「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

あらためて「水木しげる生誕祭」を終えて

昨日「生誕96年 水木しげる生誕祭」が終了し、少し余韻が残っていた町も平穏が戻ってきています。


あらためて振り返ると、総評として「非常に良かった」と思うのは、やはり「境港駅前」が活況になったこと。「5代目・鬼太郎列車」のお披露目と「ゲゲゲ食堂」により、「水木しげるロードの起点」と言える境港駅前ににぎわいが集まったことで、列車やバスで来られた一般の観光客に楽しんでいただくことができたのは、大きな収穫です。
「駅前のにぎわい」は今後に向けて、とても大切なことです。「世界妖怪会議」の場所に集まっているブロンズ像は、徐々に本線へと戻っていますので、場所をうまく活用していければ、と思います。


文化ホールでの催しも、ラサール石井さんには失礼ですが昨年よりも内容に満ちていました。個人的にはアニメや漫画作品よりも、まちづくりや水木先生の人物像の魅力に関心が深いですが、各世代の鬼太郎アニメの比較検証的な話は聴きごたえがありました。
野沢雅子さんと古川登志夫さんが来られたことと、第6期「ゲゲゲの鬼太郎」の放送が決まったことで、来場者は「鬼太郎アニメのファン層」の色が、昨年以上に濃かったように思います。

(写真などは昨日のブログでご覧ください)


一方で課題としては、やはり「町」との繋がり。「まちづくり」としての水木しげるロード誕生の経緯からみても、こういった催しから「町のファン」を増やす取り組みが必要で、「生誕祭を知らずに来られた一般の観光客にもプラスになったか」と考えると、撮影スポットが屋台で遮られたことなどの課題も残りますし、単なる「ファンの集い」になっては自己満足的な要素が表れてしまいますので、コスプレの意義や在り方も、もう一工夫が必要ではないかと思います。
今年はリニューアル工事の関係でパレードができなかったのはありますが、水木しげるロードの「まちづくり」との関連性を濃くしていけば、もっと“本質的に”楽しいものになると思います。


関連して宿の話になりますが、SNSなどで既に繋がりができているアニメファン層は「仲間内で楽しみたい」となる傾向があります。
なので、うちの宿のような、不特定多数の「旅人」が集う空間では合わない人も出てきます。“狭いコミュニティを好む人”には、ゲストハウスは向かないでしょう。「ファン層のコミュニティ」と「旅人のコミュニティ」は「異なる面と重なる面」があり、一般的には「旅人」のほうが広いですし、さらに人との接し方において「重ねることができるタイプ」でなければ難しいでしょう。


催しの参加者にご利用いただきたいという想いはありますが、先に出来上がっている仲間が集うのではなく「宿で縁が広がる」ようであってほしいので、どのように予約を出すかなど、考え直してみようと思っています。