①もスピードがある。この1年生コンビがスターターを務めそう。6区は前回区間3位の樋口②がいる。5区は海老澤剛④が本調子ならだが、村上④に託すか。ほかに前回2区を走った大森③も主要区間を担えるし、双子の海老澤太④も控える。前回は山で苦しみながらも、全体にまとめてシードを確保。今回も「6強崩し」、5位以内も狙えそうだ。


(敬称略、②につづく)
≪写真は今年の出雲駅伝、スタートの様子≫