1泊2日で境港を満喫プラン!②
<3>駅側から順に主な見どころを紹介すると、まず駅から200mほどの場所に「河童の泉」がある。目玉おやじを模った電球がユーモアで、夜はライトアップが美しい。
信号を渡り、そのまま北側の歩道を真っすぐ歩くと「妖怪神社」がある。2000年1月1日に誕生。鳥居をよく見ると一反木綿の姿をしている。鬼太郎の主要キャラクターが運んでくる「からくり妖怪おみくじ」や、水が出ている間は目玉が回転する「目玉おやじの清め水」が人気だ。
近年は商売っ気のみの新しい店も増えているが、もともとは昔ながらの商店街なので、古くからある店では、のんびり寛ぐことができる。「妖怪神社」隣の「妖怪ショップゲゲゲ」では手づくりのオリジナルグッズを作っており、無料で製作体験ができる。
さらに進むと信号があり、大正川を渡る小さな橋の上に、ねずみ男のブロンズ像が寝そべっている。人気の記念撮影スポットの一つだ。大正川沿いは桜の木が並び、春はねずみ男が桜を見上げている感じになる。今年度からライトアップが計画されている。
信号を渡ってすぐの「神戸ベーカリー」は、鬼太郎のキャラクターをデザインしたパンがかわいい。「戸田商店」「辰巳屋商店」などは昔ながらの風情を醸し出している。洋食のレストラン「和(なごみ)」はオムライスやパスタがおいしい。「もののけ本舗」にはカニの被り物やオリジナルの顔出しパネルなどがある。北側は現在、やや歩道が狭く、ブロンズ像は小さなものが多い。
アーケードに入るとすぐ左に入る脇道があり、奥に「妖怪楽園」がある。射的やスマートボールなどの遊びが楽しめ、大きながしゃどくろなど撮影スポットも多い。かわいらしい絵柄の「ラテ・アート」や「おでん缶」などオリジナルのお土産品もある。
アーケードに戻ってすぐ先の左手が「水木しげる記念館」。水木先生の功績を紹介した年表や水木作品のキャラクター紹介、撮影用のトリックアート、日本の妖怪の紹介、水木語録、そして漫画本や著作物が読めるコーナーなどがある。体験型のものはほとんどないが、年表や語録を読むだけでもじっくり1時間は堪能したい。漫画を読みふけるなら半日以上は必要だ。また、夜はライトアップされ、前庭の木に色が入り、地面には影絵が映る。
記念館を後にして、今度は南側の歩道を戻ろう。こちらは北側より歩道が広めで、歩きやすい。等身大のねずみ男、鬼太郎、目玉おやじのブロンズ層がある。
鳥取銀行のキャッシュコーナーは“妖怪屋敷風”で、「砂かけ屋」は怪しげなライトアップが見もの。お店は「鬼太郎の里わたなべ」はTシャツが豊富。「目玉おやじまんじゅう」は、ナシやスイカ、ブルーベリーなど鳥取産の果物や野菜を使った餡が特徴。「妖菓堂」はバームクーヘンとラスクが主で、比較的新しい店ではあるが良心的なほうだ。海鮮を堪能したいなら、少しわき道に入ったところにある「和泉」がいい。
大正川まで戻ると、鬼太郎のブロンズ像があり、道を挟んでねずみ男と向き合う感じになっている。その先にある“食パンサイズ”のぬりかべもかわいい。
そして運が良ければ、鬼太郎やねずみ男、ねこ娘や砂かけ婆、死神、サラリーマン山田などに会えるかもしれない!
1~2時間程度では、水木しげるロードの魅力を感じ取ることはできない。ざっと紹介したが、水木しげるロードだけで半日以上は楽しめる。夜も境港の魚とライトアップを堪能してほしい。
(ブロンズ像の配置はリニューアル工事前の情報で、2018年以降は変更されています)
(③に続く)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。