「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

水木先生の命日は「クイズ」を実施

11月30日は、水木先生の命日。
今年も小規模ながら、地域の有志でイベントを開催することになりました。


今回は「水木先生および《世界妖怪会議》に関するクイズ」をつくり、楽しんでいただきつつ“学べる”ものを目指します。
全問正解者には「協賛店で使えるサービス券を進呈」し、現在の構想としては「リニューアル後に再訪していただけるよう、来年夏に使える券にする」予定です。


実は今回は、自分が企画した案が、ほぼそのまま実施される運びとなりました。
個人的な考えとして、こういった「特別な日」の意味を知っていただくための催しは「子ども向け」ではなく「大人向け」(家族全体向け)にすべきだと思っていますし、うちの宿のコンセプトもそうなのですが「知り、学ぶ」ことから「次に繋げる」。それが大切だと思います。
そういった意味から、クイズ問題は「簡単ではないけれど、ブロンズ像を見れば分かる内容」にして、意図が伝わるものをつくっています。あとは当日のコミュニケーションで、多くの人に水木先生の功績や町の発展の経緯などを知っていただくきっかけになるよう、努めていきます。


実施日は命日当日と、12月2日(土)、3日(日)の3日間の予定。
写真展示や書籍コーナーも設ける予定です。


うちの宿は、命日当日と前日(29日)は《特別割引》を実施します(一定の滞在時間を満たす人のみ)。
“たまたまその日に来た人”に命日を知っていただくことも大切ですが、宿泊施設としては「この日に合わせて」という“想い”に応えていきます。


11月に入って、明らかに観光客が激減、特に平日は団体旅行の中高年以上か外国人ばかりになってきました。肌寒い日も増えてきて、子ども連れのご家族や若年層の旅人の減少が顕著です。
その背景として、楽しんでいただく工夫以上に「宣伝・告知力不足」が挙げられると感じています。リニューアル工事も「世界妖怪会議」としての限定公開も、「対外的に」告知できておらず、知らずに来られる人が圧倒的。「宣伝・告知」が“外”向けられていないと感じます。
「リニューアル後に大々的なことをすればいい」では駄目で、むしろリニューアル直後は、いまの“提灯持ち的な”マスコミの在り方からすれば、ある程度は放っておいても人が来ます。なので「普通のもてなしが、きちんとできていればいい」と思います。大事なのは、工事中で不便をかける「今」。この時を“捨てない”ことです。
自分は今、鬼太郎のちゃんちゃんこなどを貸し出しして「リニューアル後の再訪」を促していますが、その前に「今を楽しんでいただくこと」を忘れてはならないから、このような取り組みを行っているのです。あくまでも大切なのは「今」のほうが優先で、再訪は3年後でも5年後でもいいのです。「今」が楽しめなかったら、次には繋がらない、そう思います。


自分が恐れているのは、リニューアルが「ブーム」をつくってしまうこと。
現在のリニューアル工事は「進化の過程」であるべきで、大切なのは「今までを楽しんだ人が」「今を楽しみ」、さらに「今後も楽しみたいと思う」ことです。このままでは、一過性の盛り上がりになりそうで心配です。


あらためて記します。
うちの宿は「特別な日」への“想い”を込めて来てくださる人のために《割引》を実施します。
9月末から告知していますが、今のところ予約はありません。とても残念です。


「特別な日は、特別でありたい」
そのために限定の催しを行うわけですし、割引も早めに「告知」してきました。
だからこそ、「この日に合わせて楽しみたい」という“想い”を抱く旅人さんにご利用いただけることを願っています。


ちなみに昨年の様子。

昨年は、大きな紙にメッセージを頂きました。実施は11月27日(日)と命日当日の30日。
命日当日は水曜日でしたが、一周忌に合わせて来てくださった人もおり、それなりに“想い”のあるお言葉をいただくことができました。一方で27日は「単に絵を描きたいだけの子ども」が多くなり、自分としては主旨違いを感じました。また、描いていただいたメッセージの紙が大きすぎて掲示できず、「次につながる感」を生み出せませんでした。
そこで今回は「クイズ」となり、「再訪」を促すために「サービス券の利用をリニューアル後」にしています。
小さいことを継続する、それが大切だと思いますし、形だけ毎年同じことをするようなにはせず、前回の反省を生かして新しいことを考えていくよう、取り組んでいきたいです。