「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

松江・出雲でもフライヤーをご協力いただきました

「出雲駅伝」に出掛けた際、出雲のゲストハウス3軒、松江のゲストハウス2軒に立ち寄り、ごあいさつしてきました。


この5軒、それぞれ宿の性質や方向性の違いが割とはっきりしていて、好みが分かれる感じです。「何でもあり」の所もありますが、一方で「旅人宿」として質を高める努力をしていると感じる宿もあるので、旅人が自分の旅のカラーに合った宿を選べば、満足度が上がる地域だと思います。
さらに大根島や米子、鳥取県の中東部のゲストハウスとも連携していければと思います。


また、以下の3か所にもフライヤーの設置を協力していただきました。
4年ほど前にオープンしたばかりの「松江歴史館」は、和装で出迎えてくれる受付の人たちが、すごく好感度が高く、落ち着ける場所なので必ず立ち寄っています。スタッフさんもずっと変わらず、すっかりなじみになっていて、伊勢へ遊びに来てくださった人もいました。
出雲「ご縁横丁」にある「まがたまや雲玉」さんにも、4年前のオープン当初からお世話になっています。「ご縁横丁」は伊勢との繋がりもあって親しくしている店が多かったのですが、ここ1年で店舗が代わったり、なじみの従業員が辞めてしまった店があって、少し寂しくなりました。でも毎回、必ず立ち寄ります。


同じく出雲の「神門通りおもてなしステーション」は、私が訪ねた全国各地の観光案内所の中でも、優秀な部類。観光資料が豊富な上、案内も親切丁寧です。当然「物売り」などありません。商売ばかり熱心で肝心の案内は不愛想な境港の観光案内所は、見習ってほしいものです!


松江歴史館
http://matsu-reki.jp/


まがたまや雲玉(出雲神門通り店)
http://ungyoku.ocnk.me/


神門通りおもてなしステーション
https://www.izumo-kankou.gr.jp/4555

出雲駅伝・松江水灯路

10日(月)、「出雲駅伝」の観戦と、松江城周辺へ「水灯路」を見に行ったのですが、実はその後2日続けて、「出雲日帰り」で出掛けていました(@^^)/~~~
≪駅伝と水灯路の詳細は、facebookの個人ページ《Y-Shimaya妖怪さん》に写真をいっぱい載せていますので、よろしければご覧ください!≫
「縁結びパーフェクトチケット」を使って境港から出雲まで往復すると「境港―松江のバス往復2000円」+「一畑電車の往復1500円(1日券の値段)」だけで元が取れる。ただし、松江から境港に戻る最終バスの時刻が「16:25」と早いので、「19:30」の「松江―米子空港連絡バス(990円)」を使い、駅伝の日は190円だけ余分に払ってJR境線で夜遅く帰ってきた。
この日は「JR出雲市駅前―出雲大社前のバス(片道500円)」や「松江レイクライン500円×3日分」、さらに松江市内バスも乗ったので、1日で1・5倍以上の金額分を利用。


翌11日も朝から出雲へ行って2時間半ほど滞在した後、15時過ぎに松江へ戻って大好きな「松江歴史館」を訪問。夕陽が望めそうになかったので、16:25の便で帰宅。交通費は「0円!」。


さらに12日も15時過ぎまで同じ行程。この日も夕陽が望めず、松江城周辺をのんびり散策し、日没後は再び「水灯路」を存分に堪能。10日と同じように米子空港連絡バス→JR境線で帰宅したので、交通費は「190円」。


と、JRの料金2日分380円だけ追加で払い「3380円」で遊びまわった(#^.^#) 個別に払ったとすれば1万円分以上の交通費となる。
まずこんなことをする旅人はいないだろうが、一日は松江、もう一日は出雲に絞れば、出雲での滞在時間も増やせて日御碕などへ行くこともできた。


「縁結びパーフェクトチケット」で「松江―境港」間を40~50分で往復できるのは大きな利点(JRだと米子乗り換えで1時間半くらい)。
2泊3日で「境港1泊+松江か出雲に1泊」が効率もよく一般的だが、出雲に行かず、松江城周辺や八重垣神社、宍道湖の夕陽観賞、そして美保関などをゆっくり楽しみたいのなら境港2泊で拠点にできなくもない。


自分は「公共交通機関を使ったプランニング」を得意としているので、ぜひ「縁結びパーフェクトチケット」での旅人さんが増えてくれることを願いたい。

《公共交通機関を使った2泊3日の旅で境港に1泊》【プラン③】

【プラン③ 松江~出雲~境港~美保関~松江】


最後の案は、発着を松江にしたプラン。
夜行バスなら往復割引が使える(寝台列車でも距離次第で可能)。この案も「縁結びパーフェクトチケット」が有効に使えるので、松江を起点にするのが最もいいだろう。飛行機の場合は、出雲空港と米子空港どちらを発着点にしてもいいし、往復で別々でも問題ない。早割か往復割引で取るかで選択すればいい。


とりあえず夜行バスを使うとして、まず松江で下車。
「縁結びパーフェクトチケット」を使ってそのまま出雲へ向かうか、「レイクライン」で松江を散策するか、天候次第で決めてもいいだろう。1泊目は松江でも出雲でもいい。


2泊目は境港。最終日にコミュニティバスで美保関(美保神社など)へ。境港へ戻って松江行きのバスに乗り継いでもいいが、万原ターミナルまでコミュニティバスで行き、「縁結びパーフェクトチケット」が使える万原ターミナルから松江までバスで戻る手もある。ルートを変えれば当然、車窓からの景色は異なるので、楽しみも増える。


また、最初の2日間でじっくり松江・出雲エリアを楽しんでもいいし、2日目に美保関へ回ってから境港入りし、最終日を境港でゆっくり過ごしてもいい。発着が同じだから、ルート選択に融通が利くのだ。最初に美保関→境港と向かってもいいわけで、天候によって自由に変更しやすく、移動距離が短いので「もっと楽しみたかったと思っても駆け足になってしまう」といったことも起こりにくい。


最初にも書いたが、「夜の水木しげるロード」と「美保関」は、もっと旅人に楽しんでいただきたいのだ。そこでこんなプランを提案するのだが、コミュニティバス以外は「縁結びパーフェクトチケット」でカバーできるので、現地での交通費も概ね4000円以内で収まる。欲張らず「周遊エリア」に絞って楽しむうえで、ぜひ「夜の水木しげるロード」と「美保関」に目を向けてほしい!
≪写真はあらためて、夜の水木しげる記念館と美保神社です!(^^)!≫

《公共交通機関を使った2泊3日の旅で境港に1泊》【プラン②】

【プラン② 米子~大山~境港~倉吉~鳥取】


昨日に続いて、今度は松江・出雲ではなく、倉吉・鳥取方面へ旅する行程をプランニング。
1日目~2日目の朝までは同じなので省略。


このプランのポイントは、境港駅―鳥取駅の営業距離が100キロを超えること。境港を出発する際、鳥取駅までの乗車券を買えば乗車券が2日間有効になるので、何度でも途中下車できるのだ(100キロ以下の乗車券では不可。ちなみに米子―鳥取間では100キロに満たない)。いちいち乗車券を買う煩わしさも省けるし、境港―鳥取の乗車券は1940円、下車ごとに買うと合計2110円で、僅かだが料金も安くなる(由良・倉吉・松崎と短い距離で降り続けると割高になる)。
とりあえず由良・倉吉・松崎・鳥取の各駅で下車するプランを組んでみるが、時間に余裕があるなら、あらためて米子で下車し、加茂川沿いなどを散策するのもいい。


まずは由良駅。境港―米子―由良とスムーズに乗り継げれば2時間ほどで着く。費用は余分にかかるが、米子から特急で倉吉まで行って2駅戻るほうが早く着ける場合もある。
由良駅は別名「コナン駅」という愛称が付けられている。
北栄町は、漫画「名探偵コナン」の作者・青山剛昌氏の出身地で町おこしをしており、駅舎は待合室やコインロッカー、案内墓標に至るまで「コナン一色」に改装されている。駅前にはコナン君のブロンズ像が立ち、華やかな看板もある。「コナン大橋」の両端4カ所などにもブロンズ像が並び、駅から約18分歩くと、道の駅・大栄に隣接された「青山剛昌ふるさと館」がある。記念館の遊び心は、なかなか秀逸!
また、大栄町はスイカの名産地でもある。


次は2駅先の倉吉で下車。
白壁土蔵群や打吹公園、なしっこ館などがある市街地エリアと、三朝温泉、三徳山などが見どころだが、三徳山は単独行はできず時間もかかるので厳しい。白壁土蔵群などは倉吉駅から4キロほど離れているので、バスかレンタサイクルを利用。三朝温泉へも倉吉駅からバスで20分ほど。
この辺りは特産の「梨」だけでなく「牛骨ラーメン」も有名だ。


宿泊は、次の松崎駅周辺としよう。東郷温泉もあるし、ゲストハウスも1軒ある。
松崎駅から徒歩すぐのところには「東郷池」があり、夕陽の名所だ。島根県側の宍道湖や稲佐の浜などと比べるとマイナーなスポットなので、静かに夕景を眺めていられる。駅から5分もかからない湖畔沿いに足湯があるし、15分程度で日帰り入浴できる温泉へも行ける。さらに時間があるなら、対岸のはわい温泉まで足を運ぶのもいい。


最後は鳥取へ。松崎―鳥取は普通列車で約1時間(特急に乗るなら隣の倉吉駅に戻らなければならない)。
鳥取エリアのメーンと言えば「鳥取砂丘」で、鳥取駅からはバスで20分ほど。「砂の美術館」と合わせて2~3時間は散策に充てたい。ほかは「湖山池」「かにっこ館」「わらべ館」などがあるが、さほど観光名所とは言えない。
もっと時間があるのなら、若桜か智頭という選択もある。ともに鳥取から往復2時間弱の閑静な田舎町で、古い町並みが保存整備されている。若桜は散策に1時間くらい、智頭は見どころが多く2時間はほしいところ。


こちらの案も逆ルート可能だが、松江や出雲に比べるとアクセスが悪く、JRもバスも本数が少ない。特にJRは快速と普通列車で所要時間が大幅に変わるので、米子―由良、松崎―鳥取はなるべく快速を使いたい(倉吉を拠点に特急列車を使う手もあり)。


ちなみに3泊4日なら「出雲→松江→境港→大山or倉吉→鳥取」という①と②を合体させたような旅も可能だ。数年前まではJRのゾーン券があり、5日間有効で5300円&往復の乗車券が2割引。JRも一畑電車も乗ることができ、出雲大社などのバス路線でも使えたで余裕で元が取れたのだが、発着ルートが同じでなければ買いづらい切符だったため、浸透せず廃止されてしまったのが残念。


最後の【プラン③】は、発着とも松江(出雲空港)とする案を提供します(#^.^#)
≪写真は由良&コナン関係、東郷池の夕陽、はわい温泉≫

《公共交通機関を使った2泊3日の旅で境港に1泊》【プラン①】

※このデータは2018年までのもので、2019年3月より「境港-松江」間のバスは本数が減り、時刻も変更されておりますが、基本プランとしてそのまま掲載しております。公共交通機関のダイヤ変更などには、ご注意ください。


【プラン① 米子~大山~境港~松江~出雲】


昨日、載せたとおり《公共交通機関を使った2泊3日の旅で境港に1泊》のプランニングをしてみた。3つの案を順次、公開するので、旅好きな皆さんが参考にしていただけたらと思う。また、山陰旅に興味がある人へ、ぜひお薦めしてほしい。
2泊3日で山陰を旅する人で最も多いと思われるのが、この【プラン①】のコース。今回は、「夜行バスor寝台特急or朝イチの飛行機で米子入り」「出雲から夜行バスor寝台特急or最終便の飛行機で帰路へ」としてプランを組んでみた。


まず、朝に米子駅へ到着。最初の目的地は「大山エリア」としたい。
4月~11月ごろの休日であれば概ね、1日乗り放題1000円の「大山るーぷバス」が利用できる。
さほど本数は多くないが巡回方向は左右あるので、効率よく組み合わせれば「大山寺」「みるくの里」「桝水高原」「植田正治写真美術館」などの主要観光地を巡れる。夕陽がきれいな時期なら、最後に桝水高原がベスト。所要時間は6~8時間見ておきたい。


ただし、平日は大山寺への路線バスしかなく本数も少ないので、観光目的では不便。そのため、大山エリアの代わりに「とっとり花回廊」という選択肢もある。米子駅から無料シャトルバスが出ており、交通費は要らない。あるいは隣の安来駅から「足立美術館」へ行くのもいい。こちらも無料シャトルバスがある。こういった無料の交通機関を利用しない手はないだろう。ともに、米子駅からの移動時間を含めて所要3~4時間あれば十分。


その後、JR境線の「鬼太郎列車」に乗って、夜までに境港へ移動し宿泊。夜は海鮮を食し、ライトアップされた水木しげるロードを散策していただきたい。
「大山エリア」だと夕方まで散策、「とっとり花回廊」「足立美術館」なら昼過ぎまで散策になる感じで、それによって境港の散策が夕方になるか朝からになるかが変わってくるが、日中の水木しげるロード周辺の散策は朝でも夕方でも大差ないが、最低2時間は取ってほしい。なお、時間に余裕があれば、コミュニティバスで「美保関」へ行くか、はまるーぷバスか自転車を使って「夢みなとタワー」や「正福寺」へ足を延ばすのもいい。


翌日は、朝もしくは昼前に松江へ。
松江市内へは直行バスで40~50分。朝は9:30が始発とやや遅めで、概ね1時間おき。時間に余裕があれば、牡丹の名所「由志園」で途中下車も可能。境港と由志園がある大根島の間で、テレビコマーシャルで有名になった「べた踏み坂」と呼ばれる江島大橋を車窓から眺めることができる。


松江の見どころは、「松江城」「武家屋敷」「堀川遊覧」など。女性には「八重垣神社」も人気スポット。「縁結びパーフェクトチケット」に付いている松江の観光循環バス「レイクライン」の1日乗車券を有効に使おう。なお、1日しか使わないとしても「3日分の1日乗車券」を引き換えておけば、残りは有効期間内に再訪して使うことも可能だ。
出雲泊でもいいが、最後に美しい宍道湖の夕景を眺めたいので、松江泊のほうがベスト。出雲泊にするなら早めに移動して「稲佐の浜」で夕陽を眺めよう。


最終日は一畑電車で出雲へ。進行方向の左側に座れば、しばらく朝日を浴びた宍道湖沿いを走る。
川跡駅で乗り換えた後も、「粟津稲生神社」の鳥居が見える左側がベスト(アテンダントが乗っていれば解説あり)。
出雲では、「出雲大社」の参拝と「日御碕」は外せない。日御碕へは出雲大社からバスで30分ほど。1時間に1本で折り返しなので、「日御碕神社」の参拝と、歩いて登れる灯台では日本一高い「日御碕灯台」の散策で2時間くらい。
時間があれば「旧大社駅」「古代出雲歴史博物館」「吉兆館」「島根ワイナリー」あたり。「旧大社駅」は廃線になったJR大社線の終着駅で、国重要文化財に指定され近代産業遺産にも認定されている、歴史ある木造駅舎だ。


2日目の境港発からは、一畑グループの「縁結びパーフェクトチケット」が利用できる。3日間乗り放題で3000円。JRは利用できないが、境港―松江のバスと、松江~出雲エリアの一畑電車とバスを幅広く網羅。空港連絡バスも使えるので、特に飛行機の利用者には、お得感が増す。
このルートで使用すると、「境港―松江」のバス1000円、「松江レイクライン」のバス500円(もらっておけば3枚で1500円分)、「松江しんじ湖温泉―出雲大社前」の一畑電車810円、「出雲大社連絡所―日御碕」のバス往復1000円(正門前からだと1040円)で、合計3320円となり「縁結びパーフェクトチケット」で元が取れる。
さらに「松江駅―八重垣神社」のバス往復500円や、出雲空港から飛行機で帰るなら「出雲大社―出雲空港」のバス880円(「JR出雲市駅―出雲空港」なら720円)でも使えるので、かなりお得になる。
これが、例えば1日目を「米子泊」にすると、「縁結びパーフェクトチケット」以外の費用がかかるか、それぞれ乗車券を買う形になり、割高になってしまう。「フリー切符の有効性」で、「境港泊」が生きてくるのだ。


なお、全くの逆ルートでも特に支障はない。ポイントを絞って「米子→松江&出雲(泊)→境港(泊)→大山→米子」と、米子発着も可能だ。
実際、このプランで米子に泊まっている人も多いはず。ぜひ旅人さんに広めていただきたい!
《写真は松江、出雲の見どころ》