「鬼太郎祭」を終えて
昨日「鬼太郎祭」が行われました。内容は写真のような感じです。
今年は、昨年より規模が縮小されたうえに告知がかなり遅かったので、はっきり言って大きなにぎわいとはいきませんでした。
参加者の8割は地元の人。その日に近隣で宿泊されていた観光客は、少なかったように思います(自分が確認できたのは、うちの宿に問い合わせをくださっていた福岡のご家族と、もう一家族だけ。あと外国人が少し)。
あくまでも個人的な意見ですが、「水木しげるロード」は観光地として成り立っていますので、基本的には「観光客向け」にイベントを打ち出してほしいと思います。
特に今は「繁忙期」で夕方以降に散策される人も多いので、時期的にも「観光客向け」であるべきだと思います。
今回の「鬼太郎祭」は、初めから「地元民がちょっと来てくれたらいい」という発想でした。
観光客に来てもらうために、夕方から水木しげるロードを散策している人にチラシを配るとか、観光案内所で告知する(絶対しないけれど)などを行ってほしかったのですが、そういった様子はなく、非常に残念でした。
今回、「劇場版・ゲゲゲの鬼太郎」の「無料屋外上映会」があったのですが、これについては、早めに告知されていればファン層を集めることも可能だったのではないでしょうか。
私個人の意見としては「観光地」として、ターゲットはあくまでも「観光客」として、さらにその中で「水木先生や作品のファン向け」「水木しげるロードという『町』のファン向け」など、明確なコンセプトの下で集客を考え、対外的に早期の告知を行うべきだと思います。
そして特に、町のファンを増やすイベントを行わなければならないと思っています。
また、「観光客向けのイベント」と「地元民向けのイベント」は、切り離して考えたほうがいいとも思っています。
ついでに言えば「みなと祭」も地元の祭りであり、観光客が参加するものではありません。「せっかく観光に来たのに、露天商が邪魔でブロンズ像の写真が撮れない」という声もあります。ならば海岸通りなどで行った方がいい、と思います。
「水木しげるロード」として地域住民への感謝を込めたイベントも必要ですが、それは、年末の「大感謝祭」だけでいいのではないでしょうか。
イベントの内容についても思うことはいろいろありますが、今回は記しません。ただ「せっかくその日に来てくださった旅人さん」に、ほとんど恩恵がなかったのは残念です。
「そぞろ歩き」によって「来た人数」は「記録上」で増えますが、その数字を「入り込み数」として発表するのでは、中身が伴わないと思いますし、再考の余地は多々あると感じました。
この後、10月には「境港妖怪検定」が行われます。これは受験者の募集をかけるので、さすがに今から告知されますが、11月末には「水木先生の命日」も控えています。
市は「命日は調布で、生誕祭は境港で」などと”必要のない棲み分け”をしていますが、水木先生への感謝と、先生のおかげで水木しげるロードが発展したことへの恩を込めて、何かしら催しを行うべきです。
”想い”のある人たちとともに、今から考えていかなければなりません。
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