「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

ライトアップの試験点灯

水木しげるロード大リニューアル工事の“目玉”とも言える「夜間ライトアップ」。
先日から、影絵の試験点灯が行われています。まだ正式な配置ではないですが、だいたいこんな感じ。影絵は20基ほど描かれます。


樹木を照らす色は、現在、水木しげる記念館の前庭にある気と同じように、赤や紫、青などに変化していく仕掛けです。


おそらく5月中には部分的に点灯させると思われ、正式な完成式典は7月14日の予定。前後にはイベントもありそうです。
ぜひとも、夜のにぎわいが演出された「新生・水木しげるロード」を見に、泊まりでゆっくり遊びにお越しください(@^^)/~~~

妖しさ満点の「シダレエンジュ」

境港駅から「河童の泉」にかけての県道の歩道に、このたびのリニューアル工事で、ある“妖しい木”が植えられました。

この不思議な形状をした樹木は「シダレエンジュ」(枝垂槐)と言い、マメ科クララ属の落葉高木だそうです。


既に、昨年までに「河童の泉」の脇に2本植えられており、かなり枝が広がりました。
特に「妖怪くぐり」の側にある1本は美しく成長し、葉が付く時期は、ふんわりと広がって日差しを遮ります。そのため、涼める場所として現在、中にベンチが置かれています(1本のみ)。

「リニューアルかわら版」の写真に掲載されているのですが、中に“妖怪さん”を座らせる演出もありました。日々、鬼太郎やねずみ男が隠れて座っていたら、面白いと思います。


難点は、葉が落ちると掃除が大変なこと。風が強い日が多い境港において、細い枝が揺れる風情は魅力的ですが、管理面では一苦労ありそうです。


どのように葉が広がるかは未知数ではありますが、涼しさと妖しさを兼ね備えた、新たな見どころとして期待しましょう!(^^)!

はまるーぷバスもリニューアル

境港市内を循環する「はまるーぷバス」。
メインコースと生活コースがあり、それぞれ左・右周りのルートで概ね1時間ほどで市内を一周し、1~1時間半ごとに運行されています。
両コースとも病院や施設などを巡るため、あまり観光用には適していませんが「台場公園・水産物直売センター」や「夢みなとタワー」が度へ行かれる人には便利。また、列車より時間はかかるが値段は安いため「米子空港」へのアクセスとしても利用されています(境港駅―米子空港は、JRで約15分、バスで約35分。JRは190円、バスは100円)。


そんな「はまるーぷバス」にも“妖怪たち”が描かれているのですが、今回(たぶん4月2日から)新たに「サラリーマン山田」がいっぱい描かれた「新デザイン」が運行されています。


つまり、4コースそれぞれ違ったデザインで走ることとなりました。


境港にゆっくり滞在すれば、工夫次第で、このバスを使った楽しみ方もできます。当宿では公共交通機関を使った旅のプランニングに尽力しておりますので、ぜひご相談いただければと願っております。


この機会に、ほかの車両の写真も撮ってみたので、ご覧ください(@^^)/~~~

水木しげるロードの桜

4月は「桜」の季節。
境港駅前と大正川付近には桜の木があり、週末は見ごろでした。
「鬼太郎列車」を入れて撮影した境港駅前の様子と、「ねずみ男」「水木しげる夫妻」「鬼太郎」「小豆洗い」などと一緒に映した大正川付近の、今日4月3日現在の様子です。

「ねずみ男」と「桜」が、妙に似合うと思うのは、私だけでしょうか・・・(#^.^#)

「母親と小学生×2組での旅」×2泊!

3月31日と昨日4月1日は、大分県から来られた「母親と小学2年生×2組4人旅」に連泊していただきました。
大分から車を運転して来られ、31日は早朝に出発して鳥取砂丘へ向かってから、境港に戻られてご宿泊。さすがにお疲れの様子で、夕食後は早めに休まれました。
とは言え、到着早々から子どもたちはコミュニティスペースを“探索”(#^.^#)し、妖怪のカードゲームで遊ぶなど、すぐに寛いで過ごしていただきました。

600キロ近い距離を母親2人で車を運転して来られたので、旅慣れているかと思いきや、ゲストハウスの利用は初めてとのこと。予約の時点から小まめに連絡を取っていましたし、ホームページの写真などを見て質問もくださっていたので“宿の特性”を生かして楽しんでいただくことができたと思います。


翌1日は、お母さんの要望で朝から美保関へ向かわれ、美保神社や灯台を見学された後、宿へ戻って昼食。
両日とも夜は外食されましたが、昼ご飯は持参した米を炊いておにぎりを作り、おかずも調理してコミュニティスペースで一緒にいただきました。

夕食ではなく「昼食」を宿で作る、というのは珍しいケースでしたが(前例が2回あり)、外食するばかりではなく、「水木しげるロードを楽しむための計画を練りながら“拠点”として過ごしていただくこと」ができました。さらには夜にかけて、チェックアウト後の松江や出雲への計画も立てるなど「旅そのものを楽しむ」プランニングにもつながって、良かったと思っています。


こういった、素朴な民宿っぽく対応するのが、うちの宿の特性です。
6畳のコミュニティスペースは、子どもも大人も純粋に楽しめる“小ネタ”を散りばめており、「子ども連れのご家族と旅人さん」が混在して過ごす雰囲気を大切にしています。所謂“大人同士の交流”が主体のゲストハウスとは違いますが、「水木しげるロードらしい宿」として拘っています。


昼食後まったりする子どもたちを掻き立て、14時ごろから水木しげるロードの散策に出られましたが、夢中で楽しんだそうで時間があっという間に過ぎ、18時ごろまで目いっぱい満喫。一般の旅人さんは「記念館も含めて2~4時間ほど」が多いですが、「全く回り切れなかった」と言ってくださるほどで、時間がなくて記念館へも行けなかったのは、むしろお母さんが残念がっていました。
子どもたちは「妖怪ショップゲゲゲ」での手作り体験にも臨み、今朝、自分たちで仕上げて、記念すべき「オリジナル一反木綿」をつくり上げ、大きな“想い出”とともに持ち帰られました。

今朝は、少し名残惜しい感じでのご出発となりましたが、最後に松江城や出雲大社もしっかり堪能して、帰途に着かれていることでしょう。ほかに行きたい場所もあったものの、結局は欲張りすぎず(子どもたちを連れていたのもあるでしょうが)、じっくり過ごされました。


うちは「旅人以外」のご利用が非常に少ないため「連泊」は1割に満たないくらいですが、3月上旬にも連泊して「縁結びパーフェクトチケット」を使って楽しまれた旅人さんもおり、工夫次第で境港を“拠点に据える旅”はできます。今回まさに、遠路はるばる来ていただいた中で「境港」を拠点にしてくださったことに感謝しています。


「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」。
うちは、それだけの施設でしかありません。
おしゃれさも、美しさもありませんし、設備面でも不備があります。それでも旅と町の「楽しさ」を追求し、特にゲストハウス初心者や子ども連れのご家族が、自由に、気楽に寛げる空間づくりは、ほかの宿に負けないつもりで運営しています。そこに目をとどめてくださったことを、うれしく思います。


またいつか、少し成長した子どもたちの姿を見せに来てくださる日が楽しみです!