「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

“遊び心”で純粋に楽しむ

10月下旬ごろから、「世界妖怪会議」の“会場”で楽しんでいる人に「鬼太郎のちゃんちゃんこ」と「目立おやじのヘアクリップ」を貸し出して「成りきり鬼太郎」シリーズをInstagramで載せています。
もともとは宿泊した人の記念撮影用でしたが、せっかく「世界妖怪会議」として整備されているので、一般の観光客に使っていただいています。

夏までは被り物をお借りして盛り上げてきましたが、諸問題があって屋外でやりにくいのと、やはり「世界妖怪会議」を楽しんでいただきたいと思い、現状の取り組みとなりました。


今は観光客自体が減っている上に厚着の人が多いですが(なので目玉おやじのヘアクリップだけ使っていただくことが多いです)、これから春に向けて、一人でも多くの人に楽しんでいただけるよう努めていきます。併せて「折り紙目玉おやじ」をたくさん準備し、提供していきます。


ちなみに「世界妖怪会議」の整備ですが、車で来られて水木しげる記念館の近くに駐車した人が境港駅前まで来ない、という現実があり、意外と認知されていません。今はライトアップも施していますし、60~70体が集結している状態は「今だけ」なので、もっと見ていただきたいのですが・・・。まだまだ告知力不足を感じます。


もともと「水木しげるロード」の「まちづくり」は、故・水木先生の“遊び心”あってのもので「それぞれの商店でコミュニケーションを取りながら過ごすこと」と、「ブロンズ像を一つひとつ見て楽しむ」というのが原点です。


今は「町全体」としての“仕掛け”が増えました。それは「徹底」という点で、ほかの土地がまねできるものではなく、境港・水木しげるロードならではの魅力です。
そのため、楽しみ方も人それぞれになってきて、本来のコンセプトとは離れた感じの人も出てきます。


「片っ端から店に入って土産物を見て回る人」「記念館をじっくり見学する人」「スタンプラリーに興じる人」だけでなく「ブロンズ像の写真は撮らないのにマンホールやトイレの看板などは撮っている人」「鬼太郎などの“妖怪”が歩いて来ても冷たい視線を向けるだけの人」などもいますが、“呼び込み”に釣られてしまう人や、雑誌などに乗っている商品だけをピンポイントで買いに来る人、あるいはスタンプラリーだけに夢中になっている子ども(これは保護者の在り方にも問題がありますが)――などは、「町の魅力を知っていただく」という点で、もどかしさを感じてしまいます。


個人的には「ブロンズ像を一つひとつ丁寧に写真を撮っている人」を見掛けると、うれしくなりますが、それ以上に何よりも「“遊んで”いる人」と会えること。
「水木しげるロード」の大きな魅力である「童心に帰っての“遊び心”を楽しむ町」として、すごく大事な存在で、そんな楽しみ方ができて、そんな人と会えるのが、この町の魅力でもあるのです。
なので、「成りきり鬼太郎さん」でブロンズ像の鬼太郎と同じ格好をしたり、ちゃんちゃんこを着たまま散策に行かれるくらいの人の存在ほど、ありがたいものはありません。

《着てくださるのは小中学生が最も多いのですが、ここは”画的”に女子旅さんの写真を選んで公開します。ご宿泊いただいた旅人さんもいます(^_-)-☆》


これは「水木先生や作品のファン」かどうかは基準ではなく、やはり「旅を、境港・水木しげるロードを楽しんでいるか」です。知識や認知度が高いほど楽しみ方は“濃く”はなりますが、“遊ぶ”となると違ってきます。被り物やちゃんちゃんこで周りを“巻き込む”くらいまで楽しんでくださる人は、必ず「次」に繋がり、波及していきます。
そして必ず、ゆっくりと、時間を割いて楽しまれます。


そんな人が増えてほしい――。町としても宿としても、それが最大の願いです。


うちに宿泊していただく人は、全体的な観光客の傾向と比べて、特に女性客と子ども連れのご家族は「水木しげるロードを楽しむ」という想いが強く遊び心がある人が多いと感じます。
そして「純粋に“遊んでいる”人」ほど、ゆっくり滞在する傾向があり、予定を変更して1~3時間くらい余計に楽しまれた人もいました(連泊に変更した人もいます)。


うちの宿は「交流スペース」ではなく、「旅そのもの」と「水木しげるロード」を楽しむという「核」を持たせた「コミュニティスペース」として運営しています。
楽しみ方は強制できませんが、多くの選択肢を与えたうえで、それぞれの関心の下に“遊び心”が芽生えて、いい意味で純粋に“弾けて”いただければ、と思います。


ぜひ、境港・水木しげるロードの“遊び”を体感しに来てください(@^^)/~~~