鳥取境港❝縁❞(コミュニティ重視型ゲストハウス様式の宿)

水木しげるロードの近くに、境港初の簡易宿泊施設(ゲストハウス形態の宿)をオープン!
https://guesthouse-en.jimdo.com/
ドミトリーは女性専用で、ゲストハウス初心者でも安心できる健全さを重視。子ども連れのご家族も歓迎です!
「旅を愛し、旅を知り、旅を学び、旅を語り合う空間」がコンセプト。偶然に集う旅人同士の❝縁❞を大切に「楽しいことやってます!」
米子や大山、松江、美保関などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「すべての宿泊者のお見送り」に拘ります

昨日は、松江市美保関町〜出雲市大社町で行われる「2018えびす・だいこく100kmマラソン」に参加する女性2名と、「美保基地航空祭」へ行かれる女性2名にご宿泊いただきました。
奇しくも、ともに40歳代の女性2人組で、午後に境港に到着されて観光し、朝が早いので(マラソン組は4:50にチェックアウト!)夜は早めに休まれました。


4:50のチェックアウトは、今までに2番目に早いご出発(昨夏、大山登山の人が4時半に出発が最速)。昨年は6時より早く発たれた数組を見送りできなかったのですが、今朝は4時過ぎに起きてお見送りしました。


宿泊者のご出発は、前日に観光された人と翌朝からの人がほぼ半々ですが、前日観光の人は8時〜9時ごろのご出発が多く、朝から観光される人も荷物を置いたまま8時〜9時に出掛けることが多いです。そのため、さほどハードな対応はないですが、ゴールデンウィーク中は、大山登山で5時〜6時ごろにご出発される人から9時半過ぎても寛いでいる人まで、幅広くなりました(むしろ出発時間が極端に異なるほうがつらいです)。


今年は「すべての宿泊者のチェックアウトの見送りをする」と決めています。


「個々の旅に合わせた対応」の一つとして、「チェックアウト後の旅と帰宅までをサポートする」と考えでいますので、宿泊者との接し方も「民宿」に近い方針を採っています。このあたりの対応には拘りを持って徹底し、きっちり行うことを心掛けています。


昨夜はもう一組、近い年代のグループが直前でキャンセルになったのは残念でしたが(思えば昨年も同じようなことが・・・)、うちは2組の場合は1階と2階に分けられるので、ゆっくり休んで、翌日に備えることはできたかとは思います。
概ね毎年、開催日が重なるうえ、昨年はさらに米子でアーティストのライブが重なって宿泊者は航空祭とライブの客が殆どになり、マラソンの人も問い合わせはありましたが受け入れできませんでしたので、今年は対応できたのも良かったです。


また、こういったほかの催しへの参加であっても、女性客は「水木しげるロードも併せて観光される人が大半」なので、とてもありがたく思います。


このあと、7月中旬までは、冬期並みの閑散期に突入。特に梅雨入りすると、一般の「水木しげるロード観光」の人が非常に少なくなります。
今は「リニューアル後」を見据えている人も多いようで、アニメの放送の影響からか「土日に日帰りで来られる子ども連れのご家族」は昨年より増加しているようですが、20〜30歳代の観光客が激減しています。


厳しい状況ではありますが、とりあえずシャワーの温度調整を直し、壁を塗り替えました。外装も写真が日焼けして汚いので、全部剥がしてシールで作成します。予算もないので設備の改修は本当に少しずつしかできませんが、その分、対応面でそれぞれの旅人さんの要望に応えていきます。

夜間ライトアップと、今後の展開

昨日(25日)、再び夜間ライトアップの試験点灯が行われました。
うまい具合に子ども連れの当日予約が入り、ご家族と一緒に見学。思わぬ「幸運」を喜んでいただくことができました。

ただ、今回は「取材」のためのようで、観光客らしき姿は、ほんの僅かでした。
閑散期とは言えホテルや旅館の宿泊者もいるわけですから、告知して見に来てていただいても良かったのではないでしょうか。また、地域住民にも知らせ、あらためて「町」を楽しんでいただく取り組みも必要だと思います。


お会いする観光客らに7月からのリニューアルの告知を行っていますが、よく「夜も楽しそうだけど、お店は開いてるの?」と聞かれます。特に女性客は「店舗を廻ること」を楽しまれる傾向が強いので「夜間ライトアップだけでは足りない」と捉えられているように思います。


現在、リニューアルに併せて「『土曜夜市』を行おう」という計画が持ち上がっております。「商店街」としてのにぎわいがあった昭和後期に行われていたことを、リニューアルを機に
一部から反発もあるのですが、とりあえず有志で協力し合い、開けられる時間まで対応すれば、それなりににぎわいが演出されます。実績が伴えば対応する店が増え、平日に波及していくこともあるでしょう。旅宿としても「特典」を考えています。
さらに観光客だけでなく、地域住民にも楽しんでいただけるようになれば、商店街としてにぎわっていたころの「古き良き時代背景」も感じることができると思います。


ライトアップの仕掛けは、華やかで、派手な演出です、それなりに見応えがあります。
だからこそ、持続性のあるものにして、「ほかも併せて楽しむ」という波及効果を生んでいかなければと思います。


実際、リニューアルやライトアップだけでは「本質的に町を楽しみたい人」が増えるとは思っていません。
「単なるブームに乗っかるだけの人」や「ライトアップは見に来ても境港には泊まらない人」(車やバイクなら皆生温泉や松江などに移動してしまいます)のほうが、はるかに多くなると思います。


「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」を掲げる「旅宿」として、まず「まちづくりの原点」を忘れず、そのうえで新たな魅力をも楽しんでいただく工夫と本質的な案内を行っていくことを忘れずに、日々、「楽しみに来てくださった人」と接していきます。

見えてきた全貌

ゴールデンウィークが過ぎ、一気に閑散期になりました。リニューアルの正式公開が7月14日(土)と発表されたせいか、連休以降は明らかに昨年よりも観光客が減っています。日によっては「韓国人しか歩いていない」という状態。リニューアルによる反動はあるでしょうが、厳しい状況が続きます。


昨年春から行われてきた「水木しげるロード」のリニューアル工事は、かなり全貌が見えてきました。
先に歩道工事が進んでいた境港駅前からの県道部分と、大正町、東本町エリアは、車道部分の舗装工事が始まっています。

松が枝町エリアは歩道の工事がまもなく終わる状態で、旧・本町アーケードのエリアは、昨日、北側の歩道部分にブロンズ像が設置されました。

境港駅前の「世界妖怪会議」の会場のブロンズ像は、昨日7体が運び出され、残りは16体。
旧・本町アーケード南側に設置される分と、そのまま残されるものだけになり、かなり寂しくなりました。今は、新しい「鬼太郎の像」が設置されるのを待つ状態です。

先日、紹介したように夜間ライトアップの試験点灯も始まっており、ハード面は整ってきました。
1年以上かけての大工事、ようやく、完成が近づいています。


ただ、本当に大切なのは、これからです。
「道路がきれいになっただけ」では、観光客を呼び込むことはできません。リニューアル完成をアピールすることにより、団体客の誘致を中心としたブームによる集客は見込まれるでしょう。しかし、それは一過性のものにすぎません。


「水木しげるロード」に関心をもって来てくださった人に「思ったより楽しかった」「また来たい」と思っていただける工夫、想い出として「心」の残る取り組みをしていかなければ、せっかくのリニューアルが生かされることはありません。


今回のリニューアルで、「水木しげるロード」が「テーマパーク化」する感があり、20数年かけて築き上げた「まちづくり」の「原点」が、消えてしまうのではないかと懸念しています。
今一度、「故・水木先生の“想い”がこもったブロンズ像を見て楽しんでいただくこと」を見直したうえで、今の時代に即した楽しみ方を付加していくのが理想だと思っています。


完成まで1か月半。正念場です。
課題は山積みですが、まず「自分ができる取り組み」に徹し「観光客の目線」で従事していくことに努めます。

“妖怪さん”――会える確率が高い時間帯と場所

「水木しげるロード」では基本的に毎日、“妖怪さん”が歩きます。
現在は「鬼太郎」「ねずみ男」「死神」「ねこ娘」「砂かけ婆」の5体が、交代で出没。
記念撮影会やパレードなど特別な日は、最大11体(ほか「子泣き爺」「サラリーマン山田」「メフィスト」「悪魔くん」「河童の三平」「河童」)です。

明確な決まりはないですが、平日は概ね2〜3体、休日は3~5体ほど。
毎朝9時半〜10時ごろに「本日、出没する妖怪たち」が公表されますが、この“妖怪さん”に「会える確率が高い時間帯と場所」があります!


時間帯は――、
10時過ぎ〜11時ごろと、16時半〜17時過ぎが狙い目!


おそらくですが“妖怪さん”の“出勤時間”が10時ではないかと(笑)。
夕方は、記念館が17時閉館なのと、多くの店舗が17時〜17時半に閉まるので、帰っていく観光客を見送る感じです。この時間帯は大抵、全員が揃います。一方で日中は「出たり入ったり」なので、昼間に1~2時間しか滞在しない人だと「全く会えなかった」というケースもあります。


出没する場所は――、
「鬼太郎」「ねずみ男」「死神」は、基本的にロード本選を歩きます。
「ねこ娘」「砂かけ婆」は「水木しげる記念館」の前庭がテリトリー。


実は、待機場所が異なり、「鬼太郎」「ねずみ男」「死神」はロード上にある「妖怪お休み処 砂かけ屋」ですが、「ねこ娘」「砂かけ婆」は「水木しげる記念館」なのです。


天気が良いと「死神」は境港駅前まで歩き回り、「鬼太郎」「ねずみ男」も日によっては駅前まで来てくれますが、雨の日などは歩道に屋根がある「松が枝町〜本町エリア」のみで、ベンチに座って待機することも多いです。この3体は当然「砂かけ屋」の近くほど会える確率が高いですが、基本的に「ロードを歩く」ので、「会いやすい」ほうではあります。

一方、「ねこ娘」「砂かけ婆」は「水木しげる記念館」の前庭のベンチに座っているか、エントランスにいることが多いです。「砂かけ婆」は鬼太郎の碑に隠れて脅かすこともあり、時折、歩き回りますが、基本的には「前庭で待機」なので、ちょっと会える確率は下がるかもしれません。

なお「ねこ娘」は平日の出没は少なめ(理由は分かっているのですが内緒!(^^)!)。5体揃う日は月に2~3回程度です。一方でごく稀に「1体だけしか出ない日」や、メーンの「鬼太郎」「ねずみ男」が両方ともいない日も。
何が歩くかは当日にならなければ公表されないので、こればかりは「運」次第ですが、当然ながら「滞在時間が長いほど、会える確率は上がる」ので、ぜひゆっくり滞在して楽しんでいただけることを願います!


ちなみに昨夏ごろまでは「死神」ではなく「メフィスト」が出没しており、その前は「サラリーマン山田」でした。「山田」は名刺を配っていて面白かったのですが・・・。

あと、もう少し踏み込んだ分析を。
「砂かけ屋」の扉に掛け金があるのですが、これが「開いている場合」は「中に誰か居る」ということ。「閉まっている場合」は「すべての“妖怪さん”が出没中」だと判断できます。
記念館で待機の2体については、前庭に居なかったら先に記念館を見学し、30分〜1時間くらいで外に出れば、居る場合がありますので、時間を有効に使って楽しみましょう!


最後に昔話。
数年前まで「境港に列車が着く時間に、妖怪たちが出迎えていた」ことがありました(「砂かけ屋」ができるまでは駅前が拠点だったため)。何度も出迎えてもらった記憶があり、これは復活させてほしいです。また、「人力車にねこ娘が座っていた」「河童の泉に隠れていた」など、もう少し面白い“演出”がありました。サプライズ感と“遊び心”を復活させて、もっと「楽しさ」を感じる形になればと願います。

なお、リニューアル完成後は、出没する時間帯や場所が変わるかもしれませんので、ご自身の目でお確かめください(@^^)/~~~

「ユースホステル」や「民宿」に近い感覚

うちの宿の利用者は「一人旅の女性」と「子ども連れのご家族」が占める割合が高いですが、次のような人が結構、ご利用されます。


「ユースホステルや民宿は利用してきたが、ゲストハウスは初めて(または数回程度)」。
「海外のゲストハウスは利用するが、日本では初めて(同)」。
また、長旅で「うちだけがゲストハウスで、ほかはホテルに泊まる」という人も、かなり多いです。


昨年夏以降、うちの宿をご利用になられる女性客の平均年齢が、やや高くなってきました。
出雲大社に近い地域性と、アニメなどの放送時期からのファン層として1985〜90年生まれ(20代後半〜30代前半)が主ではありますが、徐々に40~50代の旅人さんに好まれるようになってきた感があります。
この世代は「水木しげるロード」よりも「隠岐」「美保関」などへの拠点とされる人が多いですが、女性客の特徴として「せっかく境港に泊まるんだから、夜や早朝だけでも水木しげるロードも楽しもう」とされるので、うちのコミュニティには、よく合います(世代が近いので自分と話題が合うのもありますが)。


40~50代の旅慣れた人は「ユースや民宿の世代」。
うちの雰囲気に「その要素を感じる」と、よく言っていただけるのは、うれしいです。


実際、自分も「ユースや民宿」を愛好してきており、自分にとって理想の宿の原点も「飛騨の民宿」です。


19歳の時に初めて泊まったこの宿は、囲炉裏を囲んで団欒できるスペースがあり、宿のオーナーも非常にユーモアあふれる人で、その「アットホームな雰囲気」に惚れ込んで、その後も5~6回ほど訪ねました。
その宿の“空気感”を取り入れたい、と思って運営しているので、かなり「民宿」っぽくなっています(メッセージカードは、その宿が壁に、旅人さんが書かれた色紙を貼っているのを参考にしています)。
コミュニティスペースが「畳部屋」なことや、子どもの受け入れを積極的に行っているのも、「民宿」のカラーを重視したいから、です。


先日、ご利用いただいた40代の女性から、次のような言葉をいただきました。


「日本のゲストハウスは、個人経営でもヘルパーや住人がいたり、常連がいて、その『仲間意識』が強いと感じる。その延長線上に『交流』があるように思える」。


また、ゲストハウスのご利用が初めてだった別の40代女性からは「テレビ番組などで、『出会いを求めてゲストハウスに泊まってみませんか』みたいな放送が多いので、『旅』としての目的地の要素よりも『交流』の要素を強く感じていた」と言われました。


つまり「ユースホステル=旅宿、日本のゲストハウス=交流宿」と捉えているようです。


実際、その傾向はあると思います。
好みの問題ですし「合う、合わない」は個々の“想い”の違いでもあるので、正否はありません。
「うち以外はホテルや旅館」という傾向の人も「こういった雰囲気を好まないだけ」ですし、「出会いを求める」という志向や、「目的のない、当てのない旅」が駄目ではないと思います。


ただ、うちは「観光地」としての「境港・水木しげるロード」に拘りがあります。
うちに泊まられる旅人さんで「ユースや民宿」を愛好する人は特に「境港を楽しみたい」という必然性が高いと感じます。
私自身が「目的地」を最初に定め、拠点を決めて旅に出るタイプなので、やはりこの志向を感じると、うれしくなります。


うちの実態は、宿泊形態としてはドミトリーがあるので「ゲストハウス」となりますが、雰囲気としては「『民宿』と『ユースホステル』と『民泊』の中間」といったところでしょうか。
かなり独特の要素はありますが、それが「個性」で、「境港・水木しげるロードだからこそのもの」と捉えていただけると幸いです。