「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

今日3月12日よりJRダイヤ改正

本日、春恒例のHRのダイヤ改正が行われました。昨年は秋にも改正があり、その際にJR境線は夜の便が1往復減少しましたが、今回は日中に大きな影響を及ぼす改正になりました。
主な改正点は、以下のとおりです。


《平日》
※午前2往復、午後1往復の計3往復減(1本は臨時扱い)。
※課題=8時台と15時台の廃止は、日中観光としても宿泊者へも、影響は少なそう。むしろ通学利用者は困るかも。一方で、11時台が「臨時」になるのは、気掛かり。今の動向を見ていると、昨日までの「境港11:20着」は、観光利用が多い時間帯。日中観光型には不便になる感じがするし、米子空港便から乗り継げる時間帯でもあるので、影響が出そう。一方で、次の12:20着は比較的、境港駅で降りる人が少なかったので、こちらが廃止のほうが良かったのでは、と思ってしまう。


《土曜・休日》
※午前が1往復減。
※課題=9時台が廃止されるが、影響が大きい。境港に来られる人は少ないが「宿泊者の出発時刻」としては、かなり利用がある時間帯。かなり厳しい。ちなみに、うちがチェックアウトを「09:30」に設定した理由でもある(開業当初は、土産店などの営業時刻を基に9時にしていたが、列車に合わせて9時~9時半の間に出発される人が多いので変更)。


《他方面との乗り継ぎ》
※松江・出雲方面=上記のとおり「土日祝日の9時台の廃止」により、週末に泊まって向かわれる人は、一つ前の8時台の利用になりそう。松江・出雲方面から来られる場合は、あまり影響はなさそう。
※鳥取・京都方面=こちらは影響が大きい。乗り継ぎ自体はさほど不便になるわけではないが、米子⇔鳥取の快速列車が激減し、所要時間がかかるようになってしまった。こちらも、週末に泊まられると8時台の利用が多くなりそう。
※岡山・山陽方面=伯備線との乗り継ぎの影響は、殆どなさそう。青春18きっぷでの乗り継ぎなども、今までと変わらない。現在、特急「やくも」が減便中で、この影響がありそう。
全体的には、泊まる人にとって「境港へ来る」は影響が少ないが「泊まった人が次の目的地へ」の選択肢が減る。「宿泊前に観光、翌朝出発」の人には、厳しくなる感じ。


改正によって、旅人さんへの影響は確実に生じます。それでなくても、2018年まで一日7往復以上あった松江(由志園)とを結ぶシャトルバスが1往復まで減ったり、一畑グループのフリー切符が3,000円→4,000円に値上がりしたりと、年々、公共交通機関が利用しづらい状態になっていましたが、強く追い打ちをかけられた感じです。


うちは「公共交通機関で旅を楽しまれている人」を歓迎しています。
この方針は最初から変わりません。


理由は、まず何と言っても「目的地意識の強さ」。水木しげるロード・美保関・隠岐など「目的地のコンテンツを楽しむ」への意識は、圧倒的に車やバイクの人よりも強い傾向です。


次いで「滞在時間の長さ」。車やバイクの人は「移動型」になるので、観光滞在時間が短め。特に3連休やGWなどは「殆ど観光しない人」もいます。実際、うちは連泊の約9割が公共交通機関で来られる人で、特に3泊以上になると、車やバイクの人は皆無。交通手段による「楽しみ方の違い」は、明確に出ます。


そして「弱者目線」。特に「子どもを連れて気兼ねなく列車やバスが利用できる世の中になってほしい」と願っているので「遠慮・委縮する雰囲気」も「車のほうが楽という思考」も好めません。


ほかでは「到着時刻が明確になるので、境港駅で待って案内しやすい」「車やバイクの人よりも“感覚的”に行動しない」「目的地型が多いため、宿の特徴などもよく調べてくださっている」「事前予約が主になる」――などもありますし、自分が、時刻表や観光冊子などを駆使し「調べて工夫する旅」を楽しむタイプで、公共交通機関で楽しむプランニングも特技としているので、旅の感性が合うとともに、旅人さんの役にも立てます。


また、自分が初めて境港を旅した時、もう20数年前ですが「米子駅からのワクワク感」を強く覚えました。JR境線が“序章”で、境港駅に降り立った高揚感は、今も忘れられません。なので、列車で初めて来られた人から「まちづくりが徹底していますね/拘りを感じますね」などと言われたり、この感動を共感してくださる旅人さんが泊まってくださると、よりうれしくなります。


自分の願いとしては、やはり「ゆっくり滞在/ブロンズ像やライトアップなどのコンテンツを楽しむ」で、そのための「拠点」として泊まってほしいので、どれだけ不便になろうと、世の中の情勢が変化しようと「公共交通機関で旅を楽しまれている人」を歓迎いたします。