第八次 米子映画事変(11月23日~25日)
今年最後の3連休となる11月23日~25日「第八次 米子映画事変」(八次だヨ! 山陰集合!)が行われます。
やや“マニア向け”とも言えるイベントですが、その分“手づくり感”があり、主催者や参加者が楽しんでいる雰囲気が伝わってきて、好きな催しです。
岡本喜八映画「殺人狂時代」のフィルム上映や「3分映画宴」、活動弁士・坂本頼光氏による「活弁公演」など、楽しみな催しがたくさんありますが、中でも25日10時から行われる「まんだん」は必見です。
元・水木プロダクションチーフアシスタントの佐々岡健次氏、上記の坂本頼光氏、自称妖怪研究家の武内タケシ氏が出演し、米子の古本屋店長がMCを務める「水木しげるご本人を知る人たちが『水木しげる』を語る」パネルディスカッションで、ファンは聞いておきたい“裏話”や“小ネタ”もあるでしょう。日程的にうかがえないのが残念です。
先月20日に行われたプレイベント「まんだん」では、「墓場鬼太郎」を水木先生が描くまでのエピソードから、最初に墓場鬼太郎を描いた伊藤正美氏の紙芝居の話、竹内寛行氏が“続き”を描いた「竹内版・墓場鬼太郎」に関する“小ネタ”が非常に面白いものでした。
もともと自分は水木先生のファンというわけではなく、作品やアニメにも精通しておらず「まちづくり」の成功例への関心から徐々に知識を蓄えていったのですが、「観光」という視点で見た時、その根底にある「物語」や「原点」は、非常に大切だと思っています。
宿泊者などに案内する際においても、自分が「旅行者」の延長として「旅行者の目線」を大切にし、経緯や歴史的なものを付け加えるようにしています。「物語」に関心を示す人ほど、滞在時間が長くなったり、再訪に繋がりますので、「旅宿」に徹するうえでも、見分を広げていきたいです。
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