日本一の剥製「海とくらしの史料館」
先日「伯州綿」のイベントが開催された際、「海とくらしの史料館」が無料開放されたので、あらためて写真を撮ってきました。
同館のキャッチフレーズは「日本一の剥製水族館」「水のない水族館」。
2・8メートルの巨大マンボウや4・2メートルのホオジロザメをはじめ、魚だけでなくエビやカニ、深海魚のリュウグウノツカイなどの剥製が、約700種類4千点、展示されています。
総展示数が多いので見ごたえがありますし、ハリセンボンで通路をつくるなど、工夫も凝らしています。漁具や船の展示もあるので、海や魚が好きな人はもちろん、幅広く楽しめると思います。故・水木しげる先生が描いた「魚と目玉おやじ」の絵も飾られています。ちなみに水木先生の生家も近くにあります。
大きな課題としては、やはり入館者が少ないこと。境港に来る観光客の大半が「水木しげるロード」のみ、団体や車で来られる人も「水産物直売センター」をプラスする程度です。
「水木しげる記念館」との共通券は一般800円、「夢みなとタワー」および「はまるーぷバスの往復乗車券」ともセットになった3館共通券(一般1,200円)があるのですが、観光客にはほとんど知られておらず、積極的に販売されている様子もありません(「はまるーぷバス」が観光用に使いづらいのもありますが)。
実状として「最初に海とくらしの史料館へ行けば共通券を買う人もいますが、水木しげる記念館を先に訪れた人へのアピールは皆無」と言っていい状態です。
「妖怪と魚の町」として、ゆっくり滞在し、幅広く他の史でいただくためにも、こういった共通割引券を積極的に宣伝し、ご利用いただく工夫を凝らしていかなければと思います。
同館のみでの入館料:一般400円、小学生~高校生100円
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
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