「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

3月の総括と、4月以降に向けて――。

3月はすてきな旅人さんが多く、有意義な空間を築くことができた。が、最後の最後で、外国人2人が連絡なしの不泊。「初め良ければ…、終わりは最悪」(T_T)/~~~
人数は1~2月と同様、目標の半分くらいしか達しなかったが、ご利用いただいた人の中身は濃かったとは言える。いろいろ問題も生じたのも含めて、あらためて振り返る。


5日までは学生ばかり6人。そのうち「初ゲストハウス」が4人(男性1、女性3)で、あとの男性2人は昨年9月の「怪フォーラム」の時にご利用いただいたリピーター。うちの宿らしさが発揮された時期だった。「水木しげるロードを楽しみたい」という想いの強い人が多く、また、「初ゲストハウス」の人からの「信頼」を感じ、その不安に対して「信頼」で応えることができたと思う。
先日載せたとおり、1日に来てくださった神戸の女子大生は、30日に妹と再訪。これも「初」に際し安心して過ごせるように配慮し、水木しげるロードを心から楽しんでいただくことに努めた結果だ。


1月以降、一人旅の4割ほどが「初ゲストハウス」。3月は約半数に上った。「初」の人は殆どメッセージカードを書き残してくださり、3月だけで13枚も増えたのは、うれしい。


ところが6日~10日は誰も入らず。この間は、先の予約も入らず。せっかくの「生誕日割引」が生かせなかったのは残念。これが響いた。


11日以降は客足が戻り、学生と社会人が入り交じる感じで、子ども連れの親子も2組、月末までに香港や台湾などからも計4人。13日には「旅先で誕生日」の人が来て、これでうちが設けている《割引特典》のすべてに該当者が現れた(誕生日の人は18日にも)。同じく13日にご利用いただいた、近春から社会人になる女子大生は、町づくりや景観保全への意識が強く、事前に連絡を取り合っていたとおりの好印象で、いろんな話が弾んだ。


16日には香港からの留学生が今年初の連泊。続いて4歳児と母親も連泊。まさに「ゆっくり」堪能していただくことができた。連泊者はこれだけで、通算でも友人以外ではあと1人しかいない。増やすのは難しい課題だが、せめて2~3時間以内しか散策しない人に滞在時間をもう少し伸ばしていただけるよう、情報発信をしていかなければ、と思う。
3連休で「大量祭」もあった18日と19日は、それぞれ複数の旅人さんでにぎわった。


20日以降は2組入った日がなく、かと言ってゼロの日が続いたわけでもなく「貸し切り状態」が多かった。19日までは皆、2日前までの予約だったが、当日や前日の予約が複数入った。
20日は「飛行機が満席で東京に行けなかった女性」が来てくださって、話が盛り上がって充実した時間を過ごすことができ、すてきな偶然の“縁”となった。
22日はバイク旅の女性から前日予約があり、お会いしてみれば「昨年夏にお会いして案内した人が、熊本から札幌に戻る前に、わざわざ泊りに来てくださる」という、思いがけない再会。地道な「種蒔き」が「実を結んだ」のが、とてもうれしかった。
この2日間は、かけがえのない有意義な日々となった。


23日以降の旅人さんは、最近のブログを遡ってください(@^^)/~~~


と、ご利用いただいたのは良い人が多かったのだが、悪いこともたくさんあった。


キャンセルが5件。18日と19日は外国人女性の直前キャンセルと不泊。昨日も外国人2人の予約が入っていたが連絡なしの不泊。しかも電話もメールも対応してくれない。困ったものだ。
18日と19日が個室に2組入って男性ドミを設定できず、特に18日は結果的に1部屋空いたのに、予約フォームから連絡をくださったバイク旅の男性を満室で断らざるを得なかったなど、大きなロスとなってしまった。
うちは「女性専用ドミトリー」を、手前の洗面所とトイレも含めて「女性専用エリア」にしているので、この部屋が空いていても男性客には転用しない。個室として2室埋まる日は、こんな無駄も発生するが、致し方ない。


また、3週間以上先の予約を電話してきた女性(18日のドミ2人)に、予約フォームからの再予約をお願いしたら、結局は予約してこなかった、というのもあった。
うちに泊まる人の観光動向を見ていると、境港は14時~16時くらいに到着して散策し、朝9時半までに出発する人が多い(3月後半は一転、夕方or夜に着いて、翌日の午前中散策が多かったので、動向は一概に言えないかもしれないが)。
このケースは宿泊予約サイトからの予約でも多く、来訪目的や予定を記入していただくようお願いしても、ちゃんと記してくれない人が多い。そして煩わしく思われるのか、結局キャンセルされてしまう。また、《割引特典》の虚偽・過剰申告に対して確認を求めるのも皆、キャンセルになる。宿泊予約サイトで成立した予約は通算で3件しかないのだが、キャンセルはその3倍以上。あまりに機能しないので《割引特典》は廃止した。
なお、確認してみたら何と、宿泊予約サイトからは、成立も不成立も、1件を除いて休日前。ホームページからの予約平日が多いので、稼働状況は平日も休日前も大差ない。
平日は女性の一人旅が主で「女性ドミだけ稼働」、休日前はグループが多くて「個室だけ稼働して連休時は2室占拠され、男性ドミがつくれない日に限って予約が入る。でも女性ドミは空室」という、効率の悪い状態になる。


「男性グループによる《割引特典》の虚偽申告が複数発生した」のも、非常に残念。意図的な人だけでなく偶然や過失もあるだろうが、予約の前に注意事項などは読んでほしいと願う。


あとは人数の増減。うちはすべて4人部屋なので、特に「4→5」の増加は影響が出る。結果的に「0」になることもあるし、「1室→2室」になるので無駄も大きい。ところが、なぜかこのケースばかりが起こる。ゴールデンウィークの予約では「4→11(受け入れ不可のため断る)→4→0」なんてのも発生した。子ども連れが入ると人数の判断も難しくなるし、結構、振り回されている。


これらの「不成立」や不泊の分が入っていれば、15~20人は増えるのだが、これでよかったのかもしれない。
その結果、3月末までの延べ人数は「97」(オープン前の無料宿泊者と料金の発生しない子どもを除くと「92」)。2月末の時点で3月分の予約が20人ほどあったので、余裕で3月中に100人に達すると思っていたが“中弛み”とキャンセル続出で伸び悩んでしまった。この状態では厳しい。


オープンから昨年11月までは「男6:女4」ほどと男性がやや多かったが、12月以降は毎月、女性が6~7割。1月に《割引特典》の虚偽申告があって「健全さ」をより強調し男性客の宿泊ルールを厳格にしたのと、自転車旅やバイク旅が入らない時期になったのが要因だ。
通算の総数でも逆転し、現時点では女性のほうが少し多くなった。これからバイク旅や自転車旅が入れば男性の比率が少し戻るかもしれないが、初心者向けの健全な宿を目指すうえでの理想として、女性6割くらいの状態で推移したい。


4月以降の予約は、まだ僅か。明日から暫く、予約が途切れる。
「1か月以上先の予約が入ってはキャンセルされる」というのばかり、いくつも発生している。人数が多すぎて受けられない問い合わせなどもあり、振り回されているだけで実になっていない。
「旅そのもの」を純粋に愛し、境港・水木しげるロードを楽しんでくださる人には、全力で応えているつもりだから、すてきな旅人さんを心待ちにしているのだが――。


見通しは、暗い。