「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

久々に台湾からの旅人さん

昨日(22日)は、久々に台湾からの旅人さんでした。
大学生の姉妹旅で、日本へは何度も旅に出ているそうです。
境港は昼過ぎから半日観光され、昼は寿司、夜は海鮮を堪能。もともと鬼太郎のアニメも見ていて知識があり、水木しげるロードの“世界観”を理解して楽しんでくださったことに感謝です。

日本語学校に通ったり留学をしていたわけではないとのことでしたが、日本語は堪能で、日常会話に全く支障なし。メッセージも丁寧な日本語で書いていただきました。
「御朱印を集めている」「稲荷神社が好き」などのほか、今日(23日)は松江で着物を借りて散策されるとも話しており、日本文化を好み、親しんでいるようで好感が持てました。北海道や東北の観光の話もでき「日本各地の魅力の発掘」にかけては、意識の高さが感じられました。
この後は、ゆったり1週間ほどかけて、松江・出雲と広島を楽しまれるそうです。

境港は飛行機や船の就航から、韓国と中国からの観光客が圧倒的に多いですが、あまり水木作品の知識がなく、日本語も勉強して来ない人のほうが多いので、コミュニケーションが取りづらく、単なる「拠点」にしかなっていない感があります。
一方で台湾からの旅人さんは、今までご利用いただいた人も日本語が堪能な人が主なうえ、鬼太郎作品を知っている人ばかりで、日本人と同じような楽しみ方だと感じます。


うちは外国語対応をしていないのもあって、日本人以外のご利用は全体の10%程度、そのうち半数以上は、ある程度の日本語が話せる人です。
「水木しげるロードのまちづくりの原点」という観点から「町」を理解して楽しんでほしいと願っているので、この対応を取っているのですが、日本語が話せない韓国や中国の人からの予約メールも、妖怪に関心があったり、市場の見学を申し込まれたり、と、日本文化に関心がある人が来てくださってはいます。所謂「安宿に泊まるだけ」にはなっていません。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」というコミュニティを重視するとともに、ゲストハウス初心者の女性に安心して楽しんでいただくうえでも、「境港」への「必然性」を守っていきたいと考えています。


総合的に捉えれば、やはり「水木しげる作品の世界観に関心がある」個人の観光客を増やし「楽しかった」と心から思っていただけるように努めていかなければなりません。
韓国と中国からの観光客が圧倒的に目立つようになってきた今、「数」の上では目立った現象はありません。しかし、この層が「何度も来てくださるか」と言えば厳しいわけで、観光振興としての「細く永く」「リピーターをつくる」には繋がらないと思います。また、コミュニケーションの不足による経済効果の低下も起きています。
こういった「ソフト面」をも含めた「水木しげるロード大リニューアル」であるべきで、その一端として、コミュニティ重視の空間づくりに拘っていきます。