「旅の宿家」鳥取境港❝縁❞ ブログ(^^♪

とにかく「旅」が好きな自由人。
「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ」に拘った「旅の宿家」(ゲストハウス様式)を、2016年8月26日にオープンしました。
https://guesthouse-en.jimdo.com/
女性客とファミリー主体の”遊び心”いっぱいの寛ぎの空間です!
米子や大山、松江、美保関、隠岐などへの起点としても生かせる「妖怪と魚の町」を楽しんでください!

「ゲゲゲの鬼太郎」第6期アニメ、4月から放送開始!

「情報解禁」になりましたので、公表いたします!(^^)!(噂はとっくに流れてました)


今年4月、「ゲゲゲの鬼太郎」第6期アニメが始まります。
第1回目の放送は、4月1日(日)午前9時。フジテレビ系列です。



約9年ぶりの鬼太郎アニメ。注目は、やはり初期の「鬼太郎」の声を務めた野沢雅子さんが、「目玉おやじ」の声優として参加されることでしょう。
野沢さんのイメージは、やはり「鬼太郎」かドラゴンボールの「悟空」。全くイメージがわかないのですが、どうなるでしょうか・・・?
あと、「ねこ娘」がどんどん“進化”していく・・・。さらには中学生女子の新キャラも登場するようで、どんなストーリーが展開するのかも注目です。


正直なところ、子どものころに2期のアニメは概ね見ましたが、3~5期は時期的にもあまり見ていません。深夜枠の「墓場鬼太郎」や実写版の映画などは好きでした。
アニメは新しくなるほど、イメージの変化についていけていないというかギャップがあるというか・・・。
ある程度の“怪しさ”や“怖さ”が、復活してくれるといいな、と願って、なるべく見ていこうと思っています(@^^)/~~~

あらためて・・・3月までの主なイベント

先週は大雪に見舞われましたが、今週は穏やかで気温が高め。ただ、来週半ばごろには強烈な寒気が入りそうで、また雪の予報が続いています。そういう時に限って、2人組やファミリーの予約が入っていますが・・・、昨年もこのパターンでご家族のキャンセルがあったので危惧しています。


このように天候が安定しない今の時期は、観光客が一年で最も少ない時期ですが、3月までいろいろな催しがあります。大規模なものは3月の「生誕祭」と「大漁祭」になりますが、ほかのイベントにも注目。それぞれの“お好み”に合わせて「今だけ」の水木しげるロードを楽しみに来ていただければと願っています!


まずは今週末20日(土)、「5代目・鬼太郎列車」の第一弾お披露目が近づいてきました!

まずは「こなきじじい号」「すなかけばばあ号」がリニューアル。米子駅でセレモニーが行われます。


一番列車は、境港駅に11時20分ごろ到着しますので、お見逃しなく!


翌日21日(日)は、恒例の「第15回 カニ感謝祭」。

今年はリニューアル工事の関係で、パレードは水木しげる記念館からではなく、境港駅前から。


妖怪神社にカニを奉納し、パレード参加者にカニが“丸ごと”振る舞われます。いつもカニ欲しさに“地元民”が殺到しますが、少しでも多く観光客にいきわたってほしいと願っていますので、ぜひこの機会に遊びにお越しください。


1月末までは毎日、世界妖怪会議の会場と大正町、西本町のライトアップが彩っています。好評のため、期間延長も計画されているようで、観光客の要望があれば3月の生誕祭ごろまで延びる可能性もあります。期待しましょう!


2月には、10日(土)に「夢みなとタワー」で「タワーde恋活 謎解きゲーム ゆめ恋」という、いわゆる「婚活イベント」があります。締め切りは1月28日(日)。

ちなみに昨年、テレビ番組の企画による婚活イベント「自衛隊の花嫁」が自衛隊美保基地で行われ、同所では以降も何度か実施されているようです(うちに一人、参加者が泊まりました)。


2月18日(日)は「第7回 境港さかなの達人検定」があります。

昨年の受験者は32人。かなり小規模なご当地検定ですが、魚好きな人は挑戦してみてはいかがでしょうか? 締め切りは2月9日(金)。


そして3月3日(土)は「生誕96年 水木しげる生誕祭」!

今年はパレードが行われないため、仮装は盛り上がらないかも…、と思いましたが、事前申し込みは既に締め切られています(余分に招待券を申し込んでいる人もいるでしょうし、マニアックなファン層の集会場にもなりそうです)。


同日の関連イベントとして、境港駅前で「鬼太郎列車リニューアル」第2弾お披露目として「鬼太郎号」「ねこ娘号」が公開され、食の屋台も並ぶ予定です。


おそらく当日の入場もできますので、ぜひこの機会に遊びに来てください!


続く3月4日(日)は「第3回 境港カニ会マラソン大会」が、3月17日(土)と18日(日)には「第4回 境港おさかなロード大漁祭」が開催されます。特に「大漁祭」は、境港および周辺地域の「Sea級グルメ」の屋台が並び、毎年、大盛況になりますので、こちらもぜひご注目ください!


ほかに催し物の情報が入りましたら、随時、公開していきます(@^^)/~~~

2000枚の写真。

うちの宿には、自分が旅先で撮影した写真が約2000枚、貼ってあります。
外壁は境港の風景を中心に約300枚、屋内はコミュニティスペースの襖に約400枚、女性専用ドミトリーに約300枚、女子トイレに約150枚、廊下に約500枚、2階の個室の外側に約300枚。あと受付カウンターの横などに50枚ほど。
概ね「地域別」に分けており、コミュニティスペースは鳥取・島根を中心に中国地方全般など、女性専用ドミトリーはすべて北海道、女子トイレは中国地方と東北、廊下は東北・北陸・四国・九州で、2階は関東や東海など。あと“被り物”の写真などが各所に少しずつあります。

宿のコンセプトとして「『旅そのもの』と境港・水木しげるロードを楽しむ」を重点にした「コミュニティ」を大切にしており「観光地の民宿やユースホステル」のような方向性を採っています。
そこで、写真を使って「旅宿らしさ」を表現。当然ですが、ホームページの写真も含めて、すべて「自分自身で撮影したもの」です。
元職からある程度は構図や色調に拘って撮ってきたものの、所詮は素人写真で、単なる記録程度のものもありますが、「量」は「大きな特性」と言えると自負しています。


この写真と膨大な量の観光パンフレット類によって、自分が「ある程度の旅を重ねてきたこと」が伝わりますし、ご宿泊いただいた旅人さんが、ご自身の住んでいる地域や出身地、あるいは「これから旅したい場所」「旅で感動した場所」などの写真が貼られていることに感銘を受けて話が弾むことも多々あり「コミュニティ」のツールの一つとして生かせていると思っています。
ちなみに実は、外壁や襖が傷んでいるのを隠す役割もあったのですが「どうせなら徹底しよう」と、使える場所に片っ端から貼りました。その結果、「芸術的」な要素も醸し出しています。


裏話として、両面テープは20巻以上(1巻10mなので200m以上)を使い、外壁の分は透明袋に入れましたので、手間も費用もそれなりにかかっています(なのに思った以上に日焼けし、色褪せてしまいました(-_-メ))。
旅先で撮った写真は、もともとプリントしてあるものだけで優に1万枚以上を所持していて、境港に再移住する際に半分ほど処分。貼られていないものが3千枚ほど残っていますが、もう場所がありません。外壁分は色褪せてきたので貼り替えたいですが、剥がすのが大変なので悩んでいます。


旅先で撮った写真と集めた資料は、うちの宿の「コミュニティ」に欠かせない存在。
得意のプランニングに生かしつつ、観賞して楽しんでいただけると、うれしいです。

観光客気分で遊んだ4日間(大雪まとめ)

1月10日から13日まで4日間降り続いた雪が、ようやくやみました。
11日~12日午前中が最も酷かった感じで、積雪は最大時で25~30センチくらいに達しました。
13日の午後以降は日差しが出る時間帯も多く、幹線道路の雪は殆どなくなり、思いのほか溶けるのが早いです。


温暖な三重県で育ちながら、寒さには強いです(というか夏の暑さが苦手)
故郷は滅多に雪が降らないので、これだけ降るとテンションが上がり、4日間で20回くらいは水木しげるロードを往復しました(普段でも3日に2往復くらいはしますが)。普段と違う様相を楽しみつつ、各店に立ち寄って井戸端会議。夢中になって写真を撮っているうちに、いつの間にか19時を過ぎていた日もありました。今回の雪の様子だけで、写真は1千枚近いです。


私は「毎日、水木しげるロードを楽しみたいから」移り住んでいるので、いつも観光客の気分で歩いています。“被り物”や「成りきり鬼太郎さん」で遊んでいる時も、基本的には「自分が観光を楽しみながら」という感じ。催し物や、こういった普段は見られない光景になったときは、より「観光客気分」が高まります。
結局、4日間「雪の水木しげるロードを存分に観光できること」がうれしくて、完全に堪能していました。
そんな過ごし方ができるのが、水木しげるロードの魅力だとも思います。


雪の様子は、FacebookとNoteでアルバムにまとめていますので、よろしければご覧ください。




今回、米子や松江は境港の半分も降っておらず、鳥取市内も少なかったようです。
大雪になる前の8日は雨、9日は曇り空でしたが風が非常に強くなり、夕方から少し雪が降り始めました。
隠岐フェリーは9日が強風のため欠航し、10日の午前便は運行されたものの、午後から12日の午前便まで再び欠航になりました。
米子空港便は10~11日に一部が欠航、JRは殆ど影響が出ませんでした。


1年で最も観光客が少なくなる時期ではありますが、大雪の間は「歩いている人の9割が韓国・中国人」。今日も日曜日なのに、子ども連れのご家族の姿が殆ど見られませんでした。


明日15日以降は、少し気温が上がりそうですが、まだまだ長い冬は続きますので、油断できません。
不測の事態も起こりえますが、気を引き締めて、注意して過ごしていきます。


なお余談ですが、冬になると毎年、北海道を訪ねて早朝から夜まで遊び廻っていますが、今年も3泊4日で訪ねます!

「島留学生」が約半数を占める隠岐島前高校

境港から船で60キロ超の場所にある隠岐諸島。
「島前」「島後」から成り、「摩天崖」や「赤壁」などの景勝地が見どころで、全体が国立公園に指定されるほど自然豊か。後鳥羽上皇や後醍醐天皇が配流された地としても知られている。まちづくりにも活発で、若者の移住も盛んだ。


夏は、境港に宿泊して翌朝のフェリーで向かう人も多く、前後の日に境港に泊まる“中抜け”もいた。うちの宿は「境港・水木しげるロードの『観光』を楽しむ」に重点を置いてはいるが、「境港を拠点に旅する」として、隠岐と併せて楽しむ人が増えてくだされば、と願っている(女性の一人旅は、隠岐や美保関が目的でも、少しは水木しげるロードを散策される人が大半なので)。


そんな隠岐諸島の海士町に「隠岐島前高校」がある。
同校は全国から「島留学」を受け入れており、多士済々な魅力を併せ持つ生徒が集まっている。独自性の高いカリキュラムで、濃い生活を過ごせるのが魅力だ。


境港で島前高校の生徒さんとお会いする機会は多く、“被り物”や体験イベントで“遊んで”くださっている。親しくなっている生徒さんもいて、うちの宿の象徴「折り紙目玉おやじ」の所持率が高い(#^.^#)


ご宿泊いただいた生徒さんも男女1人ずつおり、ともに「都会」から離れて「島生活」を選んでいる。
高校進学の時点で、家族や身近な友達と離れた寮生活を決意をし、明確な意思を抱いて進学先を決めているだけに“想い”が強く、あどけなさが残る中に“芯”がしっかりしているのを感じて、中身の濃い話ができ、自分も学ばされることがあった。


大学生なども含め、目的意識が明確な若者の“純粋”で“熱い”言葉を聞くことができるのはうれしい。


うちの宿は、学生に関しては男女とも非常に真面目で健全なタイプばかりご利用いただいている。よく「今どきの若い者は・・・」と世代間ギャップを覚えたり羽目を外す事例があるが、うちでは今のところ一切ない。
高校生のご宿泊は非常に少なく(家族旅は幼児~小学生が主)、まだ男女2人ずつの計4人(うち2人が島前高校なのだ!)。大学生も自分が想定していたほど入っておらず、高校生・大学生の合計は全体の13%ほど。また、大学生は男女とも2人組が多いので、一人旅がもっと増えてほしいと願っている。


隠岐島前高校の話に戻るが、「島留学」を取り上げたホームページに「島前高生が考える3つの推しポイント!」として、次の項目が挙げられている。
【1. 望めば活躍できる場がある! 新しい役割にも挑戦できる!】
【2. 全国から生徒が! 他地域の高校生との交流の機会もたくさん!】
【3. 地域の大人も巻き込んで、一緒につくっていく雰囲気がある!】


特に【2】は島前高校の大きな特徴。
全校生の約半数、90人ほどが「島留学生」で、全国から多彩な生徒が集まり、各学年が混ざった部屋で寮生活を送る。うちに泊まってくださったのは東京と兵庫のご出身。北海道や宮城、熊本からの生徒もいる。年々、入試倍率が高くなっており、先日ご宿泊いただいた現・3年生の話では「3倍近い競争率だった」と話してくださった。
また、島内と島外の生徒が入る交るだけでなく、ほかの地域の高校生との交流も盛んで、海外研修もあり、人の繋がり方が広範囲にわたる。「生徒たちで備品管理や畑の管理など意見を出し合って、一緒につくっていく雰囲気や土台があり、学年に関係なく意見を言い合える先輩との関係性がある」とも記されており、自主性も重んじられているようだ。
さらに【3】として、地域の催事への参加や交流会の開催、寮にゲストを招いて対話の場を設けるなど、教職員や地域住民と協力し合えることも多い。【1】としては「地域課題解決型授業でのチーム活動」「文化祭での学年を超えての活動」などが挙げられている。


そのため、学校生活だけでなく「隠岐」の土壌にほれ込む生徒もいて、高校卒業後は進学や就職でいったんは大半が隠岐から出るものの、また舞い戻るIターン就職も多い。


ちなみに島後にあるゲストハウス「燻家(くすぶるハウス)」と親交があるが、こちらのオーナーも神奈川からのIターン。第一次産業に関心が深く、移住を決めたそうだ。


フェリーで2時間以上、高速船でも1時間以上かかる隠岐諸島。
冬季は高速船が2か月ほど運休し、時化が多いためフェリーも頻繁に欠航する。下手をすると3~4日、動けない。しかも流通が不便なため、買い物するにも手に入りづらいものが多く、値段も高い。


それでも、若者が集う活気がある島。
不便さを補うだけの、勝る魅力があるからだ。


その一端を担っている島前高校、これからも生徒さんたちと会う機会は何度も訪れるだろうから、魅力ある若者たちと多くの言葉を交わしていきたい。そして「境港と隠岐との繋がり」として、泊まるだけに限らず何らかの形で生徒たちに宿を活用していただければ、と願っている――。