「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

境港での地域交流

15日の記事で紹介したお二人が、手づくり体験をする前の話。


境港駅前のホテルに宿泊していたお二人が20時ごろにうちの宿に寄り「近くでおいしい店ないですか?」と聞かれたので、近くにある海鮮のお店を紹介した。
22時近くになって「妖怪ショップゲゲゲ」に来られたので話を聞くと「隣に座っていた人がお寿司をくださった」とのこと。写真を見せていただくと、豪華な盛り合わせだった。
その後に手づくり体験をしながら、2時間くらい妖怪や水木漫画、ロードの話などで盛り上がって、気が付いたら日付が変わっていた。


うちに泊まった人の中にも、夜に食べに行った店で「地元の人と話が盛り上がって、ごちそうしていただいた」という人がいる。皆、そのことをうれしそうに話してくれる。


これこそが「地域交流」!
境港は古くからの港町なので、昔から観光以外で地域外からの人が入ってきていた。だから、地元の飲食店などで集まる人が結構フレンドリー。見知らぬ人にごちそうしてもらうようなことが普通にある。
飲食店や土産物店で地域交流ができるのが、境港・水木しげるロードの魅力の一つだ。


うちは、宿泊者がいる時間帯に地域住民の立ち入りはできない。
それだけを言うと「交流を楽しめる宿じゃない」と思われるかもしれない。
だが、旅人でない地域住民が宿内に入ると、賛否を宿泊者側が決めることができない。飲食店での交流や手づくり体験なら、好むか好まざるかは宿泊者側が選択できる。


宿の中では「旅人同士」で「旅」という一つのテーマに基づいたコミュニケーションに徹して「偶然性」と「対等性」を重視した空間づくりを目指す。
そして、宿の外で地域を楽しむ。
境港のゲストハウスだからこそ、そのスタンスを貫きたい――。