鳥取境港❝縁❞

水木しげるロードの近くに、境港初の簡易宿泊施設(ゲストハウス形態の宿)をオープン!
https://guesthouse-en.jimdo.com/
ドミトリーは女性専用で、ゲストハウス初心者でも安心できる健全さを重視。子ども連れのご家族も歓迎です!
「旅を愛し、旅を知り、旅を学び、旅を語り合う空間」がコンセプト。偶然に集う旅人同士の❝縁❞を大切に「楽しいことやってます!」
米子や大山、松江、美保関などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

拠点に据える旅

11日と12日、三重県伊賀市から一人旅の女性に2連泊していただきました。


雨が激しくなった11日の午後に到着し、水木しげるロードをのんびりと散策。記念館もじっくり堪能され、夜はほぼ地元の人しか行かない店で地域交流を楽しまれました。
翌12日は、雨が上がってからゆっくりご出発。前日にプランニングした結果、美保関を経由して松江城周辺へ向かわれ、天候が回復したので宍道湖の夕陽も堪能、さらに米子空港の鬼太郎関連オブジェを見てから戻られました。
最終13日も自転車を使って、昼前まで水産物直売センターや夢みなと公園など郊外へ足を延ばし、目いっぱい楽しまれて帰られました。
(ご出発の様子と頂いたメッセージ)


両日ともほかの宿泊者が入らず“貸し切り状態”(「キャンプ予定だが雨なら泊めてほしい」「高速船のキャンセル待ち次第」といった問い合わせはよくありますが、結局ほとんど泊まりません。この日もそうでした)。そのため、夜、宿に戻られてからゆっくり話す時間が取れました。


旅のスタイルが自分と似たところがあって、特に「最優先の目的地を拠点に連泊する」「公共交通機関を駆使し、無理しない範囲で廻る」という点で感性が合いました。


また、旅慣れてはいましたが、ドミトリー型のゲストハウスのご利用は初めてとのこと。あと、珍しく既婚女性の一人旅でした。結婚しても一人旅ができる寛容な家庭環境も素晴らしく、仕事の話などもいろいろお伺いしましたが、家庭と仕事と趣味のライフバランスの良さを感じました。


うちに泊まられる女性は、水木作品のアニメや映画の放送時期などからも20代後半~30代前半が主で、サービス業に従事する人が結構います。平日休みが主の職場だとシフト制の中に希望の休日を組み込むことが多いので、工夫して連休にし「1~2泊の旅へ年に何度も出る」感じの人が来られます。自分も新聞社などに勤めていたころは、そんなスタイルでした。そのため女性専用ドミトリーの利用者は曜日別の偏りが小さく、逆に言えば「週末1泊」の人を取り込めていないのが課題です。
そして「宿」「飲食」「名産」などは事前によく調べている反面、行程プランは大まか。「プランニング」という点が生きるのも、この世代です。


この世代の「初ゲストハウス」率も高く、共通して感じるのは「《水木しげるロード》をキーワードに宿泊地として選んでくださっている」「目的地を絞って旅されている」「地域の飲食店などを楽しみたい人が多い」など。観光目的の「拠点」を最優先に決める旅をされているからか、うちの雰囲気が「民宿っぽさ」が濃いことで、ご利用いただけている感じです。


うちは通常、1泊のみの人が圧倒的に多く、鳥取砂丘や松江、出雲大社などへの移動型の旅をされている人が主ですが、少しずつ拠点に据える旅人も入るようになってきました。8月は隠岐への旅の“中抜け”も2組入りましたし、拠点にしていただけるように、もっとアピールしていかなければなりません(そのためには「水木しげるロード」自体の魅力を高めなければ・・・)。


昨日も男性1名だったので、7日(木)から13日(水)まで、休業した9日を除いて「6日連続で宿泊者1名!」。今日はご利用がないですが、明日と明後日は再び、現時点で1名(16日は台風の影響で子ども連れのご家族がキャンセルになりました)。普段だと、もっと被ったりゼロになったりするのですが、9月はここまですべての日が“貸し切り状態”。今月は平日に男性のご利用が多いため今までにない傾向が出ており、早々とすべての曜日に利用者がありました(これは過去に先月のみ。3月や5月でさえ、ゼロの曜日がありました)。


この状況では集客的に厳しいですが、その日の宿泊者とじっくり向き合うので、「楽しめる」という点では自分も充実した時間を過ごせます(2組以上の宿泊者がコミュニティスペースを利用するときは、絡みは少なくなりますので)。
うちはキャパが小さいうえに子ども連れのご家族が多いので、繁忙期でも「入り込み組数」はせいぜい4組まで(6組まで可能ですが、最多は5組で一度だけあり)。個人で運営して個々の旅人さんと向き合っていくには、実際これくらいまでが、ちょうどいい感じです。


3連休は台風の影響を受けそうです。16日に入っていた子ども連れのご家族は、旅行自体を中止するということでキャンセルになり、18日も隠岐から戻られる人のご予約がありますが、フェリーの運航が危ぶまれそうです。天候ばかりは仕方がないこととはいえ、せっかくの繁忙期が最悪の状況になるかもしれません。
それでも「旅の安心、安全」は最も大事。「水木しげるロード」がすぐ消滅するわけではないですので、またいつか、来てくださったらいいと思います。


東大生と北大生の男子

8日と10日、男子大学生に続けてご利用いただきました。


8日は東京大学の1回生。「青春18きっぷ」を使って、一週間ほどかけて北陸から山陰を廻って境港へ来られました。ご宿泊の翌日は境港を観光した後、出雲へ。そして、来年3月末で廃止が決まっている「三江線」を乗りに行かれました(「三江線」の説明は後述)。
ゲストハウスの利用は今回の旅が初めてとのこと。北陸や山陰で、いくつかの宿に泊まられたそうです。初々しく、とてもまじめな旅人さんでした!


10日は北海道大学の3回生。うちの宿名は、北海道大学のよさこいサークル「北海道大学“縁”」からいただいているのですが、全く偶然にも親交があるメンバーの友人で、話が弾みました。しかも、ほかにも共通の友人も複数! たまにこういった偶然の“縁”に驚かされます。
翌日は朝から隠岐へ渡られ、島の自然を満喫しに行かれました。


「縁」という名前のゲストハウスはたくさんあるので、平凡かなと思ったのですが「北海道大学“縁”」と「札幌YOSAKOIソーラン祭り」などで親交があることと、遠く北海道からも、たくさんの旅人さんに来てほしいと願って決めました。宿名に「“”」が付いているのは、そんな意味があるのです。まさに“縁”が取り持った“縁”。初の北大生の来訪に感激しました。


両日とも所用で営業時間に制約があった中での対応で、ご不便をおかけしましたが、快く引き受けてくださったことに感謝です。うちは学生の利用率が高くないので(女性は20代後半~30代が非常に多く、男性は50代が最多。学生は男女差があまりありません)、もっと増えてほしいものです。


ちなみに、「三江線」は広島県三次市と島根県江津市を結ぶ「西日本屈指のローカル線」で、1日5往復(直通は2往復のみ)。その道の“マニア”には大人気で、うちに泊まってから乗りに行かれた人も数人。うち“鉄子さん”も2人いました。私は行ったことがないのですが、秘境度は高く独特のロケーションを誇る駅もあるので、せっかく境港に住んでいるのだから、冬にでも行こうと考えています。

9月8日(金)~10日(日)の営業について

9月9日(土)は臨時休業いたします。
10日(日)は、チェックイン対応が21~22時ごろからとなります。
8日(金)は、チェックアウトを午前8時ごろまでにお願いいたします。
ご迷惑をお掛けしますが、以上の条件でのみご予約受け付けとなりますので、ご了承ください。


また、9日と10日は、電話対応ができない時間帯が多くなります。緊急のお問い合わせ(10日や11日のご予約など)は、電話番号へのSMSか、facebookページへのメッセージでお願いいたします。

2年目に向けて

1周年を終えた途端、閑散期に突入してしまいました。昨年、特に宣伝もしていないのにオープンから1週間で5人入っていることを思うと・・・、反省しかありません。
水木しげるロードを散策する観光客自体も、昨年より減少しています。永らく親しくしてきたある店が、10月で閉店することになりました。また一つ“灯”が消えるのは寂しいです。来年夏にはリニューアル工事が完成しますが、それまでもたない店が、ほかに出てくるかもしれません。


1年間、いろいろなことがありました。個性豊かな旅人さんや、さまざまな子ども連れのご家族などにご利用いただいた一方で、“コンセプト”として拘ったことが批判や否定につながってしまったり、誤解や思い違いで迷惑をかけたりもしました。過剰にとらえすぎてしまい割り切って考えられず、自分で運営するのは向いていない、と弱気になっています。
現状の方向性に対して「傲慢だ」といった否定的な声もあれば「明確なのが良い」という賞賛の声もあり、悩みは尽きませんが、意見や提案を述べてくれる人の存在はありがたく受け止めています。好みや利用率、旅のスタイルなどで賛否が分かれるのは致し方ないと思いますので、目指す空間づくりの“軸”はぶらさず、そのうえで誤解を与えたり、迷惑をかけないよう心掛けて改良していきます。
先日、ご利用いただいた人などに、お礼状を送りました。当宿を発見してくださり、信頼して来てくださったことに感謝しています。


節目として、いろいろなデータを取ってみました。


利用者に最も多い苗字は「井上」「田中」が4組。「前田」「山田」が3組で続いています。
日本人に多い苗字トップ2の「佐藤・鈴木」はともに1人だけ。「か行」が多く、「な行」が少なめ、「ら行」はゼロです。
名前は、「あやか」さんが6人もいました。うち4人が1995~96年生まれに集中し、あと2人も20代後半と中学生で、平均年齢が若いです。
次いで多いのは「ようこ」さんが5人。こちらは“母親世代”が大半で、すべて30代~60代。
男性は「あきひろ」「けんじ」「しおん」「ひろし」「まこと」「よういち」「りょうすけ」・・・など2人同じが多数ありましたが、3人以上はなし。
漢字別も「茜」「彩香」「洋子」「亮介」が2人いましたが、3人以上はありませんでした。


地域別では、現在ご利用いただいた人の在住都道府県は「33」。
最も多いのが東京で45人、オープン当初は大阪・京都からの人が多かったのですが、5月連休と8月中旬は関東と九州に集中し、今夏は特に東京が多く、一気に逆転しました。次いで大阪、京都の順。以降は拮抗し、兵庫と福岡が11人で同率4位、岡山と広島が10人で同率6位。神奈川を挟んで、9位タイに愛知と高知が8人。四国は愛媛も6人入っていますが、徳島は0です。
0の県は、中国地方では山口、近畿では滋賀、関東では茨城と山梨と、各地に“空白”があります。山口と滋賀が0なのは意外かも・・・。ほか東北と九州、北信越に0の県が複数あります。
日本人以外のご利用は全体の約1割。中国・香港が最も多く10人、ほかは分散していますが、アジア圏が多めです。


年代別や曜日別も以前に載せましたが、意外と偏っています。1年たつと傾向がはっきりしてきました。開業時は予測しきれなかったことも多く、データとして表れると参考になります。とはいえ、今までとらわれすぎていたかもしれません。有効に生かしつつ、参考程度と割り切っていこうと思います。


まだまだ前途多難、どうすればいいのか葛藤していますが、信頼を裏切らないように精進しますので、今後ともよろしくお願いいたします。

1周年の当日も、すてきな縁!(^^)!

8月26日、記念すべき1周年の日は「東京からの女性一人旅の大学生」にご宿泊いただきました。
(頂いたメッセージ)


予約のやり取りが非常に丁寧だったので、お会いする前から好感を抱いていましたが、実際、陽気で素直な、飾り気のない楽しい旅人さんでした。就職は無事に決まられ、来年春から社会人。ゆっくり旅できる貴重な時期を有意義に過ごされていると感じました。


境港へは鳥取・倉吉方面から入られ、15時過ぎに到着。夕方まで水木しげるロードを楽しまれ、夕食はスーパーマーケットで地魚の刺身を買ってきて、まったりと宿で過ごされました。

(夕食の様子など)


夜はライトアップも堪能。倉吉で買われたという立派な梨を持って来られ、夜食で一緒にいただいたのですが、これが絶品! 贅沢なおいしいデザートが、記念すべき日を彩りました。

(夜の様子と、美味だった梨)


9月上旬まで中国・四国地方を旅されるそうで、山口や愛媛での旅プランなどを一緒に考えましたが、自分が行きたい場所やこだわりがはっきりしていて、流行に流されるわけでもなく、シンプルに楽しむことに努めている感じが伝わってきました。
そのため尽きることなく会話が続き、深夜1時半ごろまで話し込みました。貸し切り状態だったこともあり、悠々自適に過ごしていただきながら、じっくり接することができてよかったです。
きっと社会人になっても、もし仕事などで苦悩があっても、持ち前の明るい性格で乗り切っていくでしょう。そして、時間やお金をうまく使って、旅を続けていかれると思います。


前日の4人も含めて、節目となる日にすてきな旅人さんが集ってくださり、楽しいひと時になったことに感謝です! 1年間いろいろありましたが、基本方針はぶれずにやってきた“成果”かな、と思っています。
また、遊びに来てくださる日を、心待ちにしています!(^^)!