「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

2017年を振り返って

2017年も、あと数時間となりました。
1年間のご利用人数は、延べ「322人」。それぞれに中身の濃い、個性あふれるすてきな旅人さんに「境港・水木しげるロード」と「宿のコミュニティ」を楽しんでいただくことができました。ご利用いただいた人は殆どが良い人ばかりで、「感謝」の一言に尽きます。


また、「町を楽しんでくださっている人」とお会いしてロードをご案内したり、宿を見学していただいた人が30人ほどいます。
今年、こういった見学やご案内の“縁”をきっかけに、再訪してご宿泊してくださったのが男女合わせて3人。皆、関東以遠の人ばかりでした。
被り物や鬼太郎ちゃんちゃんこを貸し出し、心を込めて「町を楽しんでくださっている人との直接的なコミュニケーション」に努め、「折り紙目玉おやじ」も今年だけで優に1千個は提供してきたと思います(ご家族やグループが多いので300~400組くらい)。その“想い”が来年以降、「再会」「宿泊」という形で、少しでも結果に表れてくれれば幸いです。


私は「20年ほど前から『観光客』として水木しげるロードを楽しんできた延長として移住」し、今に至ります。なので今も「観光客の目線で境港・水木しげるロードを見て」捉えています。「今年、最も頻繁に水木しげるロードを観光した人」と言っても過言ではないと自負しています。


さまざまイベントや取り組みなどに対して今も、常に気持ちは「観光客」です。


そして、その目線で「良いことは良い、悪いことは悪い」と、感じたことをストレートに記してきました。厳しい意見も述べました。「数字」に対しても客観的に検証・分析してシビアに捉えてきました。
それもすべて「観光客にとって楽しいと思えるか」に拘ってのことです。
「個性豊かなまちづくり」が徐々に観光地へと発展していくのを何年も見続けてきた“想い”は、損得や商売にはなく、「観光客の満足」がすべてです。リニューアルによって「観光地化」が明確になる「今」こそ、「原点」を守り伝えつつ「今」を楽しんでいただくことに努めるのが、うちの宿としての“形”で、その基本線は、ぶれずに貫きます。


とは言え、町としても宿としても課題は多く、目標の「480人」には遠く及ばず、「最低の最低ライン」と考えていた「336人」(480人の70%)にも届きませんでした。この「14人の差」は、もう少し考えてうまく対処していれば取り込めたかもしれません(夏ごろまで宿泊予約サイトはすべて前日で止めていました。これで「満室」と判断されてしまったケースがあるので、今は開始も停止も「段階」を設ける形に変更しています)。
最大の「想定外」は、9月が目標の30%ちょっとしか入らず、3連休が台風に泣かされてキャンセルが多発したのもあり、オープン直後の2016年よりも5人下回ったたこと。12月も後半が伸び悩んで目標の50%に満たず、結局、9~12月で「130人」を目標にしていたのが「79人」と、この最後の4か月のマイナスが大きかった感じです。
また、先述のとおり、4月中旬などに「予約の段階」での違反やトラブルがあったのは残念です。


それでも、2018年も「コンセプト重視」の方針でいきます。
宿としては「境港・水木しげるロードと『旅そのもの』を楽しむ」という大前提の下で、「女性客や初心者への安全性の配慮と健全な雰囲気づくり」「観光資料の豊富さと公共交通機関を使った旅のプランニング」は「日本一」を目指します。そんな「個性」や「特徴」に拘ります。


実際、9月以降はホームページだけでなく宿泊予約サイトでもコンセプトを強めに打ち出しています。
そのためか「女性の一人旅」「ゲストハウス初心者」は前年より増えています(人数が下回った9月も、この層は増加)。「男性および男女混合グループ」と「ご夫婦・カップル」のご利用が激減しているのが「数」の上での苦戦に繋がっているものの、「宿の雰囲気」という視点では、特に8月後半~10月にかけては、かなり理想的な感じになりました(11月以降は総人数が少なく“貸し切り状態”も多くなりました)。
5月後半も“うちらしい客層”に恵まれましたが、これも変革を行った直後の時期。今は「町自体が閑散期」ということも考えると、方向性という点での下落がないのは良いことだと思っています。


2018年の目標は、今年と同じ「480人」で設定します。採算ラインは「600人」と考えていますが、これはもう1年あとの目標とします。
ただ11月後半以降、明らかに観光客が前年より減っています。工事の影響から「来年」に目が向けられている感があるうえ、寒さや週末の天候不良もあって、平日は「韓国人と団体ツアーしか目にしない」日も多くなりました。「青春18きっぷ」の時期に入ったにもかかわらず「旅人っぽい人」が見受けられず、特に「学生~30代」が減少している感じがします。
そんな状況を見ると、リニューアル工事が終わっていない上半期は「今年並でも上出来」かもしれません。ほかの宿ができて分散してしまった感もありますし、今年撒いた“種”は、夏以降に“実”を結んでくだされば、と願います。


泊まっていただける「数」が増えなければ困るのは確かですが、満足していただくことが何よりも大切。宿の「コンセプト」に「共感」していただける旅人さんには全力で応えていきますので、2018年もご支援のほど、よろしくお願いいたします。