「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「境港妖怪検定」、境港で受験していただける工夫を・・・。

先日、毎年恒例となっている「境港妖怪検定」の実施要項が発表されました。
予定通り10月21日(日)に実施。8月15日から募集開始です。


受験者は年々、減少しており、昨年は過去最低でした。
昨年は台風に見舞われてしまったために受験を断念した人もいたようですが、とは言え「調布会場よりも初級・中級とも少なかった」のは大きな課題を残しました。
しかも、合格率も過去最低。難易度が高かったようですが、こちらも調布会場よりも合格率が低く、中級に至っては、境港会場は2人しか合格者が出ませんでした。


「境港妖怪検定」ですから、初級や中級も「境港で受験してこそ」意義があるものだと思います。
「ご当地問題」を出しても、情報網が発達している現代においては、あまり意味がありません。
どうせなら、例えば「前日に水木しげるロードを散策したら、店舗でヒントがもらえる」など「境港ならではの特典」があればよいと思っています。
また、受験とは別に「水木しげるロード内でサンプル問題を配り、挑戦してもらう」など、「新たに境港妖怪検定に関心を持ってもらい、来年以降に繋げる」などの取り組みも必要ではないでしょうか(町づくりのイベントが民間ではなく行政主体となった今では難しいでしょうが・・・)。


ちなみに、公式ホームページがリニューアルされていましたが、ずっとサンプル問題は同じのまま。
しかも「境港に関する問題」として「鬼太郎列車について」載っているのですが「4代目のデザインに変わってから『子泣き爺』『砂かけ婆』も運行されているので、現在は『6種類』あります。
つまり、このサンプル問題は使用不可能。「古い時事問題」を修正していないのは、主催者側の怠慢としか言えません。問題提議も込めて、抜粋しておきます。


≪以下のJR境線「鬼太郎列車」についての説明を読んで、問題に答えなさい。≫
≪JR境線に妖怪たちのイラストの描かれた鬼太郎列車が登場したのが、(  A  )年で、その後、鬼太郎に加え、(  B  ) 列車を順次投入。2007年(平成19年)2月にお目見えした「目玉おやじ列車」と合わせて(  C  )種類が運行している。≫
≪④空欄(A)~(C)に入る答えを、次の(ア)~(ケ)からそれぞれ選びなさい。≫
≪(ア)1993年(平成5年)・(イ)1999年(平成11年)・(ウ)2002年(平成14年)・(エ)ねずみ男・(オ)ねずみ男、ねこ娘・(カ)ねずみ男、ぬりかべ、砂かけ婆・(キ)3・(ク)4・(ケ)5≫

飲食店の混雑と、事前の案内

夏休みに入り、子ども連れのご家族が目立つようになってきた水木しげるロード。
うちの宿も8月の予約は、子ども連れのご家族が大半。昨年の同時期の予約状況と比べると、女性グループが激減し、一人旅の女性も微減。そして連泊が少ない。
7月上旬の大雨被害で、広島県内各地をはじめ岡山や鳥取、島根の山間部などで鉄道の運休が続いており、この夏は「西日本の青春18きっぷの旅」は不可能に近い。これがドミトリーの集客に影響を及ぼしているのではないだろうか。
子どもが多いため人数的には昨年とほぼ同数にはなっているが、10日までを比べると7割程度でしかない。個室の上積みは10日と14日、18日くらいしか期待できず、とにかくドミトリーが入らないと厳しい。
「鉄道網の早期復旧」を祈るしかない。


4日~19日の間の予約は、なぜか「女性ドミは偶数日」「個室は奇数日」に偏っている。
現時点で6日(月)以外は最低1人は入っているが、個室とドミの両方に入っているのは11日と12日だけで、偶数日の多くが「女性ドミだけ」(ちなみに昨日(2日)もそうだった)で、奇数日は「個室だけ」の日が複数ある。13日と15日は個室が満室なのにドミトリーがゼロで、間の14日はドミトリーのみで個室がゼロ。なぜだろう?
予約が入り始めた時は偏りはなかったのだが、変更やキャンセルがあって、不思議な現象に陥ってしまった。
ちなみに昨年もそうだったが、お盆期間中は「初ゲストハウス」が非常に多い。ファミリーはもちろん、女性ドミもその傾向が高いのは、うれしい。


とにかく水木しげるロードの観光客はファミリー層が多くなっており、その影響で、徒歩圏内の飲食店の混雑が顕著になり始めてきた。
特に境港駅前の回転寿司「大漁丸」は、ファミリー層で利用しやすいためか、夕方になると食材がなくて早仕舞いする日が多く、先週の土曜日と今週の火曜日は子ども連れのご家族が、昨日(2日)は一人旅の女性が18~19時の間に行ったが、すべて「受付終了」で入れきなかった。
土曜日と火曜日は、ほかに選択肢があり廻っていただけたが、木曜日は良心的な飲食店がことごとく定休日で、徒歩で行ける店が非常に少ない。しかも、昨日はお酒を飲まない人だったので居酒屋も好まれず、ワンランク劣るうえ値段が高めの店を紹介するしかなかった。


昨年も繁忙期は夕食処に恵まれなかった人がいてご不便をおかけしたので、今年はゴールデンウィークと夏休み期間は、ご予約成立後に「お勧めの飲食店の一覧」を送付し、予約を勧めている。
車で来られるご家族なら少し足を延ばせば多くの店があるが、徒歩圏内は飲食店が少なく、あっても評判が良くない店も数軒あるので、公共交通機関で来られている人に紹介できる店は限られてくる。チェックインが遅いと、なおさらだ。
せっかくなら良心的で味が良い店に行っていただきたいし、ご家族や女性客は「食」へのウエートが高い人も多いので、抜かりのない対応を心掛けていきたい。


ちなみにご家族や女性客は大半が外食だが、男性はスーパーやコンビニで食材を買ってくる人が多い。特に年齢が高くなるほど、その傾向がある。女性客は逆で、40代以上は「境港に泊まる目的」として「おいしい海鮮が食べたい」という気持ちが強く、スーパーで買って済ませるのは学生だけと言っていい。


うちの宿は、予約を受理したら、まず詳細案内を送る。特に宿泊予約サイトからの予約で、予約者が年配の男性の場合、ゲストハウスの様式が分かっていない予約も入るので(プラン間違いなども多い)、かなり丁寧に記している。ここでキャンセルになるケースが3割くらいはある。このやり取りが、信頼関係を築くうえで重要だと思っている。
その中で、案内を送ると非常に丁寧な返答をくださる人が一定数いて、飲食情報などだけでなく観光案内も含め、多い人だと実際に来られるまでに5〜6回は、何らかのやり取りが交わされる。
やり取りの頻度は一人旅の女性が高く、旅プランの事前相談が多い。30~50歳代の人は、メッセージ文の丁寧さが際立つ。ご家族は特に飲食店情報を喜ばれる感じで、予約の窓口が女性(母親)のほうが、さまざまな質問を寄せて来られる。


このやり取りの頻度が上がるほど信頼関係が強くなるので、すごく大切なこととして取り組んでおり、「宿泊代」の中に含まれるサービスの一環として、連絡を密にすることが代価の一つ、というよりも、比重が大きいものだと捉えている。


ご家族や女性客は、殆どが水木しげるロードを観光した後、「鳥取・倉吉方面」か「松江・出雲方面」の観光に向かわれる(女性は朝のフェリーで隠岐へ渡る人も2割くらいいる)。
特に女性客は「出雲大社」か「鳥取砂丘」へ行かれるが、「ほかの予定は決めていない」という人が多く、好みに合わせていくつかのプランを提供し、その中から選択される感じになる。


昨日(2日)ご宿泊いただいた大阪からの大学生も、水木しげるロードは午後に到着してその日のうちに散策済みで、翌日(3日)は「鳥取砂丘」へ行って、夕方のバスで帰ると決めているだけだった。そこで、間の案として「とっとり花回廊」「由良(相山剛昌ふるさと館など)」「倉吉(赤瓦・白壁土蔵群など)」の3つが候補に挙がり、時間と交通機関の兼ね合いで「由良」へ向かわれた。


ただ、これが土日だったら、無料シャトルバスの本数が増える「とっとり花回廊」にされたかもしれない。公共交通機関は平日と休日とで利用条件が大きく変わってくるので、提案できる案も変わってくる。
状況に合わせたプランニングこそ、「旅宿」としての「本質的な案内」だと思っているので、要望に応えながら、最善を尽くしていきたい。


うちの宿は、殆どの宿泊者が各々で食事や銭湯などに出掛けるので、ずっと「コミュニティスペース」に滞在する人は少なく、入れ替わり滞在する感じになりやすい。繁忙期でも、めったに大人数で交流する雰囲気にはならない。そして、事前連絡を密にしていることから、宿泊者と自分との会話は「水木しげるロードの楽しみ方」か「翌日以降の旅のプランニング」になることが多い。
逆に言えば、「プランニング」は宿泊における代価の一つと考えているので、ご宿泊いただく旅人さんには、事前でも当日でも「遠慮なく相談してくださること」を願っている。


「水木しげるロードの観光」については、うちで情報を仕入れてから散策したほうが「本質的な魅力」は絶対に発見できる。そんな町本来の「楽しみ方」を伝えることと、「公共交通機関を使った旅のプランニング」には、絶対の自信がある。


ご宿泊の間だけではなく、それぞれが旅を満喫して帰宅するまでの行程に対して、協力できることすべてに力を注いでいくつもりでいる。
それが、うちの宿の特性であり、目指すものの一つだ――。

お盆休みを前に・・・。(「指定校割引」始めます)

夏休みに入り、先週から「水木しげるロード」を訪れる観光客は、急激に子ども連れのご家族が増えてきました。
今年はアニメ放映の影響からか、5月ごろから「土日のファミリー層は増加」しており、一方でリニューアル前は「平日は減少傾向」が顕著でした。リニューアル完成後の観光客層は、完全に「ファミリーと外国人」が主です。


宿の予約を見ても、昨年は女性2人組が複数入り、連泊もあったのですが、今年は「1泊のファミリーが大半」。総予約人数は前年並みですが、女性ドミはやや減少。なので「個室は満室、女性ドミはゼロ」となっている日が複数あります(昨年もドミは1~2人の日が多く、完全満室は13日だけでしたが)。
また、前年と比べてお盆期間に集中しており、今週末~10日までは少なめ。この状態だと、日が近づいてから増えるのは期待できないので、直前予約は昨年より下がるかもしれません。特に4日の予約がゼロなのは気がかりです。


7月上旬の大雨による被害で、広島県内各地と岡山や島根の山間部エリアのJRに不通区間があるため「青春18きっぷ」の旅人が入らない感じ。公共交通機関の利用率が高い女子旅には、影響が甚大かもしれません。痛手だった伯備線の不通区間は明日、開通し「やくも」と「サンライズ出雲」が運行再開されるので、増えてくると良いのですが・・・。
ファミリーは大半が自家用車化レンタカーで、関東か九州北部が多め。繁忙期はその傾向がありますが、こちらも大雨被害の影響か、岡山・広島・四国からの予約は皆無に近いです。


また昨年、正直な感想として「思ったより学生が入らなかった」と思いました。
8~9月は2~3月と比べて、学生は半分程度しか入らなかったのは想定外。今春も、昨年より学生が大幅に減少。特に卒業旅行が少なかったのは残念でした。今の高校生や大学生が「鬼太郎のアニメ世代」でないのもありますが、「水木しげるロード」のまちづくりが若者受けしきれていないのもあると思います。このあたりは「純粋に楽しめるイベント」を復活・増加させるしかないと思っていますが・・・。


今までご利用いただいた学生の旅人さん、特に一人旅は男女とも皆「非常に真摯で、いい旅をしている」と感じる人ばかりですので、もっと増えていくことを願っています(学生に限らず、水木しげるロードを愛する旅人が増えることが、すべての願いですが!)。


最後に、先日から「隠岐島前高校生」のご利用が続いたので、感謝の意を込めて、お世話になっている同校と、宿名の由来に関連する「北海道大学」、ほか「よさこい」での繋がりが濃い「東北大学」「宮城学院女子大学」「関西大学」の現役学生については「指定校割引」を実施することにしました。
詳細は以下のとおりです。


※『指定校割引』(「隠岐島前高校」「北海道大学」「東北大学」「宮城学院女子大学」「関西大学」)
【女性専用ドミトリー】(1人でご利用の場合)
1泊2,200円〜2,500円(通常の《割引特典》でも同じくらいの金額になるので、比較して安い方を適用)。


【個室】
1人あたり2,500円(男女問わず。男女混合で2室利用の場合は1人2,800円。
(※いずれも暖房費は追加)


個室は、かなりお得になります!(^^)!
繁忙期は、男性のみや男女混合でのご利用はできない場合がありますが「女性グループ」は受け入れやすいので、ぜひご利用いただきたく思います。
また、ほかの大学などについても繋がりができれば随時、追加していきたいと考えております。
些細な“繋がり”を大切にしつつ、さまざまな形で恩恵を返していければ、と思いながら、新しいことを取り入れていきます(@^^)/~~~

またまた隠岐島前高生がご宿泊(+ファミリー)

台風に見舞われた週末。
三重県伊勢市付近に上陸して西へ進路を取るという摩訶不思議なコースをたどりましたが、幸いにも境港は大きな被害はなく、風は強いものの小雨程度。交通機関も隠岐フェリーが欠航になった以外は、特に障害はありませんでした。


昨夜は、母親と女児2人と叔母という組み合わせと、隠岐島前高校の3年生2人で、皆「初ゲストハウス」。
島前高校生は、2週間前(15日)にご宿泊された宮城出身の島留学生の紹介。2人も島留学生でした。
今夜(29日)からイベント参加やオープンキャンパスなどで東京へ行かれるそうで、「台風で29日のフェリーが欠航になると困る」と思案していたところ、先日来られた子が窓口になって連絡してくださり、泊まっていただくことができました。
しかも一人は、1月に泊まられた島前高校生(今春に卒業)と寮で同室だったとのこと。そんな繋がりもあって、うちの宿のことは知ってくださっていたようで、気軽にお過ごしいただくことができました。
2人とも大学進学を目指していて、宿内でも準備のため作文を書くなど、勉強に勤しんでいました。


その傍ら、夜も朝もファミリーの女児2人をトランプなどで遊んでくださったり、さらに子どもたちが寝られてからは“大人トーク”にも混じるなど、終始なごやかになりました。ファミリーのお母さんも、子どもたちの遊び相手をしてくださったことを大変に喜ばれ、水木しげるロードでお二人へのお土産を買われるほど。宿として、このような繋がり方を理想としていますので、すごく良かったと感じています。
ちなみに、ファミリーの子どもの相手をして楽しい雰囲気を築かれたのは15日に来られた子も同様でした。このあたりは「さすが女子高校生」と敬服です。

これで島前高校生の宿泊は延べ5人。
海士町の関係では、地域おこし協力隊や塾講師さんもご利用いただいており、輪が広がりつつあります。
こんな感じの繋がりを大切にしながら、温かみのある雰囲気を保っていければ幸いです。
ありがとうございました!

「旅モニ」に掲載したのは・・・。

先日ご紹介したとおり、今月18日より「旅行おためしサイト『旅モニ』」にて、一人旅の女性2名様(ドミトリー利用に限定)を募集。当選者は無料でご宿泊いただけます。
「ゲゲゲの港町」と題して、境港・水木しげるロードを紹介するとともに、6月末にご宿泊いただいたアンバサダーによる宿泊体験記を公開し、宿の詳細をご案内しております。


応募は「境港・水木しげるロードを最低半日以上、満喫していただく」というのが条件。一人旅でドミトリー利用者に限ります。締め切りは7月31日、宿泊できる期間は9月1日~10月31日です(3連休など一部除外日あり)。


通常「旅モニ」のモニター募集は2人組が多いようで、一人旅の募集はどの程度集まるのか、また、これによってどういった効果が出るかは分かりません。
ただ、自分としては、宿泊予約サイトを多用するよりも「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しんでいただくための、昭和末期の観光地の民宿のような空間」として、明確にコンセプトを伝えることができると思い、広告宣伝に費やしました。


はっきり言って、廃止した「ブッキングドットコム」のような予約サイトのほうが、直接的な集客には繋がると思います。
ただ、うちのような独特の空間だと「合う、合わない」がはっきり出てしまいますので「事前連絡が密にできず、どのような人が、どのような目的で来られるのか分からないこと」は、リスクを伴います(ブッキングドットコムは子ども料金の設定ができないので、個室の販売ができません。女性専用ドミトリーだけを販売すると「宿自体が女性専用」だと誤解を生むこともありますし「子どもの受け入れを積極的に行っていること」も伝えられません。コンセプトが伝えにくい宿のため、誤った予約が多いのも困ります)。
「子ども連れのご家族のご利用が多いこと」「水木しげるロード(および周辺)の観光以外の人に特化した空間づくりに徹していること」に重点を置いて鑑み、新たな宣伝方法を模索した結果です。


「水木しげるロードの“まちづくり”の“原点”を伝え、“本質的に”楽しんでいただくこと」には、絶対の自信があります。その点で独自性の高い空間づくりをし、固定観念に縛られないものにしたい、と考えています。
今回の募集により「境港・水木しげるロードを楽しむ“想い”」が強い2名にご宿泊いただくことで、少しずつ“輪”が広がっていくことを願っています。関心があれば、ぜひこの機会を逃さず、ご応募ください(抽選で外れた場合も、300円割引の特典があります)。