「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

取材していただきました!

先日のリニューアル完成に合わせて、宿の取材をしていただきました。


もともと泊まれるかの問い合わせだったのですが、土曜日で個室が埋まっており、ほかの宿を紹介。その際のやり取りから取材に繋がりました。


これからも”遊び心”を大切に、楽しんでいただくために全力を尽くしていきます!
ありがとうございました。

「みなと祭」

本日は「みなと祭」でした。


猛暑のためパレードは一部中止、日中は心なしか人でも少なかったように感じましたが、夜はいつものごとく、若者が集っていました。
写真は、海上花火と、境高書道部パフォーマンスの様子です。

「妖怪ジャズフェスティバル2018」開催中!

「みなと祭」の前夜祭となる「妖怪ジャズフェスティバル2018」が、現在開催されています。

会場は宿から徒歩1分!
ということもあって、今年は幸いにも、多くの人にご宿泊いただいております。


今日の宿泊者は「女性ばかり10人」(5人組、2人組、一人×3)。
うちはドミトリーこそ女性専用のみですが、繁忙期の個室は「子ども連れのご家族」が中心になるため「個室2室とも女性グループ」というのは、実は2回目。2室埋まる日は大抵、子ども連れのご家族×2組です。
今までは、大人の女性ばかりになった日でも「6人」が1回(5人グループと一人旅)、「4人」が2回(《ドミばかり2・1・1人》と《個室2人×2》)だけなのです。女性客は曜日に関係なく入るものの、極端に固まることもありませんので、意外と「大人の女性のみ」という日は少ないです。


今回は40歳代が多く、20代と50代も数人。なお、9人はジャズ目当てですが、お一人だけ「一般の旅人さん」です。


この後、夏休みの予約は、人数的には昨年より微減程度ですが、昨年は女性ドミや女性2人組が複数、早めに予約があったのに対し、今年は子ども連れのご家族ばかり。8月9日~15日は、きれいに1組ずつばらけて予約が入っています。
ここにドミトリーの予約が伸びてくれるといいのですが・・・。


ちなみに本日も、夜間ライトアップ&土曜夜市を開催中。
地元の人が多いですが、それなりににぎわっています!

少し足を延ばして――。その2「由良」

倉吉から2駅離れた由良は、「名探偵コナン」で知られる漫画家・青山剛昌さんの故郷。
「青山剛昌ふるさと館」は、由良駅から約2キロ弱、徒歩で20分ほど。駅からの道筋は「コナン通り」としてブロンズ像やレリーフなどがありますが、水木しげるロードのように土産店が並ぶわけではなく、途中までは幹線道路、その後は田畑が広がる田舎道を歩くことになります。はっきり言って歩いて散策する人は少なく、車で訪ねる人が多いようです。
途中、駅とふるさと館の中間くらいの位置に、グッズを扱う店やカフェ、レストランなどで構成された「米花商店街」があり、ここで小休止できます(隣に「巨大迷路」も。迷路が流行ったのは20~30年くらい前ですが、ここには現存)。


「青山剛昌ふるさと館」は、4ランクのクイズに挑戦できるのが最大の特徴。「初級」→「中級」→「上級」→「最上級」と、訪れるたびに段階を踏んで挑戦する形式です。今週の時点で「最上級」達成者は3,940人。つまり「最低でも3,940人は4回以上訪れている」と言えます。年5回ほど原画の入れ替えを行っていることもあり、ファンを飽きさせない工夫を凝らしていると感じます。
展示物も原画が多く、クイズや映像など遊びの要素が濃い感じ。「子どもが楽しめる雰囲気」は、はっきり言って「水木しげる記念館」より強いです。このあたり、企画展がなくパネル主体の水木しげる記念館は、見習わなければならないでしょう。


また今回、開館と同時くらいに訪ねたのですが、館長さん自らが駐車場のロープを外し、開館準備を行っていました。前回3年ほど前に訪ねた際もそうでした。前回も今回もいろいろお話を伺わせていただきましたが、施設への愛情、観光客への想いが、はっきり感じられました。受付や販売スタッフも同様で「楽しんで勤めている」感じを受けました。
私は、こういった印象に重点を置いて施設を見ていますが、非常に優れていると感じました。「まちづくり」としては、歩いて散策する人が少ないため機能していない面もあると感じますが(「米花商店街」も活況がなかったので)、割引券も広範囲で配布していますし、「箱モノ」としては「行政」視点ではなく「観光客の心を汲み取れている」と思います。


所要時間の目安としては、ふるさと館とその周辺で1時間、由良駅と往復の道中で1時間、計2時間くらいは必要です。


さらに、天気が良ければ倉吉駅の隣、松崎駅で下車し、東郷温泉の入浴や、東郷池の夕陽を堪能したいところ。また、この東郷温泉や、倉吉駅からバスで行ける三朝温泉、関金温泉で宿泊するのもいいでしょう。


《境港から日帰りの際のタイムテーブル》
※プラン①
境港8:07 → 米子8:57/9:25 → 倉吉10:41
(土日は境港8:22 → 米子9:07)
境港8:57 → 米子9:42/9:50 → 倉吉10:23(特急利用)
(バスで「なしっこ館」→徒歩で「赤瓦・白壁土蔵群」と「円形劇場」へ→バスで倉吉駅へ。もしくはレンタサイクル利用)
倉吉14:53 → 由良15:03
(徒歩で「青山剛昌ふるさと館」へ)
由良17;25 → 米子18:36/18:52 → 境港19:36
(土日は米子19:32 → 境港 20:13)


※プラン②
境港8:07 → 米子8:57/9:25 → 由良10:31
(土日は境港8:22 → 米子9:07)
(徒歩で「青山剛昌ふるさと館」へ)
由良12:25 → 倉吉12:34
由良13:22 → 倉吉13:32
(バスで「なしっこ館」→徒歩で「赤瓦・白壁土蔵群」と「円形劇場」へ→バスで倉吉駅へ。もしくはレンタサイクル利用)
倉吉17;14 → 米子18:36/18:52 → 境港19:36
(土日は米子19:32 → 境港 20:13)
倉吉18;15 → 米子19:43/20:39 → 境港21:24
(土日は米子20:31 → 境港 21:14)
倉吉18;11 → 米子18:44/18:52 → 境港19:36(特急利用)
(土日は米子19:32 → 境港 20:13)


米子駅で乗り継ぎ時間が空く場合は、ここで朝食や夕食など。
なお、「境港―倉吉」の乗車券は「1,320円」、「境港―由良」「由良―倉吉」だと「1,340円」ですが、「境港―米子」「米子―倉吉」と分けて購入すると「計1,290円」、「境港―米子」「米子―由良」「由良―倉吉」だと「1,280円」。「米子駅でいったん改札を出る」と、僅かですが交通費が安くなります。
また、東郷温泉か三朝温泉、関金温泉などに宿泊するなら、境港発を1~2時間遅らせることができます。

少し足を延ばして――。その1「倉吉」

境港からJR境線と山陰本線で約2時間。鳥取県中部に位置する倉吉・由良へ、ふらっと訪ねてきました。


メーンの目的地は、倉吉に誕生した「円形劇場」。
日本で最古といわれる円形の校舎を再利用し、今年4月7日「フィギアミュージアム」としてオープン。この建物、老朽化によって一度は解体が決定していたのですが、約7千人から署名が集まったことで中止。「フィギアミュージアム」として生まれ変わりました。
展示数は約2千点。「動物」「ミリタリー」「キャラクター」などジャンル別に分かれており、各“教室”を順に巡っていく形です。ちなみに「鬼太郎」もフィギアもありましたが、ジャンルは「日本文化」でした(^_-)-☆

各種体験ができるワークショップ教室もあるほか、実際に「学校」だったころの教室の様子を再現した部屋を残しており、単なるフィギア館ではなく、地域の歴史と伝統が守られた形で生かされているのも魅力です。


倉吉のメーン観光地は「赤瓦・白壁土蔵群」で、「円形劇場」はここから徒歩で約10分。
倉吉駅から「赤瓦・白壁土蔵群」は約4キロ離れており、アクセスはバスかレンタサイクルになります。
伝統的建造物保存地区に指定されている「赤瓦・白壁土蔵群」は、酒造や醸造場、飲食店や土産物店、工房などで構成されています。近年は、アニメ「ひなビタ♪」の聖地としても知られるようになり、各店に「萌えキャラ」の等身大ボードが置かれています。風情のある街並みが美しく、周辺の「鉄道記念館」や「横綱琴櫻記念館」、「打吹公園」も見どころです。


また、逆方向に1キロほどの「倉吉パークスクエア」内にあるのが「鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館」。
鳥取県の名産である「梨」をテーマに、歴史や産業などを学ぶことができます。さまざまな種類が栽培されており、食べ比べができる試食コーナーもあります。


「なしっこ館」―「赤瓦・白壁土蔵群」―「円形劇場」は、それぞれ徒歩10分ほどと、歩けない距離ではないですが少しハード。とは言えバスに乗るほどでもないので、レンタサイクルがお薦め。体力に自信があれば倉吉駅から借りてもいいですが、駅からのバスは概ね1時間に4~5本ほどあるので「赤瓦・白壁土蔵群」で借りるほうがスムーズかもしれません(レンタサイクルは駅前、赤瓦エリアとも9時半〜17時なので注意)。


所要時間としては「なしっこ館」が30~40分、「赤瓦・白壁土蔵群」が80~100分、「円形劇場」が60~80分。倉吉駅からの移動時間も含めて計4時間が目安でしょう。


なお、倉吉は観光用の駐車場が殆ど無料で利用できます。「車中心」の考え方が強いようなのは、旅人に親切とは言えず残念ですが、現実的には致し方ないのかもしれません。せめて、レンタサイクルを乗り捨て型にするか、4~9月だけでも9時~18時(19時)で利用できると、利便性が上がると思います。


《つづく。その2は「由良」をお届けします》